流れる時間の中で
朧月

あなたの命はあとどれぐらいなのか
私にわかればいいのに
最後まで離れないのに

あなたの胸の上下する動きが愛しくて
目が離せない

生きるということ しぬということ
あなたをみてると どうでもよくなってゆく
この一瞬が大事で この一秒でいいから
わかちあってることが すべて

消えないで
命の炎に祈る
もうだれでもない 神ですらない
どうか消さないで

あなたと私の体温が 共にあたたかいことを
うれしく感じ 生きてる花をみて微笑む時間
それこそ 命

窓の外の 風の音
それを見る私たちは
流れる時間をみつめ 受け入れる気持ちでいます

今 あたたかい あなたの手
それがいつか 冷えても
私 私
きっと立ってる

約束するから どうか
もう少し 私を一人にしないでください



自由詩 流れる時間の中で Copyright 朧月 2009-12-18 21:35:48
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