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傲慢を隠し持って

80センチメートルの高さから引力に引き寄せられ転落して

右の額と頬骨は優しさを誇示し脳をまもって

真っ暗な無痛の感覚から小さな円が拡大して

モノト ....
無駄にやたらに生まれてきたのだから
無駄にやたらに死んでいくのはしかたがないこと
この際自殺は承認しましょう
死にたい方はまず家族にきちんと説明をして納得してもらってください
 ....
ここから見えるのは緩やかな勾配と
奥行きのある青い空
越えられぬ丘と誰かが呼んだ
そういうものがあるのだと
そういうこともあるのだと

例えばパレードを追い掛けていく子供が
その浅いふも ....
あたしにとっては
衝撃的な出会いだった

あたしのキモチは
反転し
燃えあがり
熱くなりすぎた

じれるような日々
会えないつらさ

つのる愛しさ

無機質でも
あたたかい ....
億劫な時間に堕ちた鼻声
飲み忘れた風邪薬はじっと息を潜めていて
嫌なことばかりを思い出してしまう

咳払いをする度に捨てられてゆく羞恥心と
塵も積もれば山となりゆく倦怠
冷房の真下で居眠り ....
久かたぶりに訪れた渋谷センター街
取り壊し中の建物とかあったりして何となく余所よそしさを覚える

平日の昼間ってこともあるのだろうけど

チーマー、ガングロな人びと
そして神話の国の神話な ....
特大の飴玉を飲み込んでも死ねませんでした
熱いチョコレートをバケツで被っても溶けませんでした

「この甘い気分のまま死んでしまいたい」

とは
どうすればいいのかな
 ....
{引用=
紙上に佇む
痩せ細った枯れ木
磨り減ったペン先がつけた
掻き傷の隙間に
深く根を張るインクの滲み
どこに行くとも
なにを残すとも
示さぬままに
埋まってしまった行の終わりの ....
とんでもないウイルスが流行っちゃった
とにかくドバーッと急激に地球に降り注いだ
その速度たるや、なんかもうやばかった
人間だけが感染する、死亡率120%のウイルスだ
人々はバタバタ死んでいった ....
自分という分
それは世界の一部分
60億種類の自分があって世界がある
自分がない人なんていない

俺には自分がなかった
だからさんざんつけこまれてきた
誘惑されまくったし いじめられまく ....
受けた悪意を憎しみで返してはフモウだ、と
そう言われても、この手は随分前から汚れていたんだよ。

笑われたら怒って
陰湿なことにはそれを返すし、
周りのみんなと
同じように汚れていたんだよ ....
{画像=100613231219.jpg}
{引用=



黄昏たちの回廊
夕闇に漂う影が伸び
遊び疲れた風がぬける
 ....
海の向こうから来た手紙
躊躇わない見慣れた文字が、
心に触れるのです
確かに
生きる意味があるように
昔を思い出す、力が湧いてくるような

元気でいらっしゃるのですね
少し怒りっぽい
 ....
遠い風/海の凪
光の海/遠い風

潮騒を割り溢れ出る光の帯
遠く海を渡るカモメが一羽

君のもとへ早く
焦らずに帰ろう
遠い風/海の凪
もう陽がしずむ
曖昧になる境界

遠い海 ....
忘れられた小さな空がある。

初夏の風を受けて
駅に続くなだらかな坂道を
歩く途中にある
金網のフェンス越しに

名も知らない花の群生
赤紫の小さな花を
背の高い茎にたくさんつけなが ....
{引用=――わらべうた}


空は晴れていました。それはもう、
実にみごとに晴れわたっていまし
た。僕(子供)は逆上がりができ
なくて、学校でみんなから笑われ
て、からかわれて、そのせい ....
てゆーか覚悟を決めてほしいなこれは
いい意味でエンドレスな不安の話だ
まず重心をひくくかまえてコンセプトを叩き込む
さりげなくサバイブする自分らしさで
クリエイティブな脱力系ポエムとか ....
あなたの瞳にうつるものが
どんなにあなたを悲しくしているか
どれほど考えてもわかりません

あなたの背中がいったいなにを
どれだけ背負ってそんなにも
淋しく見えるのかわかりません

け ....
デカダンスな景色が焼きついて


あんまり考えてると


半身の喪失感がひどくなる







空は青いね




君は元気にしてますか?



 ....
満ち足りているのだと
わかり易い言葉に暗号をたくさん隠して
心の内を告げるその奥で
もう 今すぐに!
わたしのいない未来を
突きつけてあげたいと
恭しくその頬に指を添える

とろけそう ....
学生のあの頃
異様な夜のさびしさに駆られて
親しい友人の家に遊びに行った
そんなことは珍しくなくて
ふたり
ベランダで煙草を吸い
きみはギターを弾いて
わたしはその歌を口ず ....
チョコレートをほおばりました

しばらくもぐもぐして

くちのなかがあまく、あまくなりました

むかいにすわったあのひとは

すこんぶをほおばりました

しばらくもぐもぐして

 ....
からだのそとがわに
うすいまくがはっている

からだのそとがわに張ったうすいまくを含めて
わたしをわたしだとおもっているのでしょうが
わたしは
あなたがたがおもっているよりも
ほんの ....
 美しいものを美しいままに
 取り残すようなことを
 宇宙の足音は気づきもしないだろうか

 女の美しい笑顔、優しい裸体、
 キマッテル髪型、照れる恥じらい
 ....
懐かしい
海岸に
今は
ひとりでいる

あなたと
二人で昔
この海岸に
ドライブに
行ったわね

今は
私は
ひとり
そして
あなたも

私たちは
いろいろと
あ ....
カワバタの車のなかでヨシミはこのまえ見た小鳥とカラスの話をした
お父さんが山で汲んできた水をポリタンクに入れてお母さんに持ってゆくのだった

まだかわいてねえな、

さんざんドライヤーで乾か ....
僕の目を睨みつけてる
君の瞳を見詰めてると
愛がとても重くて
床に落ちたような気がした

君の瞳からあふれ出る
たくさんの涙を見てると
愛がとても脆くて
崩れ落ちたような気がした

 ....
象が一匹いなくなった。いつも母象に寄り添
っていた子象がいなくなった。祖父の魂を斎
場から河原へと運びに行っているうちに、行
方が知れなくなった。魂の流れに誘われたの
だろうか。母象は何もなか ....
 
 
こどもの服が
床に落ちている

拾うとわたしは
着たくなっている

こんなに小さな服に
おさまっていた
わたしが
 
 
土に帰らぬ朽ち葉を一枚、
あてどなく水面に浮かべた細流の
畔に立った子らに見送られては
水の音も爽やかにせせらぎ

淡くまぼろしのように霞み
遥か幽景の連なる墨絵のごとき山々
それで ....
《81》柴田望さんの自由詩おすすめリスト(606)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
20cmのはみ出し- ベルヤ自由詩310-6-15
バンビを増やし続けたのは誰だ?- ホロウ・ ...自由詩4*10-6-15
越えられぬ丘- テシノ自由詩3*10-6-15
しずかに恋して- 森の猫自由詩5*10-6-15
散らかして、片付けて- 中原 那 ...自由詩610-6-14
渋谷センター街のひと- 恋月 ぴ ...自由詩22+*10-6-14
スウィート・ロンリーガール- 梨玖自由詩410-6-14
6月の海- 高梁サト ...自由詩22*10-6-14
神のコンペ- ぽこぽこ ...自由詩3*10-6-14
自分の分- 新守山ダ ...自由詩310-6-14
生きるカタチ- 山岸美香自由詩5*10-6-14
紫陽花よ- まどろむ ...自由詩8*10-6-13
手紙- 月乃助自由詩21*10-6-12
遠い風- kauz ...自由詩11+*10-6-11
小さな空- ……とあ ...自由詩20+*10-6-11
幽霊のひもの- 岡部淳太 ...自由詩20*10-6-11
PPW用/不在の時代(みひろちゃんへ)- モリマサ ...自由詩510-6-11
「湿度」- ベンジャ ...自由詩17*10-6-11
- 自由詩7*10-6-10
狂薫- 藤原有絵自由詩610-6-10
紅茶が冷めるまで- かんな自由詩8+*10-6-10
くちのなか- くろきた自由詩410-6-10
防具- はるな自由詩510-6-10
宇宙空間、眠る庭園(おとなと子どもの宴)- ヨルノテ ...自由詩210-6-10
思い出の海- そよ風さ ...自由詩3*10-6-10
小鳥とカラス- 吉岡ペペ ...自由詩610-6-10
拾い上げよう- A-29自由詩4*10-6-10
私と子象- within自由詩4*10-6-10
- 小川 葉自由詩5*10-6-10
豊かなる曖昧- atsuchan69自由詩10*10-6-9

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