アゲハ蝶の
清やか留まり花蜜集めて居た夏の
その時 華麗にときめくならば 、
アゲハ蝶の飛び去った後の
罅割れ廃墟と化していく世とは何か
荒涼となりいくこの世界とは何か
かくも混 ....
アゲハ蝶の華麗なタッチ、
触れるか触れぬか
微妙な脚使いにて枝に留まり
優雅ゆっくり開閉する羽の艷やか
光の国から飛来しては
光の国に焦がれ咲き開く花の密吸い上げ
またその流れる如き色彩は ....
コンクリートシティ
おはよう、こんにちは、
こんばんはさ
やけに、打ち付けて来るじゃん
雨 、雨 、雨
真白き響きの骨組みだけになって
ソレハ死に近付いて居るのかい?
ソレハ ....
熱風、吹き流れ
虚しい夏の恋愛の回帰
残響の痕跡、この手に滲み
手繰り寄せられる哀しみ
カーテンも掛けられず
剥き出しガラス窓の向こう
自らを自傷し続けた貴女の
霊体の傷跡無数忍び泣 ....
歳を重ねれば当然にして
肉身器の摩滅しつつ
シンドくなり苦痛、
ジンジンジン
けれどそれだからこそ逆に
魂の内なる霊性、
より目醒め続け
その残響から
細やかな救いの手
来る ....
今夕、真っ青な天空
熱風、吹き流れ踊る緑
光輝、見入る赤子の眼の
全感覚を超え贈られる物、
終焉から罅割れ寄せ来る世に。
白銀の孤独、満月に向かい
狭まり伸び奥まる定点
据えられ据え直す
白衣(しらころも)の人 、
誰そ 真っ青な闇に佇みて
眼前の世界の
嘘のように遠く只々
閃光走る視野の端々
筒抜けになる空洞の束
見えるもの次第に
ぼんやりぼやけ
脳髄に響き居る宇宙の囀り
より鮮明に浮き立ち
刻み込まれ又浮き立ち
....
意識、肉体依存から離脱し
感覚的物質的数理宇宙から
質的運動性弛まぬ
生命体の巨大
エーテル宇宙へ
祝祭的瞬間に移行すると
一段階上に救われる 、
落ち着き払い静まり返り浄福に浸り ....
オママゴトもうやめて
シャチ肉林も飽き飽き
只、眼前の現の遠く
とほのきいきて
光の抜き足差し足 、
扉の向こうへ
移動していく感触
だけ確かに
視界の端々閃光走り 、、
....
雨打つ夜陰、
ただ寂し
他者を求め
他者現れず、
苦し 、
孤独と云うモンスターと対峙し
絶望の自分に絶望仕切りて
あゝまた自意識目醒め壊れた
あの悪夢の根源悪の
三歳 ....
苦痛から解放されている時間に
異者が居る、
私のなか
自らを思考する
異者ガ居る 、
苦痛に繋縛され始める折に識る
(影の様な声が次第にはっきり響き入り出し)
私の中で宇宙 ....
終わりから眼差し
送り送られ
行き交わす合図
斜光、優しく
この地に散らばる
無数の屍照らし
すべてもう終わったこと
終わりからまた始める
始めからまた生まれ出る迄、
また再び終 ....
痩せ細っていくの
けれどもそんなの
へっちゃらで
三度三食共に納豆を
ねっちゃぐっちゃ掻き混ぜて
クソッタレと云いながら
生きていく 、
知ったことかよ
退化していく奴らのことなんて
....
時に運ばれ時を運び
眼前眼下にヌッと拡がる
巨大な大地のパノラマ、
極彩色帯び鉄の鉛のうねり
剥き出し断崖成す無機鉱石群
限りなく開ける意識の
肉体の我離れ最早別の位相
生命 ....
土佐の海辺の村で
毎日毎夜薄暗い電灯の
野外畳の上にでんと座り
鍋に茹でられた貝という貝
爪楊枝でほじくり出し
それぞれ異なる磯ノ味覚
噛み砕き引き裂き食い喰らい
瞑黙ひたすらに味わい尽 ....
暮れ泥みに目覚めて
初夏の夕暮れ、残光に
湧き立つ薄紅の大雲
放射状に拡がり在る
眼前 、
あっちこっちと
散り散りばらばら
皆んな皆さん、
娘も息子も別れた妻も
それぞれ ....
ざらついた耳触り、
壮大なるもの
壮大と感じ取る
繊細な素直さを
育て立ち上げる
意志の息遣い 、
自分なんて大したことない
単なる思い出の集積
だからこそ
その奥処に眠り在るも ....
憂い寄りの風に誘われ
魂の呪いを麻痺させて
太古の夜の神をたどって
余韻も朝に溶けてストップ
一時永久の遊泳もストップ
資本の蹂躙と混沌の昼間
立ち止まればタチドコロ
悪夢の襲来 ....
ふきぬける
ふわっと
そよぎ
よちよち歩き
赤子のむちっと
短き両の腕に
寄り添いて
たおやか凪いで
さやか夏の朝
へっちゃむくれ
ゆえに愛しきかな
あふれ出す時の
今を追い越 ....
私のものでありながら
私のものではない想いの束
吹き抜ける風紋のカタチ、
薄日射し蟹走る浜辺の磯の香、
いつか忘却され又想起され
透徹と普き哀しみ通り過ぎる
宙宇の燃焼
映し出されな ....
しと しと しと
ざぁざぁざぁ
イッテシマッタネ
イッテシマイマシタ
しん しん しん
ざぁざぁざぁ
アシハミエタヨネ
アシハミエマシタネ
夏空来て
梅雨のお葬式、遠去かり
....
夜毎の夢に開け入る現、
ほら 一昼夜おいて昨夜の更に
鮮明に浮き立ち
私の思考生命の今に響き刻み込まれ
日々この世の側 遠くとほい此の感触、
残響し続ける大宇宙 詩想し続ける小宇 ....
蒔かれるときは朽ちるものでも、朽ちないものに復活し、
蒔かれる時には卑しいものでも、輝かしいものに復活し、
蒔かれる時には弱いものでも、力強いものに復活するのです。
つまり、自然の命の体が蒔かれ ....
廊下は走るな!
と 、
廊下を走りながら云って居る、
人の無数無数次々と
今日も、何処かで飛行機は堕ち
何百人もの死者の一遍に
けれども、
廊下は走るな!
と 、
廊下を走 ....
気力萎えて 夜の
横顔も暗闇も見えず
風に誘われ風を誘い
揺れて揺らし
ただ微笑みながら
虚脱を眼差す濃密な瞳 、
慄然と立ち上がる
時間を串刺しにし
筋骨隆々と
のた打ち廻 ....
遥かな静かさの声に
耳を傾けてみれば
自らが今に在ること、
過去からの行為
今生を貫き頭部へ
滲み拡がり幾重にも
未来未知へ棚引き入りつ、
静かさの声の尚も遥か
此処 ....
くすりと笑う君の
世界はとっくに
喪失されていたんだね、
気付かずにいた僕を置いて
くすりくっすり ひっそりと
剥き出し硝子窓を震わせ続け
余りに露骨なままそのままに
外界に曝され野晒し ....
どろんと下弦の月、
黄白の輝き放ち
この真夜中に 死に絶えゆく
無数枝分かれしたイノチ達
息の絶え絶えを
見守る威容異様 、
それぞれの抱える過去
何を知ろうか 否、全て識る
囲う ....
脳髄に
絶えず影踏みしつつ
自らを貫くもの、
この私と云う意識の
舞台にて
その生動スル想い
響キ聴く
過ぎゆくものノその根音 、
残響させては
絶えず絶えず逃れるも ....
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