すべてのおすすめ
あなたからLCVEというものをもらった
なんですか
ときくと
かけちゃった
とあなたはにがわらいした

よくみるとそれはLOVEのOがかけているものだった
どおりであなたがさいきんかえり ....
   (演歌でも歌いたくなるときがある
   淋しい夕暮れ
   帰り支度に遅れて
   ひとりぽつねんととり残されて
   あんなに人がいたのに
   もうみんな帰ってしまった
    ....
   泡沫のように
   一瞬にして
   消えていった
   ファイル
   失ったものの
   奇妙な果実
   長い文字列だった
   戻ってくれ
   戻ってくれ
  ....
プリーズ Mr.ポストメン
運んでよ
春風みたいに
やさしいニュース

遠い北の牧場で
牛の奇病を看破した
若い獣医が命を絶った
彼女を
殺したのは 誰?

自分よりか弱きものが ....
  


   さみしくないなんて人はいない
   哺乳類人類なら知っている
   口に出していわないだけだ
   言ったって仕方ない どうにもならない
   人類は壊れた機械のようにさ ....
*
僕たちは午後から出発した
地面に句読点をつけるよりも速く
きれいな風が僕たちを追い抜いていく
足もとを通り抜ける

小さな音が風を追いかけていく
白いページにやがて日が傾き
それぞ ....
詩を書くのをやめて
そのまま後ろに倒れて
ねむっている
子猫によっかかって
逃げられたらシーツ、君と話す。
きみと、
シーツ、きみお化けみたいになってぼくについてこい
そうしてぼくが振り ....
  


  モウレツな猿が異星人のように
  人間社会にもぐりこんでいる
  そうしてわれわれの情報を盗み取っている
  もう体毛は退化しほとんど人間と変わりない
  モウレツな猿は早 ....
  

  薔薇
    ガラス
       ライナーマリア・リルケ
  薔薇の芽に刺されて死んでいった 破傷風の血
       詩人はなぜうかつだったのか
       {ルビ薔薇 ....
手鏡を持つと みんな照らしてしまう
その柵の際から
聞き取りやすい匂いで 呼びかけた
蘇生術の手ほどき

邪魔くさい枠をどけて
もっと 回そうとした目が少しだけ
後は みんな吹き飛んだ流 ....
テストです。すぐ削除します。
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┏━┓┃┃┗━┛┏━┓┃┃┗ ....
たったったっ と少年が
往来を小走りに行く

戦争が はじまるかもしれない ので
外国人が 多い

声をかければ 靴を磨かせてくれる
稼ぎ時だ

記者だという男などは しきり ....
母国語を持たない人々の
差し出す別のコトバが
手渡されたそのとき
息吹の記憶をよみがえして
ひとときある音色をなす。
くちびるを

ささやきが 漏れでると

くちびるを

漏れでた ささやきは

ちょうどその時 部屋にある

オレンジ色の ひかりになる

それから 部屋の空気を

豊かにし ....
大通公園に連れ立って出かければ
君も 僕も みんな声優になれる
リボンで垂らした乳母車がグルグル巻きついて
なんて素敵な笑顔
木彫りの人形は 空を突き抜けそう

自分と同じ顔をした人達を揃 ....
廃墟に紅葉が溜まっている、捨てられてもう何年がたつのだろう。窓も壁も風雨にさらされて、朽ち果てている。草も枯れかかって、陽を浴びている。兎も、狐も、狸も、熊も、ここを宿にしたに違いない。獣の匂いがする .... a)

足りない
右の手


本は昨日から
ゆっくりと
閉じられた
まま


b)

たくさんの階段や
もっとたくさんの
階段
のぼる足音や
もっとのぼ ....
 冬はまだ続いている。海からの光で、部屋は青に包まれている。神話の本を繰り返し読んだ。岬には女の顔をした鳥、ハーピーがいるという。元は風の精ともいわれている。そのハーピーが舞う岬から、水平線の彼方を見 .... どっちを向いても砂浜だらけの砂
部屋が思い出砂漠しているのでゴースト バイ ゴースト バイ ゴースト
あなたが沼へ帰るというので
わたしは途方にくれる
あの森はあなたの兄を食べ
わたしの妹を ....
 冬になり、女の顔をしたバードは飛び去った。わたしは、あの時の車をスクラップにして、海の見渡せる丘に部屋を借りた。情報誌でバイト先を見つけた。倉庫の仕事に就く。朝七時半、精神安定剤を飲んでから、家を出 .... 音     オト  音   名詞-一般
圧           未知語
を     ヲ   を   助詞-格助詞-一般
飼い    カイ  飼う  動詞-自立    五段・ワ行促音便    連用 ....
手を洗え
その身じろぎする小さい肉を
きみの野蛮な口に運ぶのならば
何よりも先にまず手を洗え


汚れた手で肉に触れてはならない、
汚れた手で肉に触れることは
その新鮮をそこなうことだ ....
 一人でいることに、何年も飽きなかった。シートの、海に伝わる神話を読みながら、永く暇をつぶしていた。精霊の女、の横顔の表紙。空腹の中、海に向かう道、カセットで、オペラを聴きながら、わたしは車を走らせた .... 迷子のお知らせをします
赤い帽子をかぶった
ワンピース姿で
後期量産型の
中年男性が
迷子になっております
アナウンスはスロープを
なだらかに崩れ落ちる
伏せられたメガホン
かぶせら ....
居心地の悪さかき寄せた
縫い目のある壁紙が部屋を裁ち落とす。
呼吸する天井は敵意ある
複数の声を孕み、
意味なく嗤う床板は、
脈のある砂塵に化して容赦なく近寄ってくる。
  


  ジャック・デリダが/
  が/
  死んだ日/
  チベットのモーツアルト*は/
  差異のユートピア/で
  ざわざわ/
  ざわざわ/と
  さわ蟹に/
  囲 ....
私の中には
無垢な少女も棲むだろう
あざとい人買いも棲むだろう
まっすぐな少年がいる
うそぶいた門番も

近道はどこ?
不機嫌に
ことばを探す
浮浪児の目で

ナルキッソスの夕陽 ....
オレンジは地獄の香りがすると気が付いたのは、
今から20分前だ。

汚れた薄いオレンジ色が雲に流れて、
辺りには誰もいなくなったので、
夏休みにも飽きたので、
誰もいない学校に行っ ....
GOD!
Rainy Blue Daisy "Clearly Clearly?"

昨日、彼ら、
ナポレオンフィッシュの群れは、20世紀の、雨、に溶けてしまったから
 ....
逮捕されたそのオトコには
十億円の借金があったそうだ
四十年のジンセイで
どうやったらその借金が出来上がるのか
そしてそのオトコの数年は
十億円の価値のある
ものだったのか
それとも
 ....
佐々宝砂さんの自由詩おすすめリスト(614)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
LCVE- ピッピ自由詩704-12-7
演歌が聞きたいときがある- 天野茂典自由詩304-12-7
詩は青春の文学である- 天野茂典自由詩104-12-5
プリーズ_Mr.ポストメン- umineko自由詩6*04-12-3
いまは禁酒している人のための歌- 天野茂典自由詩604-11-24
もしも僕が白鳥だったなら- カワグチ ...自由詩12*04-11-20
ポエム坂上#3- 馬野ミキ自由詩404-11-18
異星の客- 天野茂典自由詩404-11-17
エクリチュール- 天野茂典自由詩304-11-13
モグラの花びら- 合耕自由詩204-11-12
テスト- ポチット ...自由詩904-11-12
破壊前の街角で- 砂木自由詩8*04-11-12
母国語を持たない人々- ななひと自由詩504-11-8
- 刑部憲暁自由詩404-11-4
君は声優、僕も声優- 合耕自由詩104-10-31
悲しい遺跡- 天野茂典自由詩204-10-29
惜別- たもつ自由詩1404-10-19
翼(「バード連作集3」)- 光冨郁也自由詩12*04-10-17
DEEPHITOFMORNINGSUN- 本木はじ ...自由詩804-10-15
ブルースカイ(「バード連作集2」)- 光冨郁也自由詩15*04-10-15
_- ポチット ...自由詩5*04-10-15
戒律- 安部行人自由詩904-10-14
バード_(「バード連作集1」)- 光冨郁也自由詩20*04-10-13
3000リットル- 黒川排除 ...自由詩804-10-13
部屋- ななひと自由詩304-10-12
現代思想は何を問題にしてきたのか?- 天野茂典自由詩304-10-11
ナルキッソス- umineko自由詩504-10-11
オレンジ色- あおば自由詩5*04-10-9
『Rainy__Daisy』- 川村 透自由詩804-10-9
十億円コミュニケイト- umineko自由詩904-10-7

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