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  温雨


雨に洗われた
針葉樹の隙間から顔を出し
ヒヨドリは不思議そうに首を傾げる
蟻の休日
うつろな目をした夏






        一緒くた


    ....
ほんっとバカだったよな
羨ましいくらい自由で
でもなにかを抱えてて
時おり寂しい一面を覗かせてた
そういうところに弱かったんだ
遊んでいるようにみせて
誰より努力してて気づかせなくて
 ....
{引用=コトバだけで世界をつないでいく、そんな嘘くさい指切りをして
あなたの色つきの夢の先に、私はいない。

コトバだけで生きる人は 骨の分量の重さを 世界と言い、
あなたは、夕陽を溺れ ....
俺の息子は自閉症だ

ハンデキャップがある
それだけが理由なら
相模原のキの字の
標的にされたかも知れない

サガミハラとサカキバラ

片方は平気な顔して
今も生きているし
片方 ....
緑、濃く匂う深山に
一つぽつんと神社があって
鳥居をくぐり灰白の石畳を進むと
自分が社の前でやや前傾姿勢になり
何か一心に手を合わせ瞑目し続けていた

わたしは自分の黒い後ろ姿を見ながら
 ....
向日葵が太陽の様に笑いながら咲いている
青空にひび割れた積乱雲が映し出され
上手く笑えない私は 少し恥ずかしい
蝉の声はあくまでも懐かしく そして煩く
私の歌は悲しくセンチメンタルに響く

 ....
で、ゆれる会話。白線の内側を歩くように危なっかしいきみのきゅんとわたしのきゅんの間にある水域が、おわりはじまりとめどなくとどめなくどよめきめくりあがる白い爆弾となって投下される前に始発の黄色い ....          160726

大至急送れの信号弾が飛んできた
地平線の彼方からの味方からだね
次は7色の花火 センコウは消えて
敵兵ばかりがうろうろしているから
気をつけろの暗号さ
 ....
路面に無数の石は埋もれ
ひとりひとりの石の顔は
瞳を閉じて、哀しみ唄う

この街には色がない
(透きとおったビルの群)
この街には声がない
(透きとおった足音の群)

いつからか
 ....
うたうときいつも
だれかの上にいる 君は
いろんなものの由来にくわしい

グレープフルーツやざくろ
牡牛座やチョコチップクッキー
元素記号とか七夕とかサッカーチームとか

でもそれらが ....
幼い頃に頭を撫でてくれた手のひらたちは
引っ繰り返され 
彼女を叩たり、指さした

(公園で、一人、少女が濡れている)

常識の文字を見つけると丁寧に赤丸で囲みながら
恐る恐る ....
昭和15年生まれで
終戦の年に82歳だった
トリコシシュンジロウは
マンデー毎日の編集長時代(明治22年頃)に
ウノケースケ首相の
女性スキャンダルをすっぱ抜き
辞職に追い込んだことがある ....
                           160724


カタンカタンカタンカタンカタン、快いリズムの風に乗り
お母さんは西瓜を半月形に切ってから4等分する
電車もご機嫌 ....
ベランダを覆いつくすケヤキの枝に
キジバトの巣がある
朝六時
キジバトの鳴き声で眼が醒める

ジュウイチジニキテクダサイ
ジュウイチジニキテクダサイ

十一時に?
どこへ?

夢 ....
古いガラスのように蒼ざめて鳴り響く

 ――あれは なに?


       掌の海から跳ねる両目を失くした魚
           それは
テノヒラ 温かすぎる子供のテノヒラで
   ....
きらきら
という絵本を
君に読み聞かせるのだけど
結晶の写真がきれいで
君のお気に入り
ひとつ 指さして
パパ! と言う
ママ! ととなりの結晶を指さす
次々に 結晶が
 ....
         160721

ちょっとTightな言葉だね
釣り針を無くし困っていると
海に潜って拾ってこいと
海彦が山彦に命じたのは
まじめなテレビは海の味方する
不真面目なラジオ ....
夏になると
私の中の情熱が少年のかたちになって
駆け出す
迸る光と熱のただ中へと

緑かがやく丘の上で
積乱雲の巨塔を見あげ
四方から降りそそぐ蝉の声を
またそれらがふと止んだときの静 ....
万年筆の血液が乾いてしまったようだ
無理もない
数年うっかりと放っておいたのだから
いちにち、はとても長いくせに
すうねん、は
あっという間に感じるのはなぜだろう
風、が通り過ぎていく
 ....
涙をミルク瓶につめると海に流れる
浮くとか浮かないとかは
もんだいではない
夜の水面にぴか、るような愛なのか
恋なのか杞憂なのか
わたしの、恋情などほうっておいて

ロシアの夜空 ....
コーラ・コーラ・コカコーラ
コーラ・コーラ・コカコーラ

ブルースカイ・夢のような・サンシャイン
僕らの青春・グラフティー・ビジュアル系の・ボーイ・&・ガール

ヘーイ!コーク・マックのハ ....
          草葉に風の足音
夏の光の深い底で焼かれる虫たち
夜に置き忘れられた
艶やかな目に乾いた夢が映り込む
生と死の歯車が柔らかく噛み合って
素早く回転する
  濃厚で豊満な匂 ....
見えなかった

どうしてだろう

愚痴をこぼし

不平不満ばかり並べていた日々

さえぎられていた視界に

何を見ていたのだろう

誰と比べていたのだろう

私は祝福の中を ....
わたくし、Eテレ2355で有名な考えるセイウチでございます。今日もプールでポーズとりながら回ってると、お客様が「きゃあ、見てぇ、セイウチのくせに哲学してるよ」って指さして笑うんですよ。まあ、もう慣 .... ぼくらが詰まるのは

おもにモノやヒトだ

モノやヒトと過ごす時間を大切にすれば

モノやヒトとの距離を適切にすれば

つまり愛することが身近であれば


相手あってのぼくらなら ....
ひと息ついて
何を飲もうかな と思った時に
いつもの紅茶のティーバッグが手を挙げた
だから紅茶にした
そういうふうに私は
一人暮らしをやりくりしている
風を聴く日は多く
大きな声では言え ....
キャベツ千切りサクサクサクサク鳴りませら
したら意識、
奥まってゆく、 だんだんと
深まってゆく、 ゆっくりと
開いてゆく闇、 漆黒の
隙間隙間に優しい顔顔顔光り輝く
から
いっそも一度 ....
詩人の魂は宙を漂う

世界の響きを繊細に読み取り

心の琴線の僅かな震えを感じ取る

言の葉の海に身も心も投じ

狂おしく悶え苦しむ

時に歓喜の旋律を奏で

時に絶望の闇の淵 ....
寒空の下で
冬を謳いたくなる

大寒を 目前にして
落としてしまった思い出を
必死で 探すみたいに

防寒具は 必須
ちょっと ギャザーが入ったヤツが
オツです

キュッと  ....
  どこかの駅で
  列車や言葉や人影など


  待っていた
  観念的な雪を肩に
  積もっていくにまかせ


  けれど沈む日の悲しさだけは
  わたしたちを灼いてい ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12014)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏と雨の短詩・五編- ただのみ ...自由詩10*16-7-27
君のことを書くのはこれでおしまいにする- かんな自由詩12*16-7-27
生きた亡者- 為平 澪自由詩816-7-26
ミとキの違い- 花形新次自由詩216-7-26
vision.08- ひだかた ...自由詩2*16-7-26
向日葵の絵- 星丘涙自由詩4*16-7-26
始発と交わる地平線 - 阿ト理恵自由詩9*16-7-26
始発と交わる地平線_- あおば自由詩3*16-7-26
透明の街- 服部 剛自由詩216-7-26
歌っている- はるな自由詩416-7-26
ブロンズ少女- 為平 澪自由詩416-7-25
トリコシシュンジロウ- 花形新次自由詩116-7-25
西瓜- あおば自由詩4*16-7-24
七月の忘れ物- たま自由詩16*16-7-24
絶望の希望はただ乾いたピストルの音- ただのみ ...自由詩7*16-7-23
ちいさな詩人- かんな自由詩8*16-7-22
山の日- あおば自由詩1*16-7-21
夏の日々- 塔野夏子自由詩7*16-7-21
ふたたびの夏- そらの珊 ...自由詩14+*16-7-21
涙をミルク瓶に- かんな自由詩4*16-7-21
コカコーラ- 星丘涙自由詩3*16-7-20
火葬詩転生- ただのみ ...自由詩13*16-7-20
盲人- 星丘涙自由詩6*16-7-19
ゾンビの日光浴- 阿ト理恵自由詩3*16-7-19
愛することが身近であれば- 吉岡ペペ ...自由詩316-7-19
一人暮らし- もっぷ自由詩616-7-19
夜景- ひだかた ...自由詩4*16-7-18
詩人のイメージ- 星丘涙自由詩7*16-7-18
はらはら- 藤鈴呼自由詩2*16-7-18
冷たい駅- 草野春心自由詩416-7-18

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