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にちようびのまひる
夜勤から帰ってきた母が
茶碗を洗っている父に
仕事の愚痴をまくしたてている

母はこのあたりでは聞かない
すごみのある口調でしゃべる
南のほうの言葉だと聞いた
なに ....
半ば くらい世界を 見たよ... と

おもい あがった 少年

トマは 12歳

素もぐりで もぐっては

金の さかなや 銀の 貝を すなどった

伸び あがった  ....
真実が、
私を知っていれば、
それで良い。
シオリちゃんは わたしを見つけるといつも
はじめまして、と言う
わたしも はじめまして、と言う

たくさんいっしょに遊んでも
次の日には わたしのことを覚えていない
でもシオリち ....
まるで子供のように
花火が見たいなんて言うから
僕は少し呆れ顔で 君の頬つねって
君は少しふくれ顔で 僕のマフラー締め付ける

眠りから醒めた街の片隅
潰れかけのディスカウントショップ ....
指先だけで、そっと
窓を開いてみる
隔てていた向こう側には
空の海があり
 
紙飛行機を飛ばす
誰宛てとかではなく
紙飛行機を飛ばす
そこに、意味なんてない
 
 
ここは海だろ ....
舌がある
それで君を舐めようか
冷えた舌先が触れるとき
君の肌で
どんな音がするか
固まった
ちいさな
ちいいさな結晶が
溶ける音がするか
こんなすこし暑い季節なら
しゅと
音が ....
ムーミームーをポケットに入れて、
雨の街を散歩する。
ムーミームーは雨の子だから、
ポケットの中は大騒ぎ。
雨が、
ぴちょりと歌うたび、
ムーミームーも歌い ....
動物園の猿が
声を食べている
人間の声を
むやみに与えないでください
と、注意書きがあるので
みんなただ黙って
猿を見ている

携帯が鳴った
電話の相手が
ものすごい剣幕で怒ってい ....
                     2007/06/20


さて今日は、
この辺でお開きと致しましょうと
缶蹴りをしたつもりの鰹節の鉋に蓋をして
戸棚に収めてニルバーナー過程に入り ....
街に見送られて
死んだように運ばれていくバスに
間に合って良かった


天然ガスで走るバス
いざというときには
死んだように運ばれていくのも好都合
このまま
うつらうつら ....
強さの羽根が一本、二本
折れては生えてを繰り返し
今もまだ輝いている

弱さの羽根は思いのほか丈夫で
だけど君には見せられない
わたしは強い女でありたい



もし、本当に
本物 ....
何処までも澄んでいるという
明日の空を夢見て
僕は
視線を泳がしている
 
世界の涙を粉にして
混ぜ込んだ、砂場の真ん中
僕はただ
足をばたつかせて
 
 
 (腕を広げて、飛び ....
午 睡
         こうず まさみ


魚市場のある海岸で
初老の夫婦が 釣りをしている
2、3本ずつ釣り糸を垂らし、
のんびり水面をながめながら

平日の午後だから
この夫 ....
隣のWによって名付けられた半月が
水溜まりの中の夜を
割れながらくりぬいていた

   *

  夏の水門に置き去りにされた犬が
  鼻をなめて
  水の流れを嗅ぐうちに
 ....
書庫の扉を開ける
水の中になってる
たぶん海なのだと思う
昨日まで資料や本の類だったものが
魚みたいに泳ぎ回っている
手を伸ばして一冊つかまえる
ページを開くようにお腹を指で裂くと
文字 ....
私よ、泣くな。
その容易い涙が、ほほをつたうたび
胸のどんづまりにあるお手玉のようなものが
ぎしぎしと潰れて、たまらない。

私よ、泣くな。
のどの奥にしまい込んだ感情を
涙とと ....
パラライカ、とか言って意味はよくわかってないのだけど、響きがいいのでピープル・ナーバス。なんでみんなそんな?なんでみんなそんな?と繰り返してグラスの中のラムを「ラム酒」とか言ってみる。ナーバス。が散ら ....               1998/06/28

しかし、SRは軽快に、
小粋に走りたいものです

400ccが本命でしょうね
もう少し軽く、足回りも華奢に

街乗りでは今のは少し重 ....
足元にはあんぱんのゴマが散らばって、
ガラス越しの地下街は盆ちょうちんのように繰り返されて、

繰り返されて、

加減の利かない照明と、
可でも不可でもない音楽と、

安穏とした空気の ....
たあいも ないことで
かんたんに

きずついたり
しぼんだり

やわらかな 
きみの たましいは

まいにち とっても
いそがしい

だけど どれだけ
いそがしくっても

 ....
こたえ、という
ことばそのものは
とてもかよわいものです

だからといって
あきらめたりはせず
突きつけることもせず
こころは、そう
並んでいけたなら
じゅうぶんだと思います ....
普段は絶対に使わない漢字を
みんなはすらすらと書いている
そんなことぐらい
書けて当然らしい
でも手紙や作文の書き方を
ほとんど知らない

当たり前のことが
わからなくなっている
複 ....
きみのことが好きだよ
それが
消えてしまいそうな僕のここにこうして今立っている理由
でもね
明日に向かえない
耐えがたい現実に
目を閉じてしまう
君たちのひそやかな
だけど幸福のふくん ....
ひと足踏み入れば
彩る花弁の甘い香りが
しあわせの時を与えてくれる

いつの日も
六月の雨に濡れている足が
軽やかに茨を縫って進み
見え隠れする背中を追う
赤い薔薇、白い薔薇、あなたの ....
{引用=「序」


万華鏡に
甘い想い出だけを そっと詰めて

くるくるまわして のぞきこむ

金平糖のじゃれあうような
さらさらした音がはじけて

あまりの甘さに 歯を痛めて  ....
薄桃色の花は手のひら
包んだ途端灰に変わって
冷たい風に
さらわれてゆきました
どこか見知らぬ街の
誰かの頬をざらりとかすめて
ほんの小さな
でも確実の
いたみを芽生えさせました

 ....
  心は、

 どこまでも果てしなく
       自由気侭で )))


ふと想えば、
 ハイドパーク。

 今しも水晶宮にて

僕は彼<L>と話している

つまり地球環境 ....
あの時と変わらない
今日の空に
ラムネ瓶をかざしてみたら
緑色にぼやけた小さな粒を見つけた
 
 

 
 
暑くて眠れない夜に
夜中電話をした窓越しで
僕ら同じ星を見てるんだ ....
 かつての持ち主が言ったように―「長い旅になりそうだな。」と、
懐中時計が呟いた。そして歯車は相方を探しに出たっきり戻ってこなかった。
縫い物をする少女の手の中で秒針だけが動き続けた。
はらだまさるさんの自由詩おすすめリスト(1878)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いっしょうしあわせに暮らしてください- 床野トイ ...自由詩407-6-22
海の児のうた- モーヌ。自由詩16*07-6-22
真実- こしごえ自由詩17*07-6-22
シオリちゃん- 藤丘 香 ...自由詩58+*07-6-22
雪月花- 雨宮優希自由詩7*07-6-22
創書日和「窓」__そらうみ- 山中 烏 ...自由詩32*07-6-22
触れること- 水町綜助自由詩29*07-6-22
「_ムーミームー。_」- PULL.自由詩15*07-6-21
- 小川 葉自由詩1007-6-21
むー。- あおば自由詩15*07-6-21
「バスが毎日やってくる」/「3つのラテン語の祈り」ほか/- 南 広一自由詩507-6-20
空を飛べたら- 小原あき自由詩23*07-6-20
離陸- 山中 烏 ...自由詩6*07-6-19
_- 肥前の詩 ...自由詩307-6-19
渡辺によって- 水町綜助自由詩8*07-6-19
書庫中- たもつ自由詩3407-6-19
号泣の滝- 湾鶴自由詩407-6-19
ピープル・ナーバスが散らかる部屋の隅- nm6自由詩607-6-19
SR400- あおば自由詩12*07-6-18
パン屋- ひろっち自由詩5*07-6-18
やわらかなひと- 松本 涼自由詩907-6-18
生きて- 千波 一 ...自由詩34*07-6-18
できて当然- ぽえむ君自由詩19*07-6-18
想い- 白い蒲公 ...自由詩207-6-18
薔薇と背中と、止まない雨- LEO自由詩33*07-6-18
ある雨の日より- もも う ...自由詩48*07-6-17
- かや自由詩10*07-6-17
歴史と未来- atsuchan69自由詩10*07-6-17
ラムネ瓶- 倉持 雛自由詩1507-6-17
僕の母親は縫い物と同じくらいに作り話が上手だった- プテラノ ...自由詩5*07-6-16

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