すべてのおすすめ
ジョセフィン博士の勧めで
手紙で紹介された
アパルトマンに引っ越すことにした
もう親離れしなければと

0号室は管理人の夫婦が
1号室からは芸術家の卵たち
ここは芸術を育てる部屋
変わ ....
汽車の終点にて
夜道をゆく
同郷の者は足が早く
陰影が消える

この街路に
カラオケなど一軒もなく
酒を買い
憂いを消して

やがて畦道となり
ワンカップの瓶が転がる
春風が吹 ....
目が覚めたら朝が来ました
目が覚めても朝が来ました

昨日と同じ今日が怖いので
今日と違う明日が恐ろしいので

僕はバリアを張って僕を弾いてしまいます
僕らはオーラを発して僕らを放してし ....
なくし物を忘れることと
さがし物を思い出すのは
どこか似ている
{引用=これでおわりかもしれないことが

毎日たくさん響きあっていると知って

目の中だけにある見えない雪に溺れた、溺 ....
海のにおいが、僕の頬を伝っています。
秋の御日様は雨上がりのコンクリートを照らしています。
途中、後輩(地頭江くん)がコチンコチンのオキアミを潰してくれました。
僕は今、十年ぶりに竿を垂れている ....
炎が大きくなると
みな逆に息をひそめる

瞳にかすかに邪悪なものが
やどっていたとしても

驚いてはいけない
子らは儀式の最中において
完璧に集中している
 
採石場の跡地を
ヒトコブラクダが
ゆっくり歩く
かわいそうな気がして
コブをもうひとつ
描き足してあげた
耳の奥を覗くと
夜が明けるところだったので
慌てて帳面を閉じた
 
夜が深くなると

風が太くなっていた

六月の風が

ふたりの熱もさますだろう

月が外灯よりも白い


泣きたくなるときは

ひととうまくやれない

だから過剰になるよ ....
絵本を読んでいました
それはとても悲しいお話でした

私は涙を流して
それは絵本の一ページに落ちました

その涙が乾くまで
私はそのページをずっと眺めていました

そのペ ....
ツバメが
車庫を低く飛び
チチッ
チチチッ

ふるさとは
ツバメの里だ
雨上がりの透明なそらを
自在に

いつだったか
納屋の真ん中に
ツバメが巣をつけて


それも仕 ....
しらないあいだにすてられて
みえないものがおおかった

はるになったらあえるのよって
あうひとみんながいってたけれど
くつをなくしてしまったから
ふねにのれないでいた

しんわ ....
みち子さん 私は忘れない
あなたの白無垢が 石炭色に染まった日を

あの日 あなたは
彼といっしょに 旭岳のてっぺんに たどりつき
おにぎりを広げたときよりも
もっと高い山の頂にいた

 ....
散弾で撃ち抜かれた無数を胸に見るや
目を瞑り落天してくる鳥々のこれ
演じる躯
燦とぶつけて
それが同じ軌跡を描けない
きみは風切りを整えられた渡り鳥
飛べない指が指に重なりまだの空を辿る
 ....
ぎんいろの折り紙で
鶴を折る

ぎんいろ
それは
わたし自身を惑わす窓辺の色合い

ぎんいろの街で
あなたとの足跡を探してしまう
例え人違いだったとしても
あなたに良く似た後姿に
 ....
鳥のため
おおきなおっぱいが
ほしいとおもう
春さかり
右のほうが
小さいと気づいてから

左おっぱいの下に
空袋があって
そこに鳥が棲む
とっととっとなくつがい
一羽とびた ....
醜く垂れる、欲望
白濁鈍く、サレイシャス
軽はずみに広がる
ドット マーブル   グラデイション


あしたはくる
{引用=コーリンユー、コーリンユー}
きょうはこない
{引用=ノー ....
いつもの時間

いつもの場所

いつもの景色

幸せな空間

それでいいと思う
何も欲しがる必要ないと思う

これ以上は望まなくていい
今がきっと最良だから


 ....
旅立つ日の前は
あなたからたよりが届く
あなたが無事に帰ってきたい理由は
唯一つだから
私に「行くよ、」と
祈りのように告げていくのだ

私は願をかけてあなたを送る
きっと無事に帰って ....
“もう、会うこともないだろうけど。”


その言葉で、一人の人間の存在が葬り去られた。


“もう、会うこともないだろうけど。”


私の言葉で、

出会った人が死んで、
 ....
おろしたてのラバーソールで闊歩してみたい
おろしたてのスーツでダンスしてみたい
誰かに陰口叩かれ後ろ指まで差されて
煙草を吸えば職務質問
パスポートなんて持ってねぇよ
だから君
ちょっとお ....
広島への出張なんて
もう馴れたと思ってたけど
今日は新幹線の
閉まる自動ドアが恨めしい
これから会議だっていうのに
君の涙の理由ばかり
そればかりが気がかり

  帰り道、駅までの路地 ....
厄日だから 外出しないで
朝から カレーをつくった
ハチミツを たっぷりいれ
世界の底から かきまわし
いちにち 火のそばにいた
ふうと一息
空に向かって
シャボン玉が膨らんでゆく

光に照らされて
青くなり
赤くなり
くるくる回る

たくさん飛ばして
気づけば
シャボン玉の空

地上では
アジサイが ....
ピアノはなんともつれないやつ
思いどおりになんて
とうてい弾けない
僕の指ときたら
からまるか、つっかえるか、へたれこむか

あつかましかったのだろうか
だが、
初心者用にアレンジされ ....
道路を歩いていたらガムを踏んづけました
嫌だなあと思って靴を上げたらビヨーンと良く伸びました
そしたらプーンとパイナップルの香りが鼻にきたので
誰かがパイナップル味のガムを捨てたんだなあと思いま ....
さよならを言ういとまを
あなたはくれないだろう
私の知らないうちに
あなたはどこかに消えるだろう
夜空の星はいつまでもそこにあるわけではない
青空の太陽はいつまでも輝くわけではない ....
風薫る五月は様々なニュースを吹き流し
五月雨が哀しみをぽとりと垂らす

滲んでいった誰かの想いを背負って
命にきりきり舞いしているときは

ライオンが行ったり来たりしている様子や
猿 ....
 
 
 /雨が降ってる
  小さな砂漠なのだと思う
  講師は教壇に立ち
  黒板に自分の名を書く

  「倉持康雄」


はじめまして、倉持です
皆さんにとって実りのある研修 ....
首を傾けたまま
縫い針を
炎で焼いて
縫いました

ひと針
ふた針

み針目で
あなたは目を覚まし

俺の目を縫いとめるのは誰だ

と申します

私は器用に玉結びをした後 ....
五月は過ぎた
麗らかで活発だった季節は
あれほど気ままだったお前も
今ではわたしの膝の上で大人しく眠る
お前のやわらかな耳たぶに降る雨に
こうして一緒に濡れそぼりながら


お前は聞い ....
はらだまさるさんの自由詩おすすめリスト(1878)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
博士からの手紙(アパルトマン推敲)- yoyo自由詩11*07-6-11
帰路- yoyo自由詩6*07-6-11
ピエロ。- もののあ ...自由詩14*07-6-11
傾く- 唐草フウ自由詩15*07-6-11
かなちゃん- ひろっち自由詩3*07-6-10
火遊び- 美砂自由詩9*07-6-10
- たもつ自由詩2407-6-10
六月の風- 吉岡ペペ ...自由詩307-6-10
絵本- なかがわ ...自由詩11*07-6-10
ツバメ- umineko自由詩7*07-6-9
ちのいろ- ミゼット自由詩3*07-6-9
夕張の花嫁- 池中茉莉 ...自由詩10*07-6-9
ガン・ズー- soft_machine自由詩17*07-6-9
ぎんいろ- 恋月 ぴ ...自由詩59+*07-6-9
春とおっぱい- 田代深子自由詩11*07-6-9
- 橙午自由詩1*07-6-9
違和感- 優飛自由詩10*07-6-9
旅立つ人- 紫翠自由詩2*07-6-9
もう会うこともないだろうけど- mikari.自由詩307-6-9
おっぱい- 虹村 凌自由詩2*07-6-9
麗ちゃんで「7番」- たりぽん ...自由詩8*07-6-9
そろもん(結界の話)- みつべえ自由詩107-6-8
シャボン玉の空- ぽえむ君自由詩14*07-6-8
四十の手習い- 美砂自由詩5*07-6-8
パイナップル。- もののあ ...自由詩13*07-6-8
奇跡について- 佐々宝砂自由詩1207-6-8
*植物園まで*- かおる自由詩9*07-6-8
雨音- たもつ自由詩1607-6-8
望み- ふるる自由詩11*07-6-8
六月の薔薇- 石瀬琳々自由詩13*07-6-8

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63