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わたくしは、
そ知らぬ仕種で
かおる紅茶をなめる。
風に頁がめくれようとも
見果てぬ大空が翻ろうとも
わたくしは、
そ知らぬ
今日に
ほころび
いつかあえる
光子の微笑む
丘の上 ....
確かにこの街にいた
お口を使って生きていた
わたしのねえちゃん

お口を使うお仕事

テレアポ
アナウンサー

明日の天気をお知らせします
晴れのち曇り
北風強く
ひゅうひゅう ....
時が流れば折り返し
春を教える梅が咲く
匂いを風が染めあげて
空には花の色がつく
春を描けるこの春は
今は今しか紡げるものを

わずかばかりの若草に
蝶がひらひら飛びまわる
草から草 ....
現場、吉祥寺
マクドナルド井の頭公園店、店舗改装におけるはつり、解体作業。
ともに働くおっさんたちは寡黙だし
公園には猫や水鳥がいる
10時と3時の休憩にはそこに猫をさわりに行く
 ....
エアー、夏のように
薄い服を着たあなたが
少し口を開けて
世界とつながっている
あなたの唇も手も皺に慣れましたね
前より縮んで
それでもまだ懐かしい

エアー、吸えるものは
たくさん ....
日差し
西側に深く傾いて
水平線の手前
あの焦燥の中で
握る掌は粘って
開くことを引き止めた
私はその時反対側の手で
スカートの裾 
飛沫が掛かるほどに
石を投げ込んで
あかねを表 ....
少し考えればわかりそーなことは
少し考えてもわからなかったことで
それにしてもアレがなんだったのか
いま考えてもさっぱりわからない

ささやかな疑問の数々を
シドニー発ホノルル行き航空便の ....
いま銀縁の壁掛け時計に蠅がとまり

文字盤を透かしたガラスの上を音もなくあるくまず12から




鉄の壁が溶ける
溶けて落ちてすべて床に染み込んだ
夕暮れだった
聖人がひとり ....
まるで私に、
泣いてもいいよと
語りかけるように
 
雨、私に溶ける
雨、私を抱きしめる
 
晴れ待つ私を
 
 
肯定する。
のどかな田舎道を歩いていると
温泉が昼寝をしていた
地面に寝そべって
いびきが山々の中を響かせる
その横をせっせと郵便ポストが走ってくる
汗がまぶしい
温泉は深い眠りの状態なのか
全く反 ....
                  ―RIOJAにて



見渡す限りの葡萄畑を歩いてゆく
そこ此処に きれいな花をつけた木が点在している
アルメンドラ!とおまえが叫んで 駆け寄って
木 ....
                     ―RIOJAにて



?.

なんだかこれは
フリーメイソンみたいだ
俺達は深い地下にいる
NAVARIDASというリオハ ....
田舎道で話しかけられました。

「ピープル!」って言われた。

私しかいなかったから 私のことだろうと思います。

相手は トビでした。
東京特許許可局
俺はおまえを許可しない
おまえのような早口言葉は到底容認することができない
おまえだけじゃない
赤巻紙青巻紙黄巻紙や新春シャンソンショーにも伝えておけ
ふざけるなって
おま ....
寒い風が吹いてます
冬が
戻ってきたのです
冬が急いで戻ってきたのです
走ってきたのです
自転車に乗って
新幹線を追い抜くように
猛スピードで
戻ってきたのです
北風が吹いて
寒い ....
君という雨に打たれて
私のあらゆる界面で
透明な細胞たちが
つぎつぎと覚醒してゆく

 夏の朝
 影に縁取られた街路
 やわらかな緑の丘
 乾いたプラットフォーム
 きらめきに溢れた ....
小高い丘に店を開いた
お客が来た
出入り口なので
お客は出ても入っても良かった
晴れた日は
見渡せることろまで見渡せた
雨の日は
屋根や壁に雨があたった
ただここにいて
何かを待って ....
父と母と少年と 
3人家族に囲まれた 
座席の隅の窓際で 
車窓に流れる景色を見ていた 

( あいするひとにさられたばかりのわたしは
( すっかりかたもそげおちて 
( めのまえにみを ....
胎動している不在の影が
失われた地平線となって
私を回帰線で立ち尽くしている)
影がずれて
光が砕けて群生していた

三十七度強の熱帯の白日夢で
黒いドレスの少女が祈っている
その瞳は ....
 工場群のライトが、夜霧に色を与えていた。
ぼくらを前に進ませたのは無意味な赤信号。
あるいは冬の固い道路の上で、軽自動車に
箱詰めで向かった、廃墟となった工場の屋上から
貯水タンクの上から見 ....
誰が教えたわけでもなく
指で三つ、をつくる
しいちゃんは
たくさんを
それはささやかなたくさんを
欲しがろうとする


絵本読んで、と
わたしの膝上に乗っかって
ほお擦りするように ....
冬が終わりそうなので
ひだりの方を向いたら
そこにはひだみがいた

ひだみと名づけられたひだみは
自分が何であるのかわからないので
大そう困っている

僕もひだみと言ったものの
ひだ ....
てのひらに乗った 雪が
溶け出して、僕の
一部になってゆく
降り始めに気がついたのが
どちらだったか
もう忘れてしまった

雪は
これで最後かもしれない、と
最初に言ったのは君の ....
今朝この星で
産声を上げたばかりの
「完全」ないきものが
生まれた傍から言い伝えどおり{ルビ半身=はんしん}ずつに引き裂かれ
それぞれ渡り鳥に渡されて
島のうえ
西と東に
千年歴史を遡行 ....
     「おかえりなさい」


     胸をしめつける


     この言葉


     「ただいま」
     と言えるしあわせ
雪の切れ間のお日さまは
神様がこちらを
ちらりと覗いているみたいで
わたしはしばらく
なにかを祈るのです


人間は昔より
自然とお話ができるようになりました
知らなか ....
わかんなくていいよ
そういってウミスズメは
うなだれて水に入った
ここの漁師たちは野蛮だから
ライフルを持って船に乗る
水面下を飛ぶように泳ぐ君を散弾で撃って
ああ そうさ ....
木漏れ日 胞子
美しい 人

孔雀 ローレル
とまどう 水鳥

暖 かいね
おひさま 涙

この木 何の木
気になる ならない

いいから ほらね
触って ....
それは、冬の公園で
午後の風はきみのもの
ちぎれてひとつ、またひとつ
木々を背にしたベンチから
息を吹きかける
胸がふくらみはじめた
一輪車で少女がすぎる

空をうつした水たまり
 ....
素に戻ると
大勢の人の前に立たされた
わたしが
いる
深々と頭を下げて
何を謝っているのだろう

  トナカイのそりに乗り
  飽きることなく
  眺めた
  白夜の物語

あ ....
はらだまさるさんの自由詩おすすめリスト(1878)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月とあおい春- こしごえ自由詩16*07-2-27
五反田行進曲- 恋月 ぴ ...自由詩24*07-2-27
春の夢- ぽえむ君自由詩10*07-2-26
ハッピー_ニュースプリング・フェアー!- 馬野ミキ自由詩10*07-2-26
エアー- たもつ自由詩1207-2-26
茜色- 及川三貴自由詩10*07-2-26
pee- 自由詩2*07-2-26
眠れない- 水町綜助自由詩9*07-2-26
晴れ待ち模様- 黒子 恭自由詩407-2-26
田舎の温泉- ぽえむ君自由詩8*07-2-26
アルメンドロ、アルメンドラ- 水在らあ ...自由詩26*07-2-26
AVE_MARIA- 水在らあ ...自由詩15*07-2-26
田舎道で話しかけられました- るるりら自由詩1007-2-26
東京特許許可局- 新守山ダ ...自由詩16+07-2-26
北風- あおば自由詩6*07-2-25
約_束- 塔野夏子自由詩30*07-2-25
開店- たもつ自由詩2107-2-25
「_写真の女_」_- 服部 剛自由詩707-2-25
鬼の園_〜サイレント〜- こしごえ自由詩9*07-2-25
バンドネオン- プテラノ ...自由詩7*07-2-25
黄色い星- フユキヱ ...自由詩18*07-2-25
ひだみ- たもつ自由詩1007-2-24
ラスト・スノー- Rin K自由詩41*07-2-24
半身の詠唱- 水町綜助自由詩5*07-2-24
「おかえりなさい」- 逢坂桜自由詩16*07-2-24
祈り- 小原あき自由詩9*07-2-24
知っているか- 水在らあ ...自由詩32*07-2-24
からだ- 水在らあ ...自由詩16*07-2-24
それは、冬の公園で- soft_machine自由詩14*07-2-24
LoveBird- 恋月 ぴ ...自由詩27*07-2-23

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