暴力的なラフランス
狂ってごらんなさい
もともと腐った友達と
一センチの三枚刃
氷砕いて乳首の前でひるんだ夕べ
焦げつく匂いが屋敷の合図
ジュマペール黒のJ
歌っていたら泡吹いて倒 ....
気がつけば部屋中掌だらけだった。私は小さ
なため息をつきながら場所を空けて座り、滞
っている作業を始めることにした。
遅ればせながら私も掌を買いかえることにし
たのだ。確かに飽きてきたとい ....
おいでブレーキ
お掃除コントなんかしてないで
話し始めたクラッチのこと
予想外で湯河原の代議士にタッチ
動揺して路地裏のキシリトールに
あやとり教えてごまかしてたんよ
私はまだ大統領や ....
一人では 歩けない
二人でも 歩けない
ああ、だけど
会いたかったよ、新宿
十代で家を出て
キャバ嬢とかやりたかった
紅茶の湯気ふわふわ
「通貨が統一になるんですって」と
パン ....
父ちゃん泣いた 母ちゃん泣いた
じいちゃん泣いた ばあちゃん泣いた
じいちゃん泣いた ばあちゃん泣いた
お前が泣くから みんなで泣いた
みんなの涙は海になる
どんどん溢れて肩まで来たら
....
バケツに頭を突っ込んで、水の中の微生物
を見ていた。はがれそうなコンタクト。ギリ
ギリのところで私は目を閉じる。
あれ?今、確かにイカダモが!
ザバアッ!
顔を上げた勢いで、バケツ ....
来た!!
気づいたら、もう息が荒く詰まりそうな感じだった。幸運にもちょうどキリの良いところまで読み終えたので、ある詩集を閉じ、お気に入りのパスタ屋さんを出た。
以前お話したかもしれません。そうで ....
胸の小さな鉄板を
裏返しにして
お互いにハンダ付けした
ここはホホエミランドリィ
ミンクのファー投げ込んだ
信号が青になる方へ歩けば
たどり着く場所
30分前、鎮痛剤ぶち込ん ....
早朝、大阪へ帰る友達を見送った後
まだ静かな町のドトール
似合わない主婦が一人
普通にゴンチチとかせつなくて
カフェラテも苦い
友達の後姿、自分と重なって
今年の夏さようなら
確信ゆ ....
何度時計をなくしただろう
その度、親や恋人に申しわけなくて
三時間部屋の隅で膝を抱えた
それでも時計は与えられる
ベルトを見て身が凍ったのを隠し
頭を下げて受け取る
ベルトを締める ....
球体に千秋楽が訪れ
大銀杏までは届かない髪が
従順に上り天辺で見渡す
明朝体のまま終われないのに僕ら
いつまで岩を洗うのだろう
蒼き狼が置き忘れたかばんを匂う
はなすべりてのひら
....
どんなに年をごまかしても美空ひばり世代ではありません(爆)!
めったに泣かない父ちゃんがポロリとしてたそうだ。すごいんだろう、きっと。
ビートルズ世代以外のアメリカ人の気分?(ちょっと違)
....
なぜ、レビューを書くのに緊張しすぎるのだ?
変に力が入りすぎる自分をなだめつつ、ついに行われました:
新宿スポークンワーズスラム(SSWS)、グランドチャンピオントーナメント。
「何〜?18 ....
冷凍庫でカチンカチンに凍らせておいた契約書3枚、両手で握りつぶす。
パリンパリンと気持ちのいい音が薄暗い部屋に響いた。
「ふふふ」
ipodを準備して、チラシを見ながら新しい消費者金融に電話をか ....
久しぶりに読書に対するエッセイを書きます。
むー、調子悪いからサボリがちですが、ちょっと前にですねえ、「立原道造」さんの詩集を読んだんですよ。
最初「キャー好きー!」ってミーハーになってました ....
アホの振る舞いは
小さい頃に母に叩き込まれたから
自然と所作として表れる
でもバイパスを渡るときは
高校球児のようにお守り握って
全てを忘れて決死の勝負
渡りきって汗をぬぐい安堵感いっ ....
庭先にバイクの部品
雨に遊ばれて
貝が話す声を聴く
雲はただ
自在さに気づかず
恵む心が溢れて
太陽を説く
転がる部品が
小さな光を生むことをやめ
ただ風が吹けばいいと
雫 ....
主旋律はもう
ピアノを離れた
(羽をインクにつけたとき
諦念が私に絡みつく)
幼き日々よ
最終楽章に向かうのか
草原を駆ける二人の影は
五線譜の上を踊る
アマデウスの傍
....
「京都へお嫁に行ったら苦労するよ」
関西にいたら一度は聞く
でも君を見ているときは
そんな言葉はどこかへ飛んでた
カマカマカマカマ カマ カメレオン…
私はアホみたい方向オンチやから ....
ふわりふわりふわたり雨よ
ゆりちゃん、さわってごらん
うわぁ、ほんとにやわらかい雨
めったに見れないけしきだよ
むこうになにがみえるかな
お店がいっぱいみえてます
なのにとってもかろや ....
私、カンガルーの赤ちゃん
ポケットから顔出して
冒険して 想像して
怖くなって引っ込む
ぬくぬくで安心で
うれしくて一回転
ドッタンバッタンしてから
上向いて
イタズラな顔をひ ....
今回は読む話ではありません。申し訳ない。
最近、調子が悪い。活字が読めない。。。自分の中の課題図書に手を付けれない状態です。
現代詩フォーラムのお気に入りも「new!」だらけ。精神的なものだから、 ....
学校で習う言葉が専門性を増すごとに印象深くなるのは、マニアックな人間だけだろうか。
小学、中学、高校・・・と、だんだん馴染みのない言葉が増えてきます。また、それに比例するかのように先生の個性が強くな ....
ロゼッタ
ごめんよ、約束を破る
こんなに風が強い日は
恵まれた二人のセレモニー
出会う前から恋になる
噂に胸をときめかせていた
気の遠くなるよな
熱に煽られ
初めて出会 ....
センスのいい人のタイトルとか見てると感心しちゃって、「自分にはセンスないからなぁ〜」って思いがち。でも、タイトルってセンスだけじゃない。知識、知識。普段から、色々なことに興味を持って知っていくことが ....
私の「木葉 揺(このは ゆり)」ってペンネームです。本名は平仮名で「ゆり」です。
「ひらがなでいいじゃん!」と声が聞こえてきそう(笑)いや、これ私のこだわりなんですよ。
多くの人の逆の発想。。。皆 ....
あなたが後ろを向くと
私の胸から
レモンスカッシュが吹き出した
瞬く間に水の幕をつくり
私の前を一面覆う
そっと指で触れてみる
波紋は広がる
ほんの少し振り返った
あなたの ....
ひらひらと迷い込む木の葉
切り株で一休み
「こんにちわー!」なんて何も知らず
暖かい微笑みで
「十分休んでおいき」と言った
切り株の声、コントラバス
奏でる物語に聞き惚れて
切り ....
鳴り響くパソドブレ
小さな扉が開いたら
まっすぐに駆けてゆくから
今、一番の死をちょうだい
マタドールとまた踊る
紅い波が憎らしく
私は私の方法で
あなたをもっと振り回してやる
....
どうしても空を飛びたいらしいので
象が踏んでも割れない筆箱をあげると
「二郎さーん!」と言って地面に投げつけた
私は冷や汗をかきながら
「確かに弟ができたら二郎と名付けるつもりでした」
....
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