わかれるひが
いつやってくるかも
わからず
じゃあ
なにがわかってるのか
たったいま
いきをしていることくらいかな
たしかなものは
なにもなくて
だから と かでも とか
接続詞は ....
 しわがれた老人の声が低く響き、それに続いて男と女の声が虚ろに空間の中に広がる。冷たく、そして何もなく、暗闇に包まれた空間。そこに起こる物音はすべて柔らかな海綿に沁み入るように、だんだんとその質量を失 .... 小学校の教科書だったろうか
あの坂をのぼれば
海が見える
あの坂をのぼれば
海が見える
と繰り返す文章が
40年近く経った今も
あのときの少年たちの声とともに
ここに聞こえている
あ ....
すきとおってこころにふれる
すういきがころがってはくいき
あなたのこころにながれこむと
くうかんがはずむようにのび
ぐうんとまさつ感じ
こんにゃくゼリーのような愛の流れが
がわたしの胸にと ....
ひさしぶりに友人たちにあった
みなくちぐちに大きくなったね
太ったねといやなことを言う
怪訝な顔されて
なんでそんなことを言われなければならないのだろう
友だちなんだとばかり思っていたけれど ....
シャワーをあび
あせとともにくさいのながれてく
あたまからだ
うえからしたにながれて
くもりかがみをぬらしてひげそり
きれいな下着きれいなじゅばん
着物にうでをとおして帯しめ
もうくさく ....
納得はしてるけど覚悟はできていない
あなたはそんな言葉をのこして彼岸へと旅立った
わかるということと生きるということの違い
知っていることと身にまでなっていることの違い
今は受け止めれるけどい ....
人生生きてたら
楽しいこもあるでしょ

笑顔できかれて
ことばが出てこなかった
つくりわらいは
苦虫つぶしたような顔にしかならなくて

そのときああって思ったんだ

いつからなん ....
たくさんのことを学んだり、難しいことを理解することは何のために必要なのか。高い能力や豊富な知識はこの世に何のために存在するのか。その理由は、はっきりしている。
それは、1人の百歩のために存在するので ....
もうずっと大丈夫だよ
生きてけるよ
何の心配もいらなくて
ずっとずっと安心いっぱいで
生きていけるんだよって
そんなことを求め続けて
鬼さんこちらと
手拍子の鳴る方へ
西へ東へ
のた ....
カラダを重ねあうことで
きみの悲しみが深くなるのなら
消えてしまおう
と深夜くるま走らせた夜
きっと互いが会いたい
という気持ちを
持ち続けれないのならこの恋は終わりね
 ....
宙に浮かぶゼラチンでできた風船の中で
身体を大の字にして踏ん張っているボクがいる
人から見れば自由に空を飛んでいる
でも風だけが知っている行き先
降りてみたい土地が視界に入って ....
いつでも
どこでも
どんなことに出くわしてしまった時も

わたしは大丈夫じゃないままに
受け止めてくれている大地がそこにある。

たおれてしまっても大丈夫なんだよ。
すぐにたちあがれな ....
器から水がこぼれてしまった時に
こぼれて広がった海を生きん。
そもそもふたの無い器である。
境界線を超えて広がる世界
生かさず殺さず帝国がやってきた〜
見猿聞か猿言わ猿共和国とも名づけよう
戦うにはパンがいる
腹が空いては戦はできぬ
んだども
はたらけど はたらけど猶わが生活楽にならざり
深夜徘徊流通トラ ....
詩をかきはじめたぼくが
言葉を失ってしまうようなできごとがあって
その次にはもっと言葉を喪失してしまうようなことが起きてしまって
ポエジーはどこかへ行ってしまったのに
それでもぼくの詩を読み続 ....
いまさらのように
いきる意味を求めて
精神の荒野をさまようきみは
世慣れした営業スマイルの中で
歯ぎしりギリリと
きしませいきてます
まわりつづける歯車は
どこへもいかず
一日またいち ....
ぼくという詩は読者を必要としない
読む人の責任において新しい意味が生まれていくのだ
ぼくが発する言葉は
読む人として在るぼくの責任において生まれた
新しい意味なのだ

必要とすることなく
 ....
何歳になっても
かわらないこと

かわいい人に
愛されて

太陽がぽかぽかする
川辺で

目を閉じて太陽を
見つめてごらん

ってささやきながら
抱き合って

せせらぎの ....
現実の人生の物語との隔たりは日に日に増していくんだけども、湧きあがってくる妄想はただ湧きあがるために誕生し、そして消えていくものでしかないのだけれども、その残滓は前頭葉の隅っこに確実に積み上げられてい .... 分かち合うという行為は分かち合える時に起こる行為で、分かち合える相手と分かち合えるだけで、それ自体特に特別な意味があるわけではない。ぼくらの自分自身を肯定し、承認されたくてしょうがない根源的な欲求が求 .... 愛も生命も尊厳も
ただナマンダブツの声だよ。
これが愛なんだと信じる人間の数だけ愛のかたちがあって、命のかたちがあって尊厳のかたちがあって、損ないあってるのがシャバだよ。
であう縁によって愛も生 ....
「それでも傷をナメあうのではなく 共に誇らしくここで笑い合いたい」 (Dragon Ash)

友人が遺した言葉に再び想う。

つらい時は、時には、傷をナメあおう。
また時には一緒に笑 ....
頑ななツボミがむくむくと
押し出されるように
膨らんでいく季節がきたね
世界の色は失われてしまったのではなく
冬の間、人の心の中に眠っていただけなんだ
恋しさがあふれだして
春が来るの
飛んでいきたくなるのは
背中に羽根が生えているから
というわけではないのだけども
無性に遠くへ
誰も知らない土地へ
行ってしまいたくなる気持ちは
目には見えない羽根の存在を
 ....
未来へ時を飛ばすことなく

羽ばたいていくとは
未来の裁きに向かっていくのではない
取り戻したい
未来へ時を飛ばし続けてきた
私の時間

あなたと

ここにいることを
いと ....
愛とは無常なるもの
だからこそ愛はすばらしい
無常だからこそまた出会い
出会い出会い出会い続ける
執着となる時 愛はその色を失い
愛だと思っていたものが実は愛ではなかったと
光 ....
誰にも奪いようのない
あなたという存在がそこにいる。
美しいものを見て心奪われるのは
それがあなたの中にないものだから魅かれるの?
いや、あなたの中の美しさが共鳴してるんだよ。
美しい音を聴 ....
普遍とは普遍であるがゆえに普遍なのだろう。
それだけのことだ。
普遍性を持ち得ないものを普遍的だといっても
非普遍的存在の延長線上に普遍はない。
そこには埋め合わせようがない断絶がある ....
息のする間もないように
時計の針は刻み続け
毎一秒を刻む
時の流れに抗うのは
気の遠くなるような
長さを持った後ろ髪
頭頂より背後に垂れ
足首より後方の闇へと
一直線に伸びる後ろ髪
 ....
七尾きよし(107)
タイトル カテゴリ Point 日付
風にふかれ自由詩120/11/9 0:45
19歳の不安自由詩020/7/30 23:07
あの坂をのぼれば自由詩320/7/27 2:23
下書き中自由詩120/2/15 23:45
友だちじゃないのかな自由詩019/7/5 22:43
大人になる自由詩118/7/30 23:39
未完のまま自由詩216/12/3 0:13
もう一度生きよう自由詩116/7/29 20:38
パラサイ人の手紙自由詩214/12/17 1:16
おだやかな暮らしではないけど自由詩014/11/16 1:17
ピエロ自由詩014/7/14 15:27
お盆前 風に吹かれてボク自由詩014/7/14 15:26
人間、この尊きもの自由詩414/4/10 0:22
パンドラの缶自由詩113/12/5 23:05
私叫びますなう自由詩113/12/5 23:02
Nさん、ありがとう自由詩213/10/10 1:19
おどろう自由詩213/10/10 1:09
言葉が生まれるとき自由詩3*13/10/9 1:16
川辺でセックスするよ自由詩012/8/13 19:33
はかるべきではない深さと高さのメモメモ自由詩010/7/4 21:35
どこで出あうのか自由詩010/6/17 3:12
愛も尊厳もただナマンダブツ散文(批評 ...010/6/17 1:02
生きたいんだ自由詩110/3/7 15:52
はるのきもち自由詩010/3/5 15:27
_自由詩010/2/2 9:32
飛び続け 飛んでいて 飛んでいく自由詩009/10/24 23:01
愛の新世界自由詩109/6/5 17:38
ひびき自由詩109/3/22 2:50
普遍について自由詩008/12/11 21:51
一瞬重力永遠自由詩108/11/10 0:07

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