能登半島いなかまち
まちの中心ながれるみそぎ川
昼間も夜間もあたりはガラガラで
ときどき橋ゆく背中が
シュールに映る

郊外店にぎやかなれど
夜になればまちなか赤提灯
海女が干物を炉端 ....
さいきんやたらと
少女漫画を読んでいる
そのうち女の子と少女漫画ネタで盛り上がれるかもしれない 
ウププ
萩尾望都とか山岸涼子だとか
ついでに安野モヨコ
少女漫画おそるべし
あなどれない ....
やさしさを
ことばにするきみ
何層にも積み重なる波打つ海面を高々と
すべてを飲み込んでしまう津波のように
かなしみは世界を覆う
少なくとも
見て感じとることのできるこの空間を
感情は毛穴 ....
おさなき日
ことばを
覚えたぼくらは
迷宮の中へ
と投げこまれた

生きていることがつらい
というきみに
ぼくもそうだよ
とかえすことばは
むなしくひびくだけ

ことばなんか
 ....
真面目に考えたらまずやらないだろうという
不思議なほうへと流れてみたり

はっと感じたことをそうだそうだやっちゃおう
とそのままやってみたり

誤解されるのを分かってて流れるままに ....
ある日妹が分裂病を発病して
ぼく自身のやまいは存在してはいけないこととなった

いつからだろう
この奇妙な感覚がはじまったのは
ぼくにとって精神活動は実体をともなうものだ
じっと座ったまま ....
オナニーの中に消えていくぼくの情熱たち
にさようならを言いつづける日々

陰茎を貫きホトバシル魂の声
に耳をかたむけることをぼくは知らない

嗚呼、南無
何歳になっても
かわらないこと

かわいい人に
愛されて

太陽がぽかぽかする
川辺で

目を閉じて太陽を
見つめてごらん

ってささやきながら
抱き合って

せせらぎの ....
春風の中に立ちすくむとき

となりで泣きながら踊っていた彼女をおもいだす

ごめんね ごめんね

最後に聞いた彼女のことば

愛を手に入れるという表現はおかしくて

「愛 ....
いとしいあなたを
ぼくは
くりかえす

ふれることで
感じ
あなたという 歌

いとしいあなたを
ぼくは
くりかえす

ふれることだけで
ぼくに
宿るあなた

今もむね ....
ボクは、分かり合えないことを悲しむよりも、同じことを体験しても、一人ひとりが違うことを感じるという奇跡を喜びながら生きていきたい。
パーティーしようぜ!
今も待ちぼうけしてるのだろうか
シナイ半島ヌエバのイルカ
ヨルダンとエジプトの間に静かに眠る紅海の
ヌエバという小さな村で
ぼくは一頭のイルカに出会った

餌付けしてるわけでも
囲ってる ....
何度か死にかけたことがある
一度目は歌舞伎町コマ劇横の歩道で
ジュースに何か混入されたようで
心臓がぼかんと爆発したかと思うと
身体の内部が気持ち悪くなって
吐き気はしないんだけども
鼓動 ....
昔、あるところで
ボクはぽつんと座っていた
そこは大理石が敷きつめられた
この世の楽園のような
神聖な空間

ぼくは誰を待っているわけでもなく
ただじっと座っていた
すると
 ....
遠い遠い昔
シーラという女の子がいた
首飾り細工師の娘として生れたけども
故あって神につかえる巫女としてその一生を終えたシーラ

ヤサクという若者がいた
ある夜、炎を囲んで行われる ....
眠れない

蚊帳の中寝苦しそうな貴女の
汗ばんだ肌をじっと見つめながら
手と手を重ね合わせて
ぼくらはつながってるんだと
確かめようとした夜

独りぶらぶら浜辺を歩く
 ....
気持ちを
変えて 
振り返ってごらん

気持ちが
ちがえば
感じることも
ちがうから

主観という
牢獄の中で
客観という
ことばに酔いしれる

夢を ....
中国の陰陽五行説によると
白秋は西の方角へと太陽が沈んでいく季節だという
人の一生の中年期を指すことば
頭に白いものがいよいよ目立ちだすころだ
水水しい青い春の季節はもう遠い昔
赤赤と燃え盛 ....
古びたカサカサの皮膚が
いつの間にか
みずみずしさをとりもどし
ムクムクとふくらむだけふくらむと
はじけて
新しいいのちがはじまる

ひとつ
またひとつ
失われてしま ....
遠くながめる梅の木の

色をのぞかすふくらみを

君にたとえるぼくがいる

冬の風雪に身をまかせるあなた

雪は自然でぼくは不自然で

罪悪感の有無が自然不自然の境目かと ....
花びらに触れることなく
ただやさしく
その香りを
いとおしく思う男がいて

花が永遠にその美しさを
伝えるために
ミツバチは羽根をふるわせ
いとおしく蜜を吸う

さ ....
久しぶりにspendorのスピーカーをつなげた。
かかっているのはなぜか坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」

昔、、血生臭い戦場近くの町のバスステーションでセルビア人の兄妹と出会った。
 ....
どちらも大きいんだけども◇右目が左目よりやさしくて◇きみは小さな女の子を連れていた

脱ぎ捨てたTシャツをデパガなだけに◇手慣れた感じにやさしくたたんでくれた君

その大きな瞳で◇ぼくの ....
悲しいこと うれしいこといっぱいです
おぼれないように
といっても命綱をはるためのロープも穴もハンマーも見当たらず
えいっ!
と足をその中につっこむしか
ないのです

きらきらした瞳が ....
詩のすてきなところは
たとえば

私が詩を朗読する
そこには私が
経験もしくは空想に基づいて
意図して書いた何かが含まれる。
つまり私にとっての意味

朗読を聴いたあなた
の中に意 ....
人と出会っていく。
もともとそこにあるものと出会っていく。
自分が住む地域の文化や歴史を自ら掘り下げていく。
市民の生の声を伝えていく。
意味があふれていく場

人と出会うことは ....
ことばにできる愛のことば
それは わづか
想いの中でぐるぐるぐるぐる
どこへ行ったらいいのかも分からず
回り続ける渦の数と比べれば
ことばにできる愛のことば
それはわづか

生きるため ....
宙に浮かぶゼラチンでできた風船の中で
身体を大の字にして踏ん張っているボクがいる
人から見れば自由に空を飛んでいる
でも風だけが知っている行き先
降りてみたい土地が視界に入っても
 ....
ゆうべ一つの時代が終わった気がした。
それは春という生命の息吹きの季節の終わりかもしれないし
この世に生れたというだけで祝福されるに値される季節
夏の到来の予感かもしれない。
その中で ....
人を愛するとき

きみのココロに人が住む

きみの中の大切なものと

誰かの中の大切なものが

響き合ってつながりあって

身体を抜け出して

お互いの ....
七尾きよし(107)
タイトル カテゴリ Point 日付
詩人は七尾へ旅をする自由詩3*06/6/24 14:33
少女漫画未詩・独白2*06/6/24 1:59
たらら・り・ら自由詩3*06/6/21 5:52
ことばなんか 捨ててしまえ!自由詩3*06/6/19 3:16
ここのところ自由詩1*06/6/2 4:37
狂人はひそかに旅をする 自由詩5*06/5/28 5:09
オナニー自由詩2*06/5/24 6:42
川辺でセックスするよ自由詩3*06/4/15 3:10
春風 自由詩3*06/3/27 2:22
あなたをくりかえす自由詩2*06/2/21 9:56
パーティーしようぜ!未詩・独白1*06/2/20 2:25
ヌエバのイルカ未詩・独白1*06/2/11 3:23
死にぞこない自由詩0*06/2/8 2:34
プーナ自由詩0*06/2/7 1:55
VISION自由詩2*06/2/7 1:52
コ・タオ自由詩2*06/1/27 22:46
エターナルサンシャイン自由詩1*06/1/26 6:20
白秋自由詩2*06/1/24 19:50
機熟自由詩1*06/1/24 19:39
SとYと焼き鳥未詩・独白1*06/1/23 0:54
花にこめて未詩・独白1*06/1/23 0:53
花の島 ostrovo zvieca散文(批評 ...1*06/1/21 11:14
微熱自由詩2*06/1/21 11:11
悲しいこと うれしいこと未詩・独白0*06/1/21 2:10
詩のすてきなところは たとえば自由詩0*06/1/20 10:38
にじいろあいらぶゆー自由詩0*06/1/18 16:24
裁き自由詩0*06/1/18 2:41
風に吹かれてボク自由詩0*06/1/18 2:40
おしべの気持ち自由詩2*06/1/17 0:40
愛について自由詩1*06/1/16 22:53

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 
0.08sec.