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猫のうたをたくさん描いた日日
束の間のしあわせと平和をしる
それをしるすよろこびが 実は
のちに癒せない痛みとなっても

そのことである
そのことである
そのことである
猫はもういない ....
宜保愛子は
見えない方の眼に
霊が映ると言っていた

多くのまともな人は
「何アホなこと言ってんだ」と
取り合わなかったが
まともな人を自負する俺は
そんな風には思わなかった

き ....
せんごくさんの言うとおりに
道を曲がったんですよ
そうしたらほんとに
おさるさんがまわってて
ノミが飛び出るくらいびっくりしました

五月雨の歌が聞こえてきて
幼少の頃を思い出しましたよ ....
夜の中空に
五月の惑星がある
果実のようにある
そこからぽとりと垂れた雫のように
君が目のまえにあらわれた

などと
君のことを詩に書いてみても
五月の夜気はどこか水のようで
だから ....
人は自らの魂の体験を深めれば深めるほど
独りになっていく独り戦慄し痙攣する

繋がりは必要だ繋がりが自らの独りを浮き彫りにする
浮き彫りになった旋律の泡立ち振動こそ個体魂の律動

したら、 ....
            160522

日焼けしましたねぇと
大貫妙子は誰かに決め付けられ
慌てて南極に行ったとかなんとか(嘘でしょう)
なにしろ日焼けには逆療法が効くのですと
北極から南 ....
猫の死を看取って
父の死を看取らなかった
看取れなかった
間に合わなかった
タクシーがいけない
わけじゃないたまたま
道路が

父さんの死は私の最初の死、で
その後に仰天の連続たとえ ....
九年前に書いた詩には
そういえばカナリアのこと
雀のことそしてなにより
鴉をあえて黒い鳥として好んで描いた

詩作の真似事始め
弱いものや厭われるものを
徹底的に痛めつけて そして
そ ....
大統領が来るので
私たちの街は
なんとなくそわそわしている

当日は
大渋滞になるだろう
車で来るの やめよっかな
広電ならいいっしょー
みんな人ごとで
どこか
案じて

すで ....
ほんとうのことは
ネットには出てこない
ランキングにも載ってない
誓って

受け身でいるのはいい
誰かの
せいにできるから

みんな
楽々とルールを破る

私は時々
赤信号で ....
もう一度夕空と雁行が見たい
それだ わたしの望みと言えば
もう二度と命を捨てようとしない
それだ あの少女との約束と言えば

いま迷っているのは この長すぎる髪を
切ってもよいものかという ....
   さえずりは無制限に落下して
 漲る心臓
内側からほどけ展開する
うすべに浮遊都市
生贄のメリーゴーランド
空を蕩かす視線を
 火の羽衣に包み
牡丹 
  ゆるりと爆ぜ
     ....
初夏の夕暮れ
やわらかい風に吹かれながら
玄関先にしゃがんで
ビオラの花柄を探しては
摘みとる
こんもりと咲き茂る寄せ植えが
あたらしく
生きかえるのが好き

いつからだろう
 ....
1.昔日


白いちじく
くるみ
黒ごま
凍ったラズベリ
松の実
メープルシロップ

海原のような対岸に向かい合って座って
きみが指をしゃぶりながら笑う

もつれる後悔
今 ....
ドーナッツの向こう側へ、ゆけば迷わなかったのかもしれない、と、わかったところで迷ってしまったわけで、ほんとは迷ってしまったことにすら気づかなかったわけで、?、星の繋ぎ方すら忘れてしまって、きのう食 .... 枝に留まった、夜の{ルビ梟=ふくろう}
少々首を傾げ
まっ黒いビー玉の瞳で
あなたをじぃ…と、射る

――梟は、仮の姿で
  ふっくりとした着ぐるみの中に
  小さな哲学者がいるらしい
 ....
あなたは、咲こうとしている

――長い間
時に風雨に、身を{ルビ晒=さら}し
時に日向に、身を開き
地中へ…根を張り巡らせて
世界にたった一人の、あなた
という花を咲かせる為に

蕾 ....
(自明)とは
自ら明るい、と書く。
わたしの命の照明灯は
元来――明るいもの  




  
愛については
猫が、大統領よりずっと詳しい
だって猫は いろんな壁の上を
やすやすと あるいてきたんだ

ひとびとが にぎわう繁華街
ひとびとが やすらうベットタウン
肩をおとそうとした ....
町田駅前で
町田駅前を行き交う人達の姿を
自身のポコチンを筆にして描いている
ホームレスの榎田作小太郎さん(67)は
町田市民に
町田のゴッホと呼ばれ
親しまれている

作小太郎さんが ....
絞り出される音叉の連動
魂の浅瀬から鏡に映り

響く残響奥底からの木霊
未知なる既知の郷愁に震え

空洞の底から噴き上げる熱
変わらぬ憧憬を未来から招来し

夜の砂漠を間欠的に舞い吹 ....
ワイシャツの袖から小さな蜘蛛

どこかで難しい事を考えている

道行き庭々の花に見惚れながら

かけらばかり指先をかすめて往く

陽だまりの深宇宙に不快はない

言葉もないからちょ ....
先頭に居るのは誰なんだろう?
少なくとも君では無いはずだ
車酔いをする人がこの場所で
並んでいるとは考えられず

回り続けるメリーゴーランド
今日も僕は一人で乗り込んだ
出来れば君の背中 ....
きっこは~
お醤油好きだし~
高慢な性格だし~
将来、キッコーマンに~
勤めたいし~
ついでに言うと~
コーマン弄くるのも~
大好きだし~
やっぱ~
キッコーマン以外~
考えられな ....
 雨上がりが匂う緑の庭園で小さな世界は広がる。
 ピアノの音色が淡い世界に色付く。
 胸に抱えた定かでない悩みは昨日へ消えてゆく。
 私はただ黙々と小さな勇気を今日という日に積み重ねた。
 ....
浅いところで手を浸して
つめたいと言って笑った
いまごろにしてはすこし寒い
土曜日の午後のことだった
アイスクリームなんか食べたい気分じゃなかったけれど
きみが頑として譲らなかっ ....
あの{ルビ娘=こ}は女の子 なのに
選べなかった積み木で建てた家には
花を飾る場所がない
わたしが贈りたいのは
やわらかな色のラナンキュラスの束なのに
どうしたらいいのかわからない

だ ....
春風が
君と私の間を
通り抜けて
何億光年と
それは心を突き放す

春風が宇宙に吹いた日は
2人彼方に飛んで跳んで
最後に君の汗の匂いが
涙と流れた

ずうっと遠くの ....
私の口癖は
わからない
彼女の口癖は
面倒くさい
画面をすべっていく
文字
君の顔のうえを
永遠にすべって
君には
降ってこない
ザラメ
それには
トゲがあり
それには
色 ....
風が流れてこないから、
行き先がわからなくて、
佇んでしまう。
私にとって呼ぶ声そのものが、
道標だ。
声を含んだ風が流れてこない日は、
この指を切って赤い唾を流す。
赤い汁のなかには小 ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12014)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- もっぷ自由詩516-5-23
宜保- 花形新次自由詩116-5-23
@さるまわし- ふるる自由詩416-5-23
五月の惑星- 塔野夏子自由詩3*16-5-23
独りの魂〇皆の魂- ひだかた ...自由詩3*16-5-22
ひやけしたシロクマ- あおば自由詩2*16-5-22
- もっぷ自由詩416-5-22
- もっぷ自由詩216-5-22
大統領前夜- umineko自由詩7*16-5-22
プリペア_- umineko自由詩7*16-5-22
- もっぷ自由詩216-5-22
夢と現の境で瑞々しく花首垂れる者あり- ただのみ ...自由詩9*16-5-21
うつくしいもの- Lucy自由詩15*16-5-21
ヨリオスフィア- 平井容子自由詩516-5-21
迷子になるとわかること- 阿ト理恵自由詩4*16-5-20
梟の目- 服部 剛自由詩216-5-19
もう一度、蕾から- 服部 剛自由詩416-5-19
自明のひと- 服部 剛自由詩316-5-19
大統領よりずっと詳しい- るるりら自由詩13*16-5-19
榎田ゴッホに- 花形新次自由詩116-5-19
奥まる意識のその底で- ひだかた ...自由詩716-5-18
蜘蛛連れて- ただのみ ...自由詩5*16-5-18
安全地帯- ミナト � ...自由詩216-5-18
マスオカキッコ「夢」- 花形新次自由詩116-5-18
庭園- ヒヤシン ...自由詩11*16-5-18
ナ・ツ・メ・ロ- ホロウ・ ...自由詩3*16-5-18
心の家- もっぷ自由詩8*16-5-17
こんにちはセレナーデ- 瑞海自由詩7*16-5-17
ノー- イシダユ ...自由詩1016-5-17
まものみち- あおい満 ...自由詩6*16-5-17

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