すべてのおすすめ
もうどこにも行けない状態だからとか
昔見たあの光景をもう一度見たいからとか
求める側には少しばかり切ない理由がありそうで
でもたぶん
作り手側にはそんな理由なんかなくて
自然を再現するなら海 ....
顔の無い自分の顔の部分について考えている
なぜか?
非常識だからだ
洋服を着たからだだけが
ぺたんこになって地上に映し出されていた
これからもわたしたちは
なんとかマップにマッピングされて ....
海辺にて、そっと笑う、ふっと怒る、さっとさみしがる、ひとりひたる、ふたりしずむ、ゆ、ゆゆしき、しきたり、たのみのつなわたり、ろうか、かいくぐる塩分濃度30%海のち夏のはじまり、雨あがりに、アンドロ ....
夏ってなにかな
ビールだね
へえビールってなんだろう
たとえばこれ以上ないやつで
シメイブルーだね
世界一うまいビールだとおもう。
とくにマグナムの3年熟成もので状態が ....
160704
並四ラジオにはVRつまみは無いのだ
音量調整は
アンテナタップ切り替え
再生検波管の再生具合(ポジティブ・フィードバック量を再生バリコン ....
むかしむかし 暗黒の世界に 満月が生まれた
青白く闇を照らし 人は詩を詠むようになった
狼はその光に 遠吠えながら 仲間を呼んだ
満月の夜には 事件が起こり 語り継がれた
むかしむかし 乙 ....
縦横無尽に幾つもの力線の輝き走り
瞑目していた内の内底、鍵裂き状の亀裂また亀裂走行
無数の力線集束し輝き黒い円を描き 落ち着き始める 間もなく
漆黒の逸脱、突如再開し 燃える力線、
放射状に何 ....
ある朝
ヒナのために批評している
ツバメの雛が巣から落ちたのだ
百均の店員の
みなでしつらえた
段ボール製ヒナ落下防止板の設置位置について
ヒヒョウしている
作業が遅れ
巣からな ....
あたしたちはむかし
旅をしていた
ジョナサンみたいに
求めるもののある旅だ
いつか終わるとは思っていた旅を
いよいよ終えたとき
わたしたちのどちらもそれに気がつかなかった
世界は ....
待ち遠しい
白ソックスの
四足歩行で
夏まで
渡れ
日々の汚れが
レールを漱ぎ
雨降る
早く
雨降れ
もういっそ
止まずに
線路を洗う
土砂降りの ....
最後まで聞くよ
君の気の済むまで
存分に話しなよ
君が正しいとも
間違っているとも
決めつけないで
耳を傾けるから
頑張れとか
こうしたらどうか
なんて励ましたり
アドバイ ....
私は父の後を歩いた
そして 目も当てられないぐらい通りは快晴で
何かこの店の名物らしく独特の味がした
今日 私は 父とどじょうを食べた
私は時間に間に合った
誰に会いに行く ....
戦いがはじまれば
君は何と戦うのだろう
ゴジラであれサイバー攻撃であれ
何と戦っているのかさえ知らされず
戦う日々が来るんだろうか
蜩が鳴いているから
この、
暑い夏を思うのかもしれ ....
サンダルに小石が入ったので
右を脱ぐ、裸足歩道の上に
途端、俺は声上げる
うわっ 熱っ!
いよいよ猛暑襲来に意識朦朧と
短パン、Tシャツ、サンダル姿で
ドトールへふらふら向かっていたの ....
コンビニのドアが開き
ひらひら舞い出たモンシロチョウ
誰も見てはいない
光は雨みたいに激しく額を打ち鳴らし
影はつま先から滾々と湧き出している
こんな日だ
わけもなく後ろから刺され ....
おかあさん、あなたのいない夏がまた来たよ
そうしていま選挙の時期です
口癖のように歌のように
あなたはいつも
社会貢献できてわたしの人生は幸せよ。
そう、甘ったるく高い声で
誰にも有無を言 ....
ちっちゃなちっちゃな苛立ちが
筍みたいに
地表に
尖った芽を出したかと思うと
みるみる
大きく育ちはじめて
考えないようにしようと思っても
忘れようとしてもてがつけられない勢いで
肥大 ....
君のそろえた手のひらのくぼみに湖が
あるなら
ちょうど夜が明けて霧も晴れてきて
青い山々がすっかり見えるだろう
僕は湖畔に寝そべって
君に捧げる歌を作る
君がふっと息を吹きかけるだけで ....
微細な雨粒に濡れ
その森へと足を踏み入れる
目を凝らしさらに進む
身も心も癒されてゆく気分だ
コウモリが空を舞いとび
草むらで山鳩が鳴いている
くるくると回る空を見上げ
幻想 ....
わたしが無に静まるとき
意識の器を
純粋な音の響きが充たす
色彩のうねり、
輝きの形象、
音の万華鏡と化し
多様な旋律とリズム包蔵スル一音一音、
響き波紋となり広がる広がる
一 ....
すとんと落ちた
千回目の墜落
あれ?でも何だか変だ
苦し紛れにした別れ際の旋回が
いつのまにか腕枕に変わり
僕の腕は君の頭に顔に
自然に溶け込んでいく
寂しかったんだね我慢していたん ....
「愛情不足だったから
棘だらけになった」
――サボテンが?
自分の間合いで生きればいいさ
手前勝手になれなれしくするやつは
痛い目に合わせてやればいい
傷ついたなんて言う ....
スーパーカップを平らげて
もう一個食べられそうな
そんな午後
二歳児がゆくどこまでも
小石を拾いながら
もう何に怒っていたかも忘れて
落ち着くための珈琲も忘れて
時にバンボを ....
死ぬために生まれ
苦しむために生きて
この生に呪詛を呻きながらも
私はこの生が気に入っている
私は遠くを覗き
私は近くを眺める
月やら星やら
海やら山やらを
そうやって万物の中 ....
どう考えても
無職自称詩人と
年間200万ぐらい
所得税を払っている俺が
同じ一票なのが許せない
百歩譲って
一票くれてやるとして
それが当然の権利みたいな
顔しやがったら
ただじゃ ....
ぼくたちは どこで分かれ道に…
雑踏の人波をかき分けて 前へ
日常に埋もれて あがいていた間に
湾曲した道を曲がるときの
あの ときめきも忘れて
手をつないで 昔見た風景を
気 ....
野と街の境に空が落ち
生きものはおらず
水は澄んで
底には岩と樹がゆらめいていた
細長い午後の天蓋を
幾度も廻る光の帯
窓をすぎる曇
疑念の花
上には何 ....
外界は、
無数の浮遊映像
透明な皮膜越し
人々が車の列が
太陽に焼かれ
ふわふわ微睡んでいる
不意に、
道路を裂いていく亀裂は
青過ぎて暗んでいく空と共に
雪の砂漠の空洞を穿ち
....
湯の歌が激しく聞こえて来て
夕暮れに
東京渡辺銀行が破綻しました
ニーナの歌も聞こえてきます
締まった詩に成る予感に
母の田圃も駄目に成ります
何処からでしょうか
原始人でしょうか
激 ....
そのまま刻み止まない針の風に 日常を丸まった鉛筆の芯の様に
洗濯する度に味を噛みしめる空 インディコのリアルを
年輪から咲く今の自分を鏡を観て通す
針はクリスタルを指し 日常を溶きほぐす ....
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