とりあえず雨だからって感傷を君に抱かれる理由はない
前向きにペダルへかけた僕たちの出来事ごっ ....
射しこむ陽が壁に{ルビ日向=ひなた}を作り
そっと今を忘れるとき、想うのは
別れ際のプレゼント、 ....
彼らはそれをしらない
しかし
彼らは それを する
わたしたちは
夏が好きです。
海の ....
冬の夜道に
息を殺して
息づく
痩せた空気
その感触は覚えている ....
その言葉を言える人
その言葉を言える場所
確かにいるよ
確かにあるよ
....
オー、ジョン・ライドン、お前の毛根にまだこびりついてる砂糖水の匂いに
ぞろぞろと群がっ ....
あなたの命はあとどれぐらいなのか
私にわかればいいのに
最後まで離れないのに
あなたの胸の ....
私の苦しみは酷く透明に尖っていて、きっとアンタも傷つけちゃうわ。
それにアンタにも私の苦しみは ....
雪に落ちた足跡を辿り
君を追いかけた
延々と歩きふと気がつけば
足跡は途絶えて消えて
....
【ラブレター】
「彼女とヨリが戻ったよ、有り難う!」「よかったわね!」「うん、君のアドバイス通り、 ....
この世には
絶対はないという絶対しかないっていう絶対はある
って、誰かが言っていたような気がする ....
倦怠に縁取られた
無垢な黒い瞳
その瞳は
高い空を見上げることが無い
足元に絡ん ....
サングリア
サングリア
サングリア
三対一の割合で男の空気は無いに等しい
隔てた ....
私の手は冷たいの
冷え症なのかもしれないわ
でも
心がそうなのかもしれないわ
だから私は手袋を ....
そこそこに慌ただしい日をこなしたあとは
急ぎの用ではない
コマゴマを
脇へ全部追いやって
....
ねぇ、冬夜
雨はもうすぐ雪になりそうだよ
ほら、もう太陽の落し物たちは
息を潜めてしま ....
*1
宛先の無い便りがポストを探して彷徨っている
剥がれたかけた切手の刻印は遠い町の ....
私がまだシロツメクサの繁る果てしない部屋の中で
喉は泉のように潤い
すべてが書かれている事すら知 ....
床に寝転がって
自分の手を見る
手の甲を見たり
手の平を見たり
小さな部屋
小 ....
子どものためにいるなど
誰が決めたのさ
長いローブを引きずるように、
白い髭を 凍てつく星 ....
娘は先生を伴い玄関の前に立っていた
「おかあさん、申し訳ございません」
担任は、開口一番 ....
疎遠が寂しい
メールが来ても
こわくて
返さない奴だ
すまない
雨
なんで
好 ....
寂しい時 つまらない時
気に入らないことがあった時
君の癖だよ
唇を尖らせて
キュゥ ....
○
わたしはひそかにその人をガーベラさんと名づけている。
月曜日の昼、大体同じ時間にやって ....
人の街を歩いて
シリコンの繁殖場へ
向かって歩いて
立ち上がる機械人
二日酔いかい
だるそ ....
誰かの言葉に
リズムを 叩いていた
爪の先を 誰かの
とぎれにしていく
枯れた葉
雪雲
花一輪
降るか
積もるか
轟くか
耳の奥が
反響する
キーン
高く ....
空よ
お前がこんなにきれいであることよ
かなわない願いの数々よ
お前の下で生きるつらさよ
そ ....
アクセント は
人生にも必要ね
毎日同じじゃ
生意を見失いそう
街中がふうせんに満たされて
囁きあってる
あるふうせんは青信号まだかと焦ったり
あるふうせんは ....
{引用=
なんでだろうかものすごくかなしくなって
デスクトップをじぃっとみつめているうち ....
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