私はあなたの最後の場所になりたい。
疲れたとき
もう終わりだと思ったとき
どうしよ ....
お医者さんが言うには
何度も同じことを言う人は
その言葉を
疑っているらしいんです
本当 ....
マザーグースにふぇる先生ぼくはあなたがきらいです。どういうわけかきらいです。でもまったくたしか。とい ....
わたしがなにかを破壊するのは
これが最初ではない
路地裏に落ちて砕けたガラス
影のささない正午 ....
夜 星が光ってる
いちめんの黒い色に
ヒカリ ヒカル
ヒカレバ ヒカリ
わたしは ....
やみのなかで
しらないうちに
からだがおぼえていて
あいしかたを
しらなくても
わななきな ....
背の高い女の子がむこうから歩いてきて
あ あぶないなと思ったことがあります
坂の上ですれ ....
「今夜はうどんよーー!!準備はいいかーい?」
「いぇーーい!!」
うぴっぴぴっ、うぴっぴぴっ ....
そこは とても 綺麗な ぼちで。 観音様 が いらっしゃいました 。 いえの聖 観音 立像 さまの ....
プラットホームに着いた 銀色列車のドアがひらいて 夏の海が溢れだしました
ピストルが鳴 ....
そこは とても きれいな 場所でした 。 ぶるは 多臓器 不全 でした 。 とうさんと かあさんと ....
{引用=
此道や行人なしに秋の暮 芭蕉
門を出れば我も行人秋のくれ 蕪村
}
....
青い空気をかきまぜる
そんな時がきたのです
時は夕暮れ
ヴォリュームを下げるように
....
ねぇねぇ 今すぐ夜空をみあげてごらん!!!!
すごく すごく 月がきれいだよ!!!
すごく すご ....
ちいさな ぶるが なくなりました 。 ちいさな ぶるが 死にました。 かわいい ぶるが なくなりまし ....
その
ひぐらし
アコーディオンがたからもの
ヒトの喝采むさぼって
どこふく風のね ....
月の夜にほろほろ酔い
虫の音聴いて踊り出す
モミジの葉陰の魔物たち
ヒガンバナが燃 ....
5時の電車
嘘を吐きに待ち合わせる
触れている手は誰を思っている
囁く声は誰に向けられてい ....
夜、
白い、
薬局の袋を、
脇のテーブルに置き、
ベッドで、
眼鏡をかけて、
サティのピ ....
目に見えない君に唄っている
目を見れない僕に唄っている
何時かしらの心に突っ掛かる
....
ピーンポーン
神の・・
結構です。
ピーンポーン
新聞の・・
結 ....
正義が悪を倒し 悪は滅んでいく
子供でも理解できる理屈
だが戦場に悪はいない
銃を持ち 戦 ....
夏、真っ盛りの宵闇を切り裂いて
とりどりの色と散っていった夜空
が
赤ん坊
を
落 ....
幸せだよ
恵まれてるよ
わかっているよ
だけど いまのぼくには
「満たされない」なんて言 ....
たゆたふ明日にさようなら
今宵の星にお辞儀する
母上は魚を捌き
父上は機械を解体する
ワタク ....
萎れてゆく花ではなく
1.「ゆびぬき」
でんとうの ....
歩いています夕暮れ
空は赤くありませんでした
曇り空が何度目かの意識で
その姿を現しました
....
わたしは居ない者
わたしは居ない者
過去の法が生き返るのを見ている
死ぬものはない ....
今日の道具は冒険小説です
勇敢な主人公に心を重ね合わせて
胸わき踊る展開を楽しみます
時間を忘 ....
君みたいな
君のような
君ぐらいの
君ほどの
君だらけの
君らへんの
....
藤根の
公民館の屋根の下
雨宿り
雨やみますか
恐らくは
白濁窓ガラス
その向こ ....
忘れてください、という言葉が本望であるはずもない
聞きなれた響きのトーン 違和感のある丁寧な言 ....
「おー、よしよし。いいこだねー。
ムニムニとしておってからに。」
「ぷきゅーう。ぷきゅぷき ....
渋谷駅 東口
窓から自殺しようとした男の
背を 写メールで撮る人垣
電車の真ん中で吐いてい ....
君を一目見ておれはシビレマシタ
その日からおれは変わった
まず格好を気にするようになった
....
星、呑んだ。
だけど
わたし、光らない。
小さいお店に立ち寄った
こんにちは。
挨拶もそっと
どこで一体あたしの熱意や
好奇心や探究心や温度が
詰まっているんだろう?
のどもとまできてくす ....
あの日、町が消えた
大きな揺れと火事のせいで
まるで戦争でも起こったように一面瓦礫の山になった
....
石灰撒かれた道路の横脇に
死したサンゴ礁のビルが立ち並ぶ
昨日までは
窓枠にガラスが嵌められ
....
君のことを想うと、胸が苦しい・・・
一つ一つ僕を変えていくというのに・・・今この瞬間も
大切 ....
秋のはじめのある日
川辺りを散歩していた風は
色とりどりに咲いている花を見つけました
....
悲しいと言って
君が釣り糸に噛み付くから
僕はまた一つ疑似餌をつける
ショップに並 ....
口にするのも躊躇わレ
遥か遠くに捕らわれて
睫毛も折レルこんな夜
カタク眠りについた末
そこ ....
こぼれる。
一滴と一敵。
てきが足りない。
....
わたしは みにくい獣だ
鋭利な刃物を知っている
(わたしの爪はいつも)
鋭利な言葉を ....
しとやかに咲く花の雌蕊を
ひと撫で
ふた撫で
愛の甘い誘惑は
心の隙間を逃さない
....
彼の人の 通いし道を 歩く時
前後左右に 研ぎ澄まし五感
六感を 頼りに来ては 天 ....
瞬きもせず
震えもせず
怯えもせず
淡々として
沈むものと
浮くものと
漂ふものと
秘 ....
10月1日はメガネの日です
おれにはメガネマニアの友達がいます
かなりのメガネマ ....
炎天の下
雪兎一匹
気紛れで生まれた
雪兎一匹
我を見つめて
涙が一滴 ....
ある日 目を覚ますと 部屋がメロンパンで溢れ返っていた
「なんじゃこりゃー!メロンパンの逆襲も ....
坂の上に のっかっている
そうか こうやって 私は
この雲の先に ....
真っ白なキャンパスは
昼にはご機嫌だったのに
夜になると ぐれていた
何か話 ....
点数だけで何もかも比べられるのは嫌だけど
一応受けてみよう
運動会は出場することに意 ....
一昔前には
ありえないことが
当たり前になったと
思いながら仕事している
腹が空 ....
振り返れば
手の届きそうで届かない
「昨日」
に責任の全てを背負うかのように立っていた両足を崩 ....
ベランダから見た
自分の部屋は
まるで他人の抜け殻のようで
少しだけぞっとした。
自分の ....
君も
同じ夢をみたのかい
思い過ごしなら
私に空を見上げることを
させないで
紫の ....
全力で君のことが好きでした
全力で君の笑顔が好きでした
全力で君の真っ直ぐな瞳が好きでした
全 ....
もし僕のコトバに
魔法がかかり
もし僕に
希望や慈愛を
伝えられる器が
ある ....
夢が真夜中に
溶けるころ
アスファルトの
水たまりに
おおきな月が
落ちるある日 ....
友達が言う
あなたはつよいよね
ツヨクハナイヨ
じゃあまたね
街は夜
車の ....
大量のオカユを入れた片手鍋、歩いてウチまで持ってきた君
「たまご粥、食べると風邪が治るって」そ ....
空を泳ぐ鳥たちでさえ
死はいつも地上のある
明るすぎる地下に雨は降らない
きのうの洗濯物を ....
{引用=
ねえ、でぶでぶ
神様は毛がないってホント?
みたことある?
....
闇の沸点見上げる沈殿物の朝
勢いよく回転する車
輪を砂漠で横にする
バターに国境線を引 ....
くにゃ
腕を預けておいた小さな棚がくたびれた
おおい、私のことは置いていくの
ストラッ ....
オレンジ色の少し寒い部屋
きみとふたり、お茶を飲み話した
その時かかっていたのは有名な、 ....
電車が脱線したと聞いて顔も知らない運転手を罵る
京大卒の政治家を見て知性を感じられない
....
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