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(点燈)

揺れずに十秒待つ
煙突がつぶやく
そうした午後
蒔いた種 雨は降らない
生き物の証明が難題らしい
いつもの君はどうした

自動

瞼が重い

停止


(溶 ....
時間を移動する物体がある
精神を乗せた物体である
「超低速」といっても
時間と同じ速さである
ただし3分遅れている
それが僕
ゆえに僕は3分遅れている
産まれてからずっと

     ....
キリギリス症候群になったウミヘビは
南の海に潜ったまま行方が分からない
毒牙に噛まれた男たちが仕返しを企む
そんなことは知らないままに春が来て
ウミヘビは冬眠から醒めた
南の海にも冬 ....
すとん
  すとん
    すとん
      雨
散発すると

すとん
  すとん


血が四散して
痛い

 残響が強い部屋に住んでいるので


  おとといのお ....
アマゾンの奥地で
まじない師に入れてもらった刺青は
どうやら
おれには読めない文字で書かれた
呪いの言葉だったらしい

最近
蜘蛛になる夢ばかり見るんだけど
どう思う?



 ....
                      改04.05.16

原爆が落ちていらい
腹が立ってならない

土の色をした指が嘆く
野菜クズを畠に蒔いてヒマをつぶす晩秋


巫山戯 ....
「まな板給夫のいる」は高架線下の天使と賭けをする。
手札の伏せてあるカウンターが震える。頭上に
ぶら下がっていた彼女の戦利品の数々。
その一つ、オレゴンの絵には
黄色のテント内、
突き出した ....
 
 
 
 
夜闇。暗さに光線、たとえばただアスファルトの隆起したひとかけらを照らしている。点は(このままだよ)とささやき、いつしか光の粉をまいて。すふすふと積もり、埃のようにけむりながら少 ....
惑星探検隊は、その星の生物に囲まれてしまった
探検隊の周囲でひざまずいて祈りを捧げ始める生物
「俺たちを神か何かと思っているのか」と隊長
「翻訳機のスピーカーを入れます」と隊員

「神よ、い ....
               
               
               
 ’,  ’,  ’,  ’,
  ’,  ’,  ’,  ’
   ’,  ’,  ’,   ....
ミツ蜂の (「墨絵のクロッカスたるスミノフよ!...
落とした針霊達のクロック・ショウ (「君の名は...
緑青映えるブラウン感応の上 (ジャンが吸うAcid上...
蓮を飢えたR嬢 (「脱兎A ....
多感な馬鹿
果敢な馬鹿
彼岸の馬鹿
此岸の馬鹿
対岸の馬鹿

たおやかな馬鹿
物静かな馬鹿
小うるさい馬鹿
夢見る馬鹿
現実の馬鹿
石橋を敲いて渡る

三途の川も馬鹿
地獄 ....
さりげない傷口にシビレながら
日曜に組む章句は手癖にまかせている。
逆賊の治世に生まれながら詩を
どこに塗り込めるつもりなのか、本物の悪も知らないままで。


配収 ....
既に、それは付随しました。
私はそれを全く行うことができません。
以来、どれが全く来たかはそのように応用の容赦母親父親許可です。
4枚の葉の爪挺子は自殺をします。
それは日本の三葉になりました ....
こん             
               
             こん
               
  こん           
           こん   ....
夏の夜
夏の海

砂、砂

そっと手に掬う
一粒、ひとつぶ

祈る、祈るのは
誰のため?誰かのための

作りかけの自分
少し、すこし傷に砂を入れたい

自分が変われるのか
 ....
ねむる石のねむれない夜のかたくこごえた思
い出のなかのあらゆる音をききあらゆる色を
みてあらゆる味をなめてあれはとおい海のな
がい砂浜の潮とたわむれる歳月だったあれは
ふかい青空のしたのひろい ....
ぼとぼとと
たいようとゆうやつはゆうがたになるとちからなくじめんにおっこちる
ふわふわと
ふゆうするあのこはだいたいよにんでひとり
おなじぶかっこうのまま
まちがこわれかたちをいびつにしてい ....
何十年も生きてると祭りの意義というものが深刻な課題となってくる
おわかりですね
そうです
祭りは日本の心です
私たちを奮い立たせてくれるのです
おわかりですね
我々日本人にとって
祭りは ....
おはよう
で、今日も誰かが溶けていく
それでも、空を見上げることを止められなくて
いつの間にか、あちこち穴だらけになっている


使い古しの気持ちを手紙に残して
あなたもすっかりと溶けて ....
もしかしてしかですか?
いえいえ、もしかしなくてもしかでした
もしかしてかもしかもですか?
はいはい、もしかしなくてもかもしかもでした
もしかしてしかもかもしかもですか?
そう ....
マクドナルドで
ジム・モリソンが
お前は何を信じてる?
と言った

神か?
魂か?
宇宙か?
自分か?
富か?
名声か?

俺は何も信じてはいなかった
いや
ただひとつ信じ ....
五月の岡を歩いている
松林の間から
ひめ春蝉が鳴いている
ここは
天国ですか
みんなは笑っている
天国かもしれないが
あなたの天国であり
私達の天国ではありませ ....
 ノームの目には ほかに何も映ってはいなかった
 青い空
 白い雲
 風にざわめく木々の枝
 その目に写し取られた風景は まだ世界としての意味を与えられ
てはいなかった いまだどこにもい ....
魔法使いの女は星を司る蛇を探す
佇む兵士たちは闇夜を知ろうとして身を潜める
灯りの点った牢で捕らえられた彼らの膚に黙々と焼印を押す腕
悲鳴は押し殺された大地の果てに寒々と吹く
時は十二杯の ....
風の暖かくなった
空から鳥が落ちてきた
インフィオラータを知っているか
無数の花びらで地上に大きな絵を描くのだ
極楽鳥や孔雀は空から落ちてこない
カラスとハトの
いつのまにか 大雨だ

 ....
ゴシック体で
明朝の予定を
書かれても

それで
洒落がわからないとか言われても

はみ出した一日の
ここいらが潮時
面識どころか 要は

そろそろ

冷蔵庫のライトも消して ....
ぼへらっとテレビを流していると
詩のボクシングを番組でやってる
対戦する人
対戦する詩
対戦するための 態度

アナウンサーがいる
板金業者がいる
学生
主婦
カリスマ

職業 ....
指先であそぶ旋律がピアノの鍵盤の上を流れて 
部屋に溢れるやさしい音階のすきまに
天球図は青くひろがってゆく
東のかなたの
さそりの心臓は自ら発火し
そのきらめきは引き出しの奥で眠るルビー
 ....
朝 あなたは やって来て
部屋の そこここは せせらぎ
時間は 急速に 速くなり
そうして あなたの声の他は 何も透らなくなり

僕の呼拍は 透きとおり 僕は何も 思わなくなり
愛が 部屋 ....
佐々宝砂さんの自由詩おすすめリスト(614)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
theateR- 半知半能自由詩205-6-10
寓話_超低速時間移行機- クリ自由詩4*05-6-9
_キリギリス引退劇- あおば自由詩305-6-7
- 黒田康之自由詩305-6-5
蜘蛛になる- 大覚アキ ...自由詩205-6-5
原爆息子- あおば自由詩405-6-3
まな板給夫のいる風景- プテラノ ...自由詩7*05-6-1
妖精にもどる- nm6自由詩1705-5-27
寓話_祈り- クリ自由詩7*05-5-14
縦書きの神話- 槙田雪自由詩4+05-5-13
アシッド- 六崎杏介自由詩305-4-22
馬鹿につける形容詞- 小池房枝自由詩17*05-4-21
悪の詩集- 吉岡孝次自由詩105-4-16
クローバー(日→英→日)- くしゃみ自由詩2*05-4-15
留守番- 槙田雪自由詩405-4-9
体がないから文字を与えて存在させます- 完食自由詩8*05-4-8
石のための散文詩- 岡部淳太 ...自由詩4*05-4-7
雑踏- 捨て彦自由詩305-4-2
祭りの意義- 不老産兄 ...自由詩305-4-2
水溶性の、誰かの- 霜天自由詩2905-3-29
もしかしてかもしかですか?- ベンジャ ...自由詩505-3-27
ジム・モリソンとマクドナルドで- ty自由詩4*05-3-26
ひめ春蝉- あおば自由詩9*05-3-26
ノーム- 浅見 豊自由詩3*05-3-21
本棚- 浅見 豊自由詩3*05-3-20
インフィオラータ- 岡村明子自由詩8*05-3-18
明日、和える- 吉岡孝次自由詩305-3-16
ポケット- umineko自由詩3*05-3-12
さそりの心臓- ワタナベ自由詩3105-3-3
指先のソネット- tonpekep自由詩6*05-3-1

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