真夏の虹になったきみを追いかけて
どれだけの夜を過ごしただろう
失われた時は戻らずに
風に揺れる木立をサクリと歩いている

こんなに想っているのに
こんなに感じているのに
空に飛んでいっ ....
深海に眠る英霊たちよ
君たちの骨を拾う者はいない

ぼくに出来ることは
ただ歌い 
祈るだけ…

君たちの血肉で
ぼくは此処にいる

心やすらかに眠り給え
古書店に入ると
老夫婦が内田百閒の日記について
話を交わしていた

百閒先生は
なして小倉については何も
書いちょらんのかねえ と

うねる波の発音に
懐かしい歌謡を聞き分けた

 ....
酔い酔いて
はるばる来たり
漂泊の
独り旅ゆく
冬の路

背にかかる
粉雪払い
往きゆきて
弥生の夜を
垣間見る

漆黒の
夜空舞い散る
さくら花
{ルビ闇路=やみじ}の ....
自我の其処底に
確か横たわり広がり在る
皆が共有する普遍 への旅路、

我欲に溺れ孤独というバケモノに襲われ

それらなんとか乗り越え 今、a.Day.in.the.Life
 自分らしさてあやしいな

 カメムシみたいな臭いする



 自分らしく生きるとか

 子供だましのウソじゃんそんなの



 自分探しの旅に出て

 自分見失うのはなぁ ....
声、ガ生み出す子
折り重なる光響に戯れ
密やかな現、紡ぐ
生まれ死に死に生まれ
聴こえるよ、声 お母さん


清流の溢れ来る
音声の光響の渦に
生まれ立ての子供たち
鮮烈な泣き声、 ....
やわらかに
揺れ集い群れ
そっとそっと
拡がりゆく

ひかりのうみに

生まれ変わる
私という来歴、

むげんはんぷく

永遠という
宇宙の涙

一粒、零れ
 「いつもの、ね。」

 酒房の隅、おかみさんに笑み投げて

 厚切りレモン小皿に二切れ

 麦焼酎の氷 香って

 ほろ酔い誘う貴方の面影
暗く冷たい夜の中に
きみはわずかな羽織ものだけで
どうしてそんなふうに
軽やかに歩いていくのだろう
止まったままの時計台の針が
過去に溺れて行くぼくのようで
見送るのもそこそこに
静 ....
ホスピスにいるきみは
もう夢を見ない

たいしたことじゃない
ことさらそんなふうに振舞う
明るく冗談なんか言って

思い出話が尽きると
それ以上の言葉は出てこない
何を話せばいいのか ....
{ルビ金色=こんじき}の小雨降る黒織部
久々に薄茶を{ルビ点=た}ててみた

煩雑な日々を忘れ
紆余曲折の路を振り返り
そっと息をつく

これから歩く白い道を占い
手のひらに包み 温め ....
突き入って来る
巨大な力動の
異様 渦を巻き始め
ぼんやりと薄明、
うっすらうねり流れて

静か萎れ消えゆき

漆黒の闇に在りて
苦肉の病みに犯され
尚も透明に冷たく

覚醒の ....
とめどなく溢れてくる言葉を
あなたは何と名付けて呼ぶのです
それだけが知りたくて
正気か狂気かなんてもうどうでもいい
爪の先ほどの愛と
夜更けに漏らすような知性
明けた空に見る力
押さえ ....
タイカレー食うゆっくり。靴、夕暮れ描いた。
たいかれくうゆっくり くつゆうぐれかいた


行こう、ゆっくりと理屈言う恋。
いこうゆっくりとりくつゆうこい


脱衣麻雀やし、参った。
 ....
神の恍惚?
いやただの妄想
そんなことを
気付けるのは
なかなか難しいもんだね
だって僕ら
何か頭おかしくても
分からないじゃん
ああ、頭おかしかったのか
そんな話だね
でももうほ ....
冷え冷えと蒼い青い冬、すぐ澄んで
晴れ渡り続ける東京、何かさみしい
夜の、煌びやかなイルミネーション
キレイだけれども、中身はカラッポ

 あゝもうただ突き抜けよう
 あゝもうただ還ってい ....
悲しいことを
悲しいと思えない
悲しさ
悲しい時は悲しもう
涙は愛に帰る



ずっと
マヒしている
空気の子は
ありがとうだけを
忘れ去らないでいる



この
 ....
とらわれないようにすることにも
とらわれないようにするには
きちんと
それと
向き合うということでもある
人格は
別れる時に
よくわかる

喧嘩別れは最悪だ

人生の節目節目で
いい別れかたができるように
心がけることが大切だ
「結果がすべてだ」
というなら
人生はむなしい
さいごは
みんな灰になるのだから
○「災害関連」

*災害は忘れた頃来る
と昔はいわれたが
今は忘れないうちにやってくる

*幸せは
突然にやってこないが
不幸せは突然にやってくる

*災害に遭うと
みんな異口同 ....
 濡れ伏して
 夕闇の 湖面に一艘
 舟影とおく
 浮夜で だれぞ、
 釣り糸垂れん
 
 
 
やすらかな君の寝息をそっと聴き
独り静かにグラスを傾むける

まどろむ君に{ルビ詩=うた}歌い
もう一杯とキッチンに氷を求め
明日の天気を占った

酔い夢を…

否! 良い夢を

 ....
{ルビ昨夜=ゆうべ}観た夢の中で
ぼくは麒麟になっていた
千里の空を駆けて
鳳凰となったきみを求め
何処までも 何処までも 空を駆けてゆく

遠い空の彼方
彼らは今も胸の中に生きている
 ....
観客が立ち上がると
わたしは魚になりそこねて
また化粧室の蛍のよう浅い渚の飴玉、
ハミングしたんだ、追いかけるように

誰かのかわりになって
担って、産まれていった
無音のクラッカーは香 ....
だから
とした
ことが
だから
だった

なんの
意味もない
だから
なんの意味もない
わけ

いい加減に
くだらない
なんもねーて
木立の彼方に
青一色のベルが鳴り響き、

細やかな層を辿り指先かざし
吹き渡る風に澄み渡り生く私を

包み込む青一色の幸せ天地の配慮と。
夜、徹夜で迷路した。白い目でやってるよ。
よるてつやでめいろした しろいめでやってるよ


人が苦手で、捨ててカニが飛び。
ひとがにがてで すててかにがとび


寝て。真昼の何かに、カ ....
薄氷の上を
危うくも繊細な
ステップ踏み進む
いつ崩れ瓦解しても
後悔だけはしないように
慎重に大胆に歩み行き進む

この社会は獰猛な場所
人と人が競い差別し殺し合い
狭い半径に官能 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
紅い花レタス4*24/1/12 1:18
鎮魂 【弦楽のためのアダージョ】4*24/1/12 0:02
歌謡形代 律4+24/1/11 22:45
五行歌 春を待つレタス6*24/1/11 22:14
夜想◯a.Day.in.the.Life、五行歌借りひだかたけし524/1/11 20:54
自分らしさおやすみ1+24/1/11 18:32
五行歌、生殖器官ひだかたけし424/1/11 18:01
始まりのうた4*24/1/11 16:11
五行歌 一首「檸檬」リリー4*24/1/11 11:01
Slip Awayホロウ・シカ...5*24/1/10 21:26
友に藤原絵理子224/1/10 20:57
玩物喪志レタス3*24/1/10 20:50
意識の光景23◯時、一刻ひだかたけし424/1/10 18:25
303.co...524/1/10 18:24
回文メトロ水宮うみ2*24/1/10 18:05
妄想の中の恍惚陽向(2躯-...424/1/10 18:02
冬に透きとほり*ひだかたけし524/1/10 15:37
※五行歌 三首「あなたとほほ笑む」こしごえ5*24/1/10 15:25
※五行歌「向き合うということでもある」5*24/1/10 15:24
別れかたホカチャン2*24/1/10 8:35
生きる3*24/1/10 8:32
独り言1.102*24/1/10 8:16
五行歌 一首「釣り人」リリー6*24/1/10 7:20
君はいまレタス8*24/1/10 0:30
五行歌 神獣4*24/1/9 23:09
A/wa あらい324/1/9 22:03
不明の論理陽向(2躯-...224/1/9 21:12
意識の光景22、五行歌借りひだかたけし324/1/9 19:39
誰かの引力にカニが引かれた(回文)水宮うみ2*24/1/9 19:26
珠玉の器官*ひだかたけし5*24/1/9 17:06

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