すべてのおすすめ
仕事と仕事の間の
エアポケットのような
30分間

中崎町と天六の真ん中あたりの
こじんまりとしたおしゃれなカフェで
居心地の悪さを背負いながら
コーヒーを飲む
午後2時

この街 ....
廃人の戯れ言
酔い街でたむろ

ここは肥だめか

屋根の寸法測ってなんぼ
間違いない
おまえの母ちゃんでべそ

泣くな男 涙はアルカリ性
そのかなきり声がすき

発展途上国の飯 ....
*一時限目 数学*

美しき微分/麗しき積分/淫らな糖分=知性の所望するもの<睡蓮たちの睡魔 
無限の輪っか((エタニティー=ハニーディップ×2))
を、黒板の隅に小さく描く

カリカリカ ....
哀しいのと忙しいのと
複雑なしおりのつみ重ねで
食べて汗をかき
お腹ゴロゴロの日々
ゆとりなく

ぎゅいいとチュウブをひねり出す哀しみのつぶたち
出てきたり戻ったり
結局は循環を滞 ....
もしかして美佐江さんだったのかな

週末の都営新宿線本八幡行き
朝方はお出かけの人たちでそこそこに混んでいて
視線に気付かなかった
それとも無意識に気付くことを避けてしまっていたのか
私の ....
夢に触れて憧れを育みながら
しなやかで たおやかに
言葉が歌になるまで
幸せな時間を過ごせること

渇いた希望にもどかしい争い
求めるばかりの全てが
繰り返しながら問いかけて
切なさ溢 ....
泣きながら走る時は雨の日がいい
首を抑えて注射を打って穴を掘って埋める

昨日は4000頭


叫びながら走る時は雨の日がいい
10km圏内じゃもん判ってる

今日は5000頭

 ....
 屈折率がちがうので
 液体があるのだとわかった


 ひんやりとした
 理科室が好きだった


 フラスコやビーカーやアルコールランプの橙色をしたたましいみたいな火
  ....
   +  +  +  +

  ワイヤーの入った
  硝子の向こう
  街の暗闇を
  雨粒がはしる
  必ずしも重力方向という訳でなく

   +  +  +  +

  夜が ....
脳軟化症の徳三爺さんは
丸めた古新聞で家のTVを叩く
偉そうな人が映る度に
ウーウー言いながら
丸めた古新聞でTVを叩く
以前は政党とか見分けをつけて叩いていたのだが
近頃はマイクの束や街 ....
 私の実家の犬には「ハナ」という名前があった。だが私はどうしても「ハナ」と呼べずに「犬」と呼んでいた。自然との流動的な親密さに耐えられなかったのだ。
 「ハナ」という言葉は他人の所有する暗がりのよう ....
{引用=
不完全な過去 不確実な現在 無知な未来



カスタネットの赤と青が嫌だったから
いつも校庭のすみっこで地面に円を描いてた
繋ぎ目がゆるんで共鳴しなかったから
いつも答案用 ....
五月の橋の上で
生まれ変わったら
何になりたいと聞かれた

ねことか
とりとか

雨の日の林の中の
きのこ
なんてどうかなあ
ぷつぷつとうたうたう
春の腐植の土たち
立ち上がろ ....
五月晴れの朝
雪が積もったら自然に落ちるように
高めに作った青い片屋根のてっぺんに
ヒキナギが二羽 歩いている
つがいでしか 見たことがなかったから
すぐ近くの電線にとまっている
カラスを ....
温めては、作った白い膜を 棒でかき混ぜて破っていた。
ゆるゆるとした所で飽和を繰り返して
痛みと終わりが来ないようにした。

それが今までの私で、もし
変わらなければいけないのなら

ひ ....
良くは判らないけれど
私の書く詩というのは現代詩という
えらい物では無いらしい
だからどうしたって言ったって
どうしたって判らないから
こうしてぽつりと書いているのだけれど
こうして書いて ....
スロープが設置され
単離された感情が乗って行くスロープ
サングラスが監視する目を伏せ
切り刻む風景を随時放り込む

横縞の観覧車が上下に回転する
警笛がしずかに
きわめて静かに鳴っていく ....
暗記力や集中力を高めるBGMをバックに
アダルトビデオを鑑賞する背徳の午後
その間にも万物は休みなく流転し
文明が確実に着実に発達を遂げている
男優の射精を見届けた後で我に返れば
核で滅亡し ....
重油が雲のように流れうねる
粘液質の眠りの底に響いて届く
何色かの鐘の音色に共鳴する
筋肉繊維の無数の弦が共震し
開かれる眩暈と明晰の間の扉


甘く緩く脊髄を対流する
胸 ....
命を助けてもらったなら
大切にしなくちゃいけない

今日俺は獲物を逃した
獣と魚を一匹ずつ

あいつらは俺が乗り気じゃ
なかったことに
感謝してるだろうか?

そりゃあするだろ ....
妄想の残骸と 覚醒の余韻の 間で 猟銃を構え 隠れ 
祈るように 待つんだ 
弱々しくても 灰色や黒色でも やがて射す
光の意味合いを 希望と 呼べるように
狙うんだ
 ....
買いたい物はもうない
必要なものはもう全て揃ってる

マンションはワンルーム
冬の寒さに震えることもない

車は国産の軽自動車
ちゃんと走る

携帯、パソコン、デジカメ、冷蔵庫
テ ....
{引用=


 アウストラロピテクス〜はるかに
 ホモ・エレクトス〜さらに

 ひととひととを分かつ外的要因によって
 踏み出す一歩その一歩の歩幅の違いが決定的だとして
 ここまで
 ....
枕を濡らさずに抱き枕を抱いて眠る私には
君の淋しさなんて解らないのかもしれないね

それでも私は淋しいのだと言い張りたい
誰かの声がする此処は安らぐことのできる
唯一の憩いの場

話して ....
忘れ去られた 古い校舎
人知れず 
ひな菊が一面咲く
小さな 白い縁取りをした
数知れぬ麦藁帽子
花の絨毯は緑に抱かれ

さやかな風が吹き 過ぎる
もう夏の気配を孕んだ晩春のそれは、
 ....
                    
内地から釣りに来た太陽と恋人たちを
島尻の斎場御嶽にガイドする。
財布から百円玉を取り出し受付機でパンフレットを買うのを指笛に
午後の観光が踊る。
 ....
いじわるをいわせないためには、どうしたらいいだろう







最近の話をしようとすると
思考は酷く曖昧で
断片的なものになってしまうから
こんな形をとっ ....
フロリダ出身の二十一歳の
James Byron Deanに似た男娼が
その指に香油を塗りたくり
ポケモンに夢中になってゐる少年から
葡萄酒色の大きな真珠をつまみ取ると
少年のゆるんだ口元か ....
◇機関士:

パリ発、コンスタンティノープル行き6両編成。
ほぼ定刻でウィーン発。
乗客の体調不良等、異常の報告は無し。
これより政情不安定な地域を通過。
よって盗賊団の襲撃に警戒セヨ。
 ....
浸して上下に揺さぶって
美しい皮を被る
どれが本物なのか
私には分からない

裂いて千切って放り込んで
醜い器を満たす
どこが狂ってしまったのか
私には分からない

粘着帯でも貼っ ....
《81》柴田望さんの自由詩おすすめリスト(606)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ゆるやかに- 大覚アキ ...自由詩510-6-2
いらっしゃい- カチキ自由詩110-6-1
17歳のエニオン- 夏嶋 真 ...自由詩45+*10-5-31
たえる日々- 唐草フウ自由詩6*10-5-31
日本橋浜町のひと- 恋月 ぴ ...自由詩19*10-5-31
しあわせのうた- 板谷みき ...自由詩2*10-5-29
マラソン- トキハ  ...自由詩5*10-5-29
気化してしまう液体なのだ- 石川敬大自由詩1710-5-29
『もう夏が来る、そんな気がした』- ま のす ...自由詩7*10-5-29
映らないんデス- 大村 浩 ...自由詩8*10-5-28
動物の定義- 葉leaf自由詩310-5-28
未慣性モーメント- 高梁サト ...自由詩21*10-5-27
五月の流れる水の上で- オイタル自由詩9*10-5-27
二羽と三羽- 砂木自由詩5*10-5-27
混ぜる- 山岸美香自由詩3*10-5-27
それがどこであろうと(未詩・独白)- プル式自由詩110-5-27
半袖のかいだんです- KETIPA自由詩310-5-26
- セガール ...自由詩110-5-24
メロディ_/_****'04- 小野 一 ...自由詩610-5-21
eggman- mizunomadoka自由詩410-5-19
銃弾_/_****'02- 小野 一 ...自由詩4*10-5-18
資本主義の終焉- ネット詩 ...自由詩410-5-16
非生存に思いをめぐらせて- 石川敬大自由詩910-5-16
一瞬の子守唄- ゆず自由詩2*10-5-16
ひなぎく- 月乃助自由詩16*10-5-15
蝶の廃棄- 楽恵自由詩19*10-5-14
男女- 山中 烏 ...自由詩11+*10-5-14
希硫酸の目薬- 三州生桑自由詩110-5-11
オリエント・エクスプレス、1914- 都志雄自由詩11+*10-5-5
間違い部屋- りこ自由詩8*10-4-24

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