すべてのおすすめ
体をつくる一個一個の原子はつねに入れ替わっているらしい。
一ヶ月経つと人間はまったく別の原子からできた別の人間になるんだというから驚きだ。
だから、「お変わりないですか?ええ。あなたもお変わり ....
私は18(もうすぐ19)歳だが、「外に出るのが怖い/人前に立つと緊張する/コミュニケーションが苦手」といった問題……というか壁を感じている。なぜこうなったかといえば、多くの場合において、過去が起因して ....
信濃毎日新聞という故郷の新聞に、むかし、俳句を投稿していた時期がありました。何度も投稿したものの全部没で、一度も俳句欄に載ることはありませんでした。一度でも自分の書いた俳句が新聞に載っていたら、ど ....
今日、ユキヤナギの枝の剪定をした。毎年、毎年、よくもこんなにも次から次へと、出てくるものだと半ばあきれながら手を動かした。知らぬ間に至る所絡まっていた蔓植物の頑丈さは凄まじく、綱引きをするみたいに息を ....
赤信号で停止していると、ふと路肩の花壇に咲いているアリッサムに目がとまった。
アリッサムという花は、冬季にも寄せ植えなどで楽しまれる花で、その時見えたのは白色のと白とピンクとが混同している、二種 ....
ちょっと焦げたピーナッツバターが乗ったトーストとカフェオレの為ならなんだって出来る、とマリはいつもふんぞり返って話してた。「あたしにとって人生で大事なものはそれだけなのよ」って。実際、一日に二回(朝 ....
・あの日
母が壊れてしまったのは、今から15年ほど前の冬の出来事だった。
当時高校二年生だった私は、北海道での修学旅行から帰宅し、うかれた気分で玄関の扉を開いた。
父は海外出張中 ....
世の中は日々変化します。
私が長年愛用してきたガラケー(ガラパゴス化したケイタイ電話)も、
あと二年ほどで使えなくなるそうです。それで、「早く買い換えてくだ
さい」という催促が、ケイタイ会社 ....
ここ二月ほどの間にユーチューブの動画を見る時間が、だんだん増えていった。それにつれて、いろいろな情報が目に入ってきた。そうしているうちにだんだん自分の考え方や、それまで持っていた、自分のおぼ ....
昭和30年代というのはなぜあんなにも混んでいたのだろう。休みになれば映画館は場内のドアが閉まらないほど客が詰めかけたし、例えば別府温泉などいまでは考えられないほどの人々が押し寄せた。家族旅行と言えば別 ....
色付いたリンゴの葉っぱに朝日が差していて、とても綺麗だった。収穫されたリンゴの実は軽トラックの荷台に載せられ、ちょうど農協の選果場へ運ばれて行くところだったらしい。勝手口に出て車の掃除をしていると、向 ....
東海道線下り寝台特急は尼崎駅を過ぎると、急に右カーブを描き始めた。後になってそれが福知山線と知る。福知山線の存在は知ってはいたが、その始点の一方が尼崎とは知らなかった。図らずも私をそのルートに導いたの ....
「10分停車らしいから、ひげ剃ってくる」
そう言って父は急行「筑紫」から降り、ホームの洗面台に向かった。時刻は夕方5時頃だった。冬のしかも正月の夕方5時といえばもう暗い。その分、ホームの蛍光灯は明る ....
その車両には誰も乗っていなかった。ドアが開いて乗ってみると、燕尾服を着た一人の老紳士が立っていた。「ようこそ」と、しっかりと距離感を保った声でお辞儀され、こちらも軽く会釈した。車内はよくあるメトロの構 ....
ぼくは自分自身のふせいじつに爆弾を落としたいです。
あるいは、詩を一日三十は書いてそのうちの十を投稿してしまう発作に。
俳句も、白状しましょう。ああいうのは、読みふるしの文庫版の歳時記から ....
書かないでおこうと思うことはむろん書けばいいし、書こうと思うことの大抵はただ、書いてみればいい。信濃路の秋を作り付けのファンタジーに貶めることなく、どうやったらそこに厚みある輪郭と衒うことのない調べ ....
「お客様は残り3時間で亡くなります。その辺よろしくお願いします。」
某所、M区にあるフレンチレストラン。僕は彼女の光希(ミツキ)と来ている。
「いや、どういうことだよ。」
俺は思わず怒鳴り声をあ ....
今日は主に庭の雑事、それから農地の草刈りをした。
北信五岳は早くも雪をまとい始めている。秋風の透明さよりもその厳しさの方が身に染みるようになって来た。今のうちにしなければならない事は、早 ....
諸事情で母と寝る部屋を交換した。今は独り立ちする前の私の部屋に居る。私の部屋にはロフトベッドがあって、高校時代と大学を入学してた時期はずっとこのベッドにお世話になっていた。今、このベッドに寝そべるとベ ....
詩を書く時、自分の場合どんなふうかを少し書こうと思います。時々、こういう変な気まぐれをおこします。
まず
銀河、という言葉がすきだから銀河ということばをよく詩につかいます。
魚とか青色と ....
先日母方の祖母の妹が亡くなったので、祖母を安置室のある家族葬ホールに連れていった。親族といえども、ごく近い近親者以外の告別式への参列は憚られるという事だった。この時節、どこでも大体そういう段取りなのだ ....
何年かぶりに新聞を読んだ。明治6年創刊の『信濃毎日新聞』一面の左下、敬老の日を報せる日本国国旗の隣に、お題に寄せて写真を投稿できる(こと映え)という名物 ....
スナックねね。
その店名から彼は豊臣秀吉の正妻の名前を連想した。それは特別な歴史認識じゃなくて普通だった。
千葉に近くて東京のはずれにあった街。だったが地方出身で山間の土地から上京し就職して一年余 ....
本を見ていたら、ふと夕焼けの気配が気になった。勝手口から外に身を圧し出してみる。すると、その音に驚いた鳶が畑の近くの草地から、ぶわっと飛び立つ。
気象現象については詳しくないが、台風が日本 ....
ぼくは昔から人よりいくらか理解力が劣っている所がある。
これは確かなことで、1回言われてもすぐに分からないのは勿論で、3回ぐらい言われても分からないことが結構ある。
例えば仕事においては他 ....
自助グループがその後どのような経過を辿り雲散霧消したのかはまた別の機会に触れるとして、今回はぼくが当時していた仕事の話を少しだけ。
ぼくは20代後半の時、これはどこかで書いたかも知れないが、 ....
たとえばちょっとした時、他人の車に乗らなきゃいけなくなって乗り込んだ途端、ああ人の匂いだなと思うことがある。その人の、ひいては生活者の匂いだな、と。消臭剤では隠し切れない微妙な生活臭及び体臭、あのそこ ....
天気予報通り空は晴れ上がっていた。
夜。一人でアパートの部屋に帰ったら間もなく入口と出口を兼ねるドアがノックされた。
彼は独身で孤独感満載な毎日を生活している三十代半ばだった。彼女はいない。出来た ....
秋、畑を耕すことを秋耕と云うそうです。晩秋や初冬に植え付けをする作物の為の下拵えを、土にほどこしてやる必要があるのです。苦土石灰をばら撒いて、鍬を入れ、もう一度石灰を力士が塩を土俵にまくように放っ ....
なんだか、時々、こういう風に思います。
現代詩フォーラムに毎日投稿される詩、それから過去ログの詩もですが、嫌な時もたまにはありますが、大体はそれらを一つ一つちゃんと読んでみたいなと思ったり。
....
山人さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(259)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ペンギンの赤ちゃんのふわふわなお尻
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道草次郎
散文(批評 ...
3*
21-2-20
人生最大の闇#1
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a i
散文(批評 ...
2*
21-1-31
俳句の良さについて
-
道草次郎
散文(批評 ...
6*
21-1-28
刈り込みと冬
-
道草次郎
散文(批評 ...
1
20-12-13
雪の予感
-
道草次郎
散文(批評 ...
3
20-12-12
ピーナッツバタートースト
-
ホロウ・ ...
散文(批評 ...
4*
20-12-11
母が壊れてしまったあの日から
-
健
散文(批評 ...
12*
20-12-11
146号編集後記
-
たま
散文(批評 ...
6*
20-12-1
投票権の破棄だけは二度としないと宣言したい
-
ジム・プ ...
散文(批評 ...
1*
20-11-25
Memory_Trains③「切り離し」
-
SDGs
散文(批評 ...
1
20-11-25
リンゴを貰う
-
道草次郎
散文(批評 ...
2
20-11-22
Memory_Trains②「迂回」
-
SDGs
散文(批評 ...
1
20-11-22
Memory_Trains①「岡山駅」
-
SDGs
散文(批評 ...
1
20-11-21
Happy_Birth_4_stations
-
komasen333
散文(批評 ...
1*
20-11-16
接地のための投下
-
道草次郎
散文(批評 ...
2*
20-11-12
燃える秋へ捧げるもの
-
道草次郎
散文(批評 ...
4*
20-11-8
あと3時間で死にますので、その辺よろしくお願いします。(短編 ...
-
月夜乃海 ...
散文(批評 ...
4*
20-11-6
10月31日雑記
-
道草次郎
散文(批評 ...
4*
20-10-31
もしも私が死んだら
-
月夜乃海 ...
散文(批評 ...
2
20-10-28
詩を書くこと
-
道草次郎
散文(批評 ...
9*
20-10-28
安置室の話など
-
道草次郎
散文(批評 ...
1
20-10-21
一日遅れの敬老の日
-
道草次郎
散文(批評 ...
3*
20-10-18
不完全に燃焼する罠
-
こたきひ ...
散文(批評 ...
2
20-10-11
残照の中のつまらない対話
-
道草次郎
散文(批評 ...
3*
20-10-10
取り立てて書く事でもないこと
-
道草次郎
散文(批評 ...
3
20-10-10
振り返ることⅢ
-
道草次郎
散文(批評 ...
3*
20-10-6
他人の車
-
道草次郎
散文(批評 ...
3*
20-10-5
何となく日々は過ぎていく
-
こたきひ ...
散文(批評 ...
3
20-10-3
秋耕と幻想
-
道草次郎
散文(批評 ...
2*
20-9-27
詩を読むこと
-
道草次郎
散文(批評 ...
8*
20-9-24
1
2
3
4
5
6
7
8
9