すべてのおすすめ
むきになって
取り繕った一雫、が
忘れ去られた今
ようやくチクチクと
棘を
発生させて
 
忘れるな
忘れるな、と
声を上げている
 
(ように、感じる)
 
 
洗濯機に ....
お人形がほしかった
なんて時期が
このあたしにさえあったんだけど
いまはいらない
あなたはまさか勘違いしてないよね
女は
少なくともあたしは
「そうだわ」だなんて物言いをしない
「ねえ ....
あてもなく、この先は、動かされるままに。
意識とは別に、行く先は、南、でした。

無音の、ファンネルからの、伏流は、
見ている人しか、伝わらないなんて。
見えないだけでしょう。

 ....
{引用=
鱗はがし


   ぐったりとした坂の両脇

   片付けられたばっかりの ここは小さな店屋さん

   向かいではやけくそなハンマーが突き出た骨を打っていて

    ....
夜の新宿ゴールデン街に象が出る、と聞いた

だがその話を聞いたときには
その週の予定は新年度の引き継ぎやら何やらで埋まっていて
ようやく僕が新宿に出ることができたのは先週の金曜日だった

 ....
コーラやガンジャが
ふみ潰されたコンクリートの上で
カーテン越しの光も
橙になってはだか

コニャックの上等も
空になっちまえば
抱かれ果てた
おんなの腰の辺りみたいだ

そう、あ ....
熱がある

からだのふちを{ルビ象=かたど}るように
白く明滅する波
その中に
おぼれている
ひかる 虫
いくつもの
目を瞑れば
しんしんとうなされて
 寝汗


小さく ....
今歩いているこの路地が
たとえば海沿いにしかれたひそかな町の
その奥に抱かれた狭い路地だったとして

世界一小さいという砂粒が
つもって出来た町だったとして

もうあと何件かの民家を越え ....
ぶつぶつ
ひとりごとをいいながら
ひとが
えきのかいだんをのぼっている

おそらく
なにかたいせつな
くんれんをしているのだろう
ことばをはっするたびに
すこしずつ
もれていくもの ....
あなたから教わったことが
いまでもわたしをたすけてくれる
そんなあなたは魅力的であると言ってもよくて
いまでもわたしは
あなたへの愛を感じているのに
会えないんだ
障害はなくて
順調に進 ....
どこまでも続く桜並木の先に在るものを
確かめたくて
あなたと手をつなぎ歩く

親子ほどにも見られそうで
控え目なあなたの腕を
胸元にまで引き寄せ
歳の差なんてね

桜は潔く散るから美 ....
安心していたら
乗り過ごしちゃった
 
らしい
 
 
らしいので
 
 
線路を
てくてく歩いて
戻るよ
 
ほら 思いの路線は
いつだって
一方通行だからさ
 
 ....
ひとが
しをかいている
ひとは
しをかくのがすき
かいていると
こころが
きれいになる
きぶん
しをかくひとのことを
しじん
というらしい
ちなみに
しにん
とよぶと
 ....
 
まずは、
背中の秋を追いかけて
レダの卵を採取しなくてはなりません。
(ゆめです。きづかれぬようにかくしてしまった、)

それは、此処からずっと北、
一つ長い橋を渡って弓なりに沿っ ....
かぜ。が、
なみ。を、

いちばん。
(ちいさくしたから)

しんとう。
(するようなやさしさで)

つつまれ。
(きょうめいするのは)

はる。が、
(うまれたから ....
高層_ 大理石建築の なかで なつかしい

( いまは、どこのひとなのだろう? )

ウオシゲに あった

かれは 色の 白い きれいな 顔を して

シャープな フレーム ....
光電子化された記憶が
増幅されているので
思い出す事も無い

その揺れて刈られた
芽吹きが
目に刺さるように
帯域を跳ね返して
辺り一面に広がって
囲まれて

眠れない距離
若 ....
{引用=さらり ふぅ さらり

水の音

ふぅ さらり}






川岸で
あかい手を あらってた

空には月が揺れ
あたしは 朧月夜、を 口ずさむ

川岸で流れた ....
 
「 心の果て 」


     走るように降りだしたスコールに

        傘を重ねるふたり。 


       毎日がまるで綱渡りみたいで、


    ....
哀しみが霧のように
降りしきる夜
君はただ呆然と
立ち尽くす
僕の目の前で
その瞳を閉じたまま
君は金色の羽根をひろげる
荘厳な儀式のように
僕はひれ伏して
そして君の手に
くちづ ....
何という曇天か!
調停は断固として拒絶された
それから涙ぐましい年月だった
粘り気を帯びた雲の低さたるや
橋塔の先端に触れんばかりであった
黒地の御旗が疾風になびいて
金管が酷薄な分散和音 ....
晴天 やがて使い込まれた
ガラスケースの街並みは
生まれるのと同じ速度で
あわただしく死んでいった
もう一度彼だけは普段着で
重たい顔をあげて
何ごともないかのように
ミラーを通りこして ....
おつきさまの
うらから、とびでている
あんてなをねじまげて
 
ちきゅうのじゅうりょくから
にげだすじゅんび
 
えいせいきどうから
わくせいきどうへと、のりうつる
そのための
  ....
本屋で写真集を買って売り出し中のアイドルと握手した。
机の下で何度も掌をジーンズにこすりつけているのを目撃した。
私は負けない。


吉牛で奮発して卵をつけた。
おもいっきし卵の殻が入って ....
お母さんが人を殺した
お母さんでなく岡さんだった
それでもお母さんと呼んだ

遺灰を砂浜の砂に混ぜると
砂の数罪の数優しさの数
同じだと知った

位牌を抱えた人に伝えようと
見回そう ....
砂原を歩いていると、人間の手が蠢いていたので、掘り出した
父だった
父はこんなところに埋まっていたのだ
途中から誰かがわかったので、指先でなでるように、焦って掘り出した
息をし ....
夜の、
雨の、
それぞれのゆくえを
ひと色に染めて
あかりは桜色

煙る雨の甘さ、
舞う花びらの温み、
絡めた指が
やさしさを紐解く
夜に、
雨に、
焦がれる桜

時計の針 ....
無人駅に降り立てば
地図の見方にも
ちょっと工夫がいる
缶ビールをぐっと飲む

子供の頃に
抱きしめ方を習ったような
初夏の風にさえ
あいさつを交わしたい

垂直に支えつづける日射 ....


かみさまから
えいえんのやくをにんめいされたので
しろいあきちにたってみました
ねていたときのことだったので
ほんとうはかみさまじゃなくてわるいもののさしがねかもしれない
みーみー ....
この指先の ちぎりたる
その花びらの 薄匂い
一度にすべて 散らそうか
淡き涙を 惜しもうか
風は遠くに 行くばかり
奪う事さえ よしとせず
はらだまさるさんの自由詩おすすめリスト(1878)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一雫- 山中 烏 ...自由詩15*07-4-24
Be_My_Baby_(Poor_Poet's_Love_S ...- 佐々宝砂自由詩607-4-24
融雪プランクトン- 鯨 勇魚自由詩20*07-4-24
星を千切る- 嘉村奈緒自由詩15*07-4-23
新宿PM9:51- シリ・カ ...自由詩307-4-23
さびしさについて- soft_machine自由詩14*07-4-23
- 水町綜助自由詩24*07-4-23
海沿いのまち_なみ- 水町綜助自由詩24*07-4-23
くんれん(ことば)- たもつ自由詩1607-4-23
いつまでも- 九谷夏紀自由詩407-4-22
さくら、ふたたび- 恋月 ぴ ...自由詩38*07-4-22
乗り過ごした、ので- 山中 烏 ...自由詩10*07-4-22
くんれん(し)- たもつ自由詩1207-4-22
九月童話- 紅魚自由詩1307-4-22
春。- 鯨 勇魚自由詩5*07-4-22
たましいのともだち- モーヌ。自由詩12*07-4-22
侵緑- ねなぎ自由詩207-4-22
川岸- もも う ...自由詩23*07-4-22
心の果て- ae96自由詩207-4-22
悲しみが- ジム・プ ...自由詩11*07-4-22
騎上- hon自由詩107-4-22
故郷- hon自由詩207-4-22
うちゅーゆーえい- 山中 烏 ...自由詩5*07-4-21
私は負けない。- もののあ ...自由詩31*07-4-21
優しさ- ロカニク ...自由詩207-4-21
砂原に- リーフレ ...自由詩38*07-4-21
桜色の夜- LEO自由詩31*07-4-21
無人駅- tonpekep自由詩18*07-4-20
ポーズに関する三つのイメージ- ミゼット自由詩10*07-4-20
- 石瀬琳々自由詩13*07-4-20

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63