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今日ワクチン接種二回目
るんるん気分にはなれない
副反応予想は
発熱倦怠感
1回目はちまたの噂通り
接種した方の腕の痛み凄かった
予約した病院の看護婦さん
白衣の下着透けてた ....
鏡を覗いたら顔が写った
誰かと思ったら自分だった
鏡を嫌ってたから
滅多に覗かない私は
よく自分の顔を忘れてしまう
だけど
他人の目の鏡には私の間抜けな顔が写って
しまうのだ
....
このまま地球の温暖化が進む事はあっても
ふたたび氷河期が訪れる事なんてないんだろうか
自然は不可思議の世界
何が起こるか
想像つかない
今朝は憂鬱な雨
いっそ地球をおにぎりにして
....
雲の切れ間に青空が見えても
青空が切れてその先に別の世界が見える事はない
いつも何かを期待してるけど
日々は過ぎていくばかりで何も変わらないんだ
いいかげん飽きたな
って思い続けても ....
朝はおはスタ見てます
他局のニュースショーに健康を害されたくないので
元々幼稚な思考だしさ
べつにおはスタ幼稚だとは思ってないけどさ
子ども番組66歳が見てたら変かな
子どもに帰れな ....
詩を書いたり 短歌詠んだり 俳句摘まんだり
それをインターネットに投稿したり
自分は暇人か
そうじゃない
私は私なりにいそがしい
昨日は血肉を分けた兄の葬儀に参列して
焼かれた灰の ....
最寄り駅から電車に乗って
その朝妻と二人で東京ヘでかけた
各駅止まりの普通電車さ
いそいでいた訳じゃない
たいした用事でもなかった
遊びがてらに銀座まで宝籤を買いに行ったんだよ
も ....
考え込んだり
悩み抜いても
そこから解答引き出せないよな
そんなら
いっさいを払いのけて
ノー天気に生きたほうが
良いんだよ
運が良ければ
幸福の頂点に手が届くかも知れないし
....
頭ん中の電球が破裂して
覗き込んだ心ん中は真っ暗闇に変わっていた
俺は口が下手で
上手く意志と感情を伝えられないし
無理してそれをしようとしたりすると
緊張してしまうから
声が引きつっ ....
生来 勉強についていけなくて成績最悪だったけど
何としても高校だけは出たいと思い必死に頑張った
そして
地元の県立を受験したら合格した
だけど高校生活三年間もイジメにあってしまい
私 ....
現実から逃避したくて
今はやりの動画サイトにはまってる
現実から逃避したくて
今はやりの音楽のお気に入りを繰り返しくり返し聴いてしまう
コロナの風邪も
低収入の生活レベルも圏外にして ....
先日
うっかり忘れてマスクし忘れスーパーの店内に入ってしまったら周囲からの凄い視線を感じて慌ててポケットから取り出したマスクで口を覆った
申し訳ない、これでいい
とココロで謝罪しながら買い物を ....
柿の木には柿の実がなる
栗の木には栗の実が
畑には麦や蕎麦が
田んぼには稲が米を実らした
貧困を絵にしたような暮らしの家は
藁葺きの古くて粗末な佇まい
それでも庭はそれなりにあった
....
旅の人は足を止める
道は遥か地平迄伸びていく
旅の人は休息を必要とする
身も心もつかれ果てて埃にまみれていた
旅の人は道端の叢に倒れ込む
仰向けにねて見上げた空を鳥の群れが飛んでいく ....
駅
早朝
辺りはまだ暗い
耳たぶが凍りついてしまうくらい寒い
ホームで電車を待っていた
十九歳
半年振りに帰郷する
一人だった
彼は落ち着かない
気分が高揚している
昨 ....
どんなに辛い目にあっても
どんなに悲しい思いをさせられても
そこは大人だから
人前に弱音をはいたり
涙滲ませたり
できない
そんな事したら
見せかけの同情と裏に隠された
嘲笑を ....
冴えない身なりをして
うらぶれた街を歩きたい
擦り切れた靴を履いて
ボサボサの髪で
この世の終わりの方角を見るような眼をしながら
行くあてもなく
彷徨い歩きたい
うす汚い帽子は
....
彼は十代が終わりに差し掛かる頃に
初めて
お酒と女性が売りの店に入った
入口の重たげな扉は引いて開けると鈴が鳴る仕掛けになっていた
照明が落とされて暗くなってる店内には
酒の匂いと酒を呑 ....
ビルが建ち並ぶ街
連なる山並みに囲まれた農村
海が永遠に押し寄せてくる漁村
人は何処にいても
何処に棲んでいても
生きている限り
そこから収穫しなければならない
泣いたり
なき ....
繁華街の雑踏で背後から呼び止められた
気がして
思わず立ち止まってふり返ると
自分ではなかった
と女は落胆した
知らない誰かが知らない誰かと
そこで偶然再会した様子だった
ただそ ....
あれは忘年会だったか新年会だったか忘れたけど
職場の宴会の夜
俺はまだ若かったんだ
酒を飲んでもしらふでも
俺は他人と打ち解けられない
性格がどうにもならなかった
いつものように俺 ....
この地球もろとも
人間も人間以外も滅びてしまえ
なんてさ
願ったりしたのは
絶望に打ちひしがれたからさ
欲しいものは何も手に入らなくて
いらないものばかり投げつけられてさ
受け止めき ....
時計はいつもいつまでも時間の言いなり
朝からテレビの音声と映像垂れ流しにさせて気にならないのは
その実時間が気になって仕方ないから
水道の垂れ流しは放っておかないし、血の吹き出しに至っては救 ....
子供の頃から夢だった
階段のある家に棲んでいる。
夫婦の寝室は二階にあった。
ある日
娘に言われた、
お父さんとお母さん夜中にウルサイよ
二人共いい年してさキモいよ
最初、何の事 ....
時給900円
一日八時間
週五日
一日当たり150円のガソリン代
その他に何もなし
あるのは
半年ごとの契約更新
以上から年金健康保険等など引かれる
私の年収は幾ら何だろう ....
いずれ俺もたつヒトになる
から
ならざる得ないから
それまでに人生の収支を零にしてから
尚かつ足し算をして
遺したいと家族に宣言したのは
つい昨夜の事だった
先月無事に住宅ローン ....
この世界には
見えるものと
見えないものとに分かれている。
授業と授業の間の休み時間
便所に小便を垂れに行ったら
偶然隣りの便器に立った上級生は札付きの悪だった。
いきなり声をかけてき ....
スナックねね。
その店名から彼は豊臣秀吉の正妻の名前を連想した。それは特別な歴史認識じゃなくて普通だった。
千葉に近くて東京のはずれにあった街。だったが地方出身で山間の土地から上京し就職して一年余 ....
便箋一枚惚れた女の名前書き綴る
封筒に入れて封をして切って貼って
郵便ポストに投函した
惚れた女の住所と名前を表に書いて
裏側の差出人の住所も名前も書かなかった
俺はなんて意気地なし ....
天気予報通り空は晴れ上がっていた。
夜。一人でアパートの部屋に帰ったら間もなく入口と出口を兼ねるドアがノックされた。
彼は独身で孤独感満載な毎日を生活している三十代半ばだった。彼女はいない。出来た ....
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