あれはいつの頃だっただろう
こたつに横になりながら
テレビでミュージカルをみていた

うとうとしながら
主演の女優さんの歌を聞いていた
ボリュームのある豊かな声で
彼女は悪者達に負けない ....
頭のいいふりをしないでください。
文語調などの古くさい言い回しを多用しないでください。
やたら難しい当て字とか
常用漢字以外の漢字
最近知った難しい言葉等々を使うのを止めてください。
俺に伝 ....
秋の夜の 
冴えた月を見ようと思い 
夕餉の前に 
門を出る 

静まり返った虫の音の 
時折闇の茂みに響く 
川沿いの道を歩く 

背後から 
車の近づく音がする 

ステッ ....
もういいかい もういいかい
暗闇に響く声
夜はだんだんと日を食んで ほおら 冬がくるよ
寒い寒い冬だよ 秋ですら変わらずにはいられないのだよ
子供が一人 そう口ずさんで
杜若が咲いていた ....
ふわりとしたなかに
グワリと揺れていく内耳を
参拝

泡が散らばる空中に
飛んでいける浮力は
いつも心臓で作り出されているね
白ゴマを口にいれ
たくさん喋りだす骸骨は
人類愛の ....
星の砂は生きている。

あれは一種の虫で、海藻に付着し表面の殻を通して息をしているのだ。



何も考えていないから滅びるのではない、

と誰かが言った。

思考するから、滅びゆく ....
1)
そのあとは
熱きシャワーを顔に受く
髪にまつはる潮の匂ひよ

 (折角の日曜を磯釣で潰すなんてあのバカ男!許さない!)


2)
いざゆけよ
バージェス{ルビ頁 ....
夜明け前の
蒼い蒼い
ひととき

こんな眼をしたひとに
遠い昔
会ったことが
あるような記憶

蒼いそらを仰ぐ

還らないときを思って
戻れないときを憂いて
譫言のような、
垂れ流した汚物のような、
あなたとわたしの行為
が、
恥ずかし気もなく赤線地帯を飛び越える勢いで、
作用していく


秋だった


幼さには拍車をかけたし、
さ ....
 煙草を棄てて歩き出すと、喫茶店の緑色のテントの先には雲一つ無かつた。
日曜の人込みを疎みつつ小走りで駆ける彼の耳元に何かの聲が囁いたかと思うと、俄かに彼は車道に飛び出した。黒い車がずずつとゝまった ....
放たれし小魚のうち一匹は力なく身を裏返しけり 2006/8/1 
映画日記ということを聞いてぼくはびっくりした。AさんにはAさんの映画日記があり、BさんにはBさんの映画日記があるだろう。そこでぼくはこんなことを書いてみた。
もしあたしが映画日 ....
朝焼けに
みちゆく人の
影のびて
うきよ離れし
君思い出づ
桔梗の匂いです
ほんのりぼかした地平線は
花のうねりが続いています
その上をすべる
乳白色 あおい月
輪郭はまだうすい


   夜はさらさら
   風はさやさや


月は花の ....
まだまだ書けるだろう
夕陽の違いはSMだろう
おれの母ちゃんでべそ
そこから生まれたおれは最高にカッコいいオジンガーZ
なんでかね
貧富の差が激しいのは
きっと絨毯に乗った男が
手招きし ....
土色の声が
緑を曲がり
今は失い川を流れる


明るすぎて
からになる鏡に
満ちてゆく寒さ


地に残りつづける
光の矢のしるし
ただ置き去る音のほうを向く

 ....
強く蹴ると高く昇つて弾じけた
砂利道をざくざくと、ざくざくと
街灯の暗きままに月は明かりて、
仰げば君も見やるらむ空はきらぎらし
月のやうに日の沈むまま、夜もすがらあふとも飽かぬ、光をくれ
 ....
薔薇喰へば詩人

悔やみきれぬ漆黒の髪長し

萩散る恋散る

満腹猫の小憎らしさよ

雲間を逃げるホワイトジーンズ

欲しいものは淫らなギター

まばたきする度に薔薇

片 ....
いつの間にか
私たちは忘れてしまった
追いかけっこに
夢中になっていて
周りを見れば
誰もいなかった
ただひたすらに
走っていたから

疲れ果てて
たくさんの時間が過ぎた
数の計 ....
      
ここから見える景色は
いつも同じで
夕日が沈む頃になると
誰かが食事を用意してくれる
      
食べる物には困らないが
自由がない
いつかこの狭い空間から
逃げ出そ ....
アナタ言えますか?

グラサンかけてマスクして銀行に行き、モデルガン持って窓口で・・・

「貯金したいんですけど」



アナタ言えますか?

大火事を消火活動中の隊員 ....
                        3. 猫

なんにも感じなくなりたいと
いう願いは
叶ったのだと思う

ごくまれに
昔に出した童話などのつながりで
仕事が来る
童話は ....
夕暮れのきいろは
ゆれる
ドレス
ドレープ
みえないまま
つめたく
とりこんで
さそうよ
あちらへ

あらがえ
あなた

みもと
こちらへ
おいておくためには
冷え ....
つぎつぎに矜恃の 
虹をかさねて重く
はじけないように
あふれないように
みずからを律して
小石がはねた
みっつめのところで
沈んでいった
それはそれは
穏やかに
すこし左右にゆれながら
底を目指して
落ちてゆく
水面に
たくさんの輪を残して


さような ....
わたしの神さまは 光にしようかしら

綺麗なまあるいものにしようかしら ううん わたしのために命を失ってしまう食べ物にしようかしら

神さまは やさしく 与え続けてばかり

わたしは光 ....
 散歩が好きだ。ゆっくりと、目的地を決めずに歩く。春や秋の、それぞれの季節の風物を感じながら、ひとり歩を進める。そんな感覚が好きだ。そして、歌をうたう。そうすると、人からおかしな奴だと思われる。人は陽 .... 降り出した季節のはじめのひとしずく 僕は知らずに踏みつける夜


おぼえてるもうわすれてる ふりだしではじめにふったさいころのめは


泣き出した君の最初の一滴を 知って知らずか{ルビ宇宙 ....
風の船
己の全てを
一息に

膨らみゆく様
夢と似ていて
俺の仕掛けに引っかかた魚
あいつ等はもがいてる
逃げようともがいてる
半島の様な堤防の上
雨水と海草で凌いでいる

憂い無かった楽しかった
俺は晴天を闊歩した
でも俺が目 ....
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