台風で中止になるどころか

ムシムシとした暑さのなかでプレーした

トーナメント後のラフやグリーンはタフでデリケートだった

グリーンが狙えるあたりには芝生を削った跡が無数にあった

プロたちのアイア ....
モンゴル人かあ

やっぱり残念な気になる

ナショナリズムなのかなあ

半旗を掲げた校庭で

運動会の練習をする子供たち

生きるとは遠いことだよなあ


珊瑚礁も従軍慰安婦も吉田調書も

ひとの不確 ....
わたしはピアノなのだろうか
誰かが
わたしの蓋が開けたら 喜ぶだろう日に
開け放たれたの

なのに あなたったら こころが ふらっとにのっちゃって
わたしをメゾピアノにもさせないで
わた ....
どうしようもなく人間だ

どうしようもなく今だ

どうしようもなく型通り

生きてるなんて型通り

気に入らなければ去ってゆく

それがほんとに悪いことかは


だれにもわからない

見知らぬ地平のよ ....
建設中のスカイツリーを
君と隅田川のベンチに座り
一緒に見たね

それから何年か過ぎて
この前、初めて行ったんだ

初めて行った場所なのに
君との想い出が蘇って
懐かしく感じたよ

わたしね
今、自分 ....
自由にのびのびと泳がせてくれる人と
長続きするのだなと今さら知る

海水魚を飼っていた時
気遣って水槽掃除をしてくれた夫が
水温センサーを水に戻さなかったので
海水魚たちはみんな煮えました ....
【わすれがたみ】
ある夏の日
百合の花柱を
みつけました
薄紅に透ける花弁には
まっすぐな いのちの
いとなみが ありました
それは
ふと おもいだしたくなる
この夏の わすれがたみ ....
向日葵の前で大きく背伸びする 吹き渡るのは九月の
上風を食む草いきれの歌
輝きのなかの
沈黙よりもお喋りな
聞き流し
自転車は立ち止まり
カレーパンを頬張り
文庫本を繰って
雨上がりにはきっと
昨日よりも青く
午後をもっと愛 ....
からだが疲れているのか

こころが疲れているのか

からだやこころ以外も疲れているのか

そのぜんぶかその一部が疲れているのか


いつから?

いつからそこにいるの?

おまえって死に神?

天使? ....
車の調子がわるかったからショップに寄った

みてもらっている間ひま過ぎて

そこにあった塗り絵の原紙とクレパスをみつけて

ぼくはひたすら塗り絵をした

店内には塗り絵作品がたくさん貼りだされていた
 ....
もう何年も前だけど

癒えない傷を残した彼らを
本当に恨んでいた

この世から消えて欲しいとまで思った
自分の手を汚してでも
居なくなって欲しいと考えた

今では ただただ
生きて欲しいと思ってる

 ....
引っ越ししたい

引っ越しした

引っ越ししたい

引っ越しした


マリア様の空に


引っ越しした

引っ越ししたい

引っ越しした

引っ越ししたい
最後の最後の陽射したち

熱暑がほどけていた

夏から秋へのちぎれ雲

それが交響曲を奏でていた


なんでもない外国を旅する

豊かな悲しみ

なんでもない時間を旅する

暖かな悲しみ

空間時間の ....
空の下で息を吸うのが嬉しくて
冷たくなった手足が熱く感じた

明日もきっと縛られた状態のままで
どうしたらいいのか
そう考えながら電車に乗ってしまう
今日会う人がいる

遠いなつかしさに実感する
戻れ ....
そしらぬ顔で
時間をやりすごした

いくつもいくつも難題につきあたっても
横を向いて これは問題じゃないと思った

窓の向こうはいつも
青くて澄んでゆがみがない
この窓枠と同じ視線で
私はものを見て ....
顔も知らぬ相手と

シェアをしている
貴人を載せた牛車が通り過ぎた

俺はひざまずいてその車輪を睨みつけていた

後続が完全に行き過ぎてみんなぞろぞろと立ち上がる

車輪の轍に行って俺は指先でそれをさらった

そして砂の匂いを嗅ぎ遠くに見 ....
見えない糸でんわで結ばれていても
青い微笑がしみわたる夜ですから
ともだちだけが変わってゆきます


無声音の言葉はみちにあふれ
生きる水位が青い
少女たちの
渋谷の街です


 ....
蒸し暑い

この蒸し暑さを

来年耐えられるだろうか

ライザップにでも行こうか

でもあれ本当なんだろうか

弱っている

ひかり射す曇天を見つめていた

蒸し暑さから逃れるために

生まれてきたわ ....
クラシックは悲しい

おだやかな長調の曲でさえ

悲しみしかないのだ

それはこの宇宙に生き物たちが

棲息していることと同質の悲しみだ


発作をやり過ごして

暇つぶしと切実の群れのなかにいた

 ....
黒鍵みたい
しっぽでおへんじするよ
謳ってみて
遠くで雷がしている

光は見えない

雨も降らない

ただ暑いだけだ

おっさんの端くれとして

バスに乗っては降ろされ

名所を歩いてはまたバスを待つ


バスの車窓から街を見つめる

このひとたち ....
金山の名残を観光地にしたきゅうふん

千と千尋の神隠しの舞台はここをイメージしたとかなんとか

狭くて急な階段を上がるひと下りるひと

スマホで写真を撮るひとたちのせいで

階段のながれがものすごく悪 ....
「月は太陽の恋人なの」

彼女はそう言ってまっさらな掌を翳した
毎日の家事仕事で荒れた肌は
赤くささくれて皮が剥けている

パパはいないから
ママはお仕事だから
あたしがおうちで働くの、と

真っ黒に ....
私は私の中の強い欲望を自覚した

私は偽者になりたくない

黒いゴミ袋の偽のカラスがまるでカラスの様に動く

偽者には自分の意思はあるのか
真似には自分の意思はあるが
偽者は誰かに仕立て上げられ
本当 ....
五メートル×五メートル、市民農園の区画ふたつが
わたしの詩の研究室

今、研究室では白いつるバラ「新雪」が咲き乱れ
萩「あすかの」がこんもりと枝を伸ばしている
土に金属の支柱を五十センチほど埋め込み
 ....
久しぶりに来てみたら
駅周辺はすっかり変わってて
ビックリしたよ

心臓破りの坂を登るか
長くて細いクネクネ道を歩くか
いつも考えていたな(笑)

スーパー前に毎週水曜日に
来ていた焼き鳥屋の
おっち ....
世界の密度を




花の器に

綴じて






うすく
色を忘れていく






真上の太陽は



放射状に延びて




時間を留めながら




僕を導く
じりじりと
焼け付く

日焼けはサランラップみたいなものだ
腕に絡み付く夏
閉じ込めた夏を剥がす頃には
望まなくても冬が来る

なるべく やさしく
そっと 触れてよ
携帯写真+詩
タイトル 投稿者 Point 日付
死闘の跡吉岡ペペロ214/9/28 16:01
生きるとは遠いこと314/9/27 13:40
ねこふんじゃいなるるりら15*14/9/24 17:12
見知らぬ地平吉岡ペペロ414/9/23 13:27
上を向いてちゃんこ014/9/18 20:47
水槽鵜飼千代子13*14/9/17 0:30
或る夏の日 三篇のオムニバスるるりら16*14/9/16 17:44
向日葵chihar...8*14/9/11 9:01
雲ゆく人よ天地無用6*14/9/9 1:29
死に神吉岡ペペロ414/9/6 8:28
塗り絵214/9/3 0:31
構想愛心114/9/2 21:20
マリア様の空に吉岡ペペロ214/9/1 22:54
ちぎれ雲の交響曲614/8/31 11:09
二度と会えない加藤314/8/31 2:49
無関係214/8/30 22:11
収穫フユナ414/8/30 21:54
瑠璃の海吉岡ペペロ414/8/30 21:12
天使青色銀河団114/8/30 0:52
異国の窓から吉岡ペペロ214/8/29 0:41
悲しみの場所014/8/28 13:53
【猫】ねこふんじゃわない[group]るるりら11*14/8/28 8:16
幸福吉岡ペペロ314/8/28 1:01
きゅうふんにて114/8/28 0:38
月下美人愛心314/8/27 22:27
偽者ichiro...5*14/8/18 18:56
土に暮らす鵜飼千代子9*14/8/9 23:12
想い出の場所ちゃんこ214/8/6 14:25
太陽の羅針オリーヴ114/8/3 16:21
8月瑠音214/8/1 2:29

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