すべてのおすすめ
  心は、

 どこまでも果てしなく
       自由気侭で )))


ふと想えば、
 ハイドパーク。

 今しも水晶宮にて

僕は彼<L>と話している

つまり地球環境 ....
遮光カーテンの四隅に朝が零れている
うつ伏せで眠る君をベッドに残し、
素肌にすばやくドレスシャツを着て、
夜の逞しい身体は、そっと部屋を出てゆく

落ちてゆくエレベーターのなかで――
右手 ....
残虐な貌も一瞬、穏やかな
蒼いヒヤシンスの花に埋もれ
ゼピュロスの風、//そして雷。
 ――ドドンガーガー!

くちづけをし、離れれば「死、
昼も夜なくつづく 愛撫の舌

首筋の、永い ....
【くの一】と白抜きの文字。
淡い夜に晒された濃藍の暖簾をくぐると、
和服に割烹着の女主(あるじ)――

  「アラ、いらっしゃい。今日はお独り?

 まーね、萬寿。コップでちょうだい
  ....
微かに血の色を混ぜた
純白の火照り。
月光を浴びた濃淡の起伏が、
永くしずかに波打つ夜

幾重にも重なりあう
厳かな山脈を流離う爛漫、
滑り落ちる霞のごとく
裾野へ降りて散る花、死、花 ....
 「らんらんらん。

  婆ちゃん、爺ちゃん
   レロレロ ばー
 わけも判らず学校に通う
ぶらぶら歩く道すがら
 ヘンな匂いのする
化学工場の辺り

  湿った塀のつづくデコボコ ....
ほのぼのした顔で
有るったけ ふみにじり、
思う存分に略奪して
走り去ろうと
する

 と、

足に纏わりついた母
「行かないでおくれよ

なんて云うので
「ああ、そう
お腹 ....
想いは儚く
残す轍 遠き道のり

荷の重さ 辛く、
そぞろ立ち止まっては
見上げる空の哀しみの果て

日ごと人目に
焼かれる背の
痛みさえ忘れる夢、
また夢の夢

花に狂う、
 ....
白藤の棚にそよぐ 薄紫の風に
邸(やしき)じゅう、色めきたつ菫(すみれ)たち

草葉の緑に、ふるえる白いドレスの君。
房を垂らした大きな帽子から、ほんの少し
零れる笑みと恥じらいを覗かせて
 ....
薄闇に見る、葦の原
風に穂を激しく揺らしては堪えきれず
茎の根ちかく 折れ曲がり、
ついに起きることもない

飛沫の散る 河原の
無常なる日暮れを
化粧の崩れた女と双んで歩く
水辺の冷 ....
 確かに 彼の家系は
イギリスでは卑しかったものの
今やアメリカにおいては、彼は大富豪
夢を追いかけ、ついに想いを実現させた

愛用のジェットで空をゆく
まぶしい空に白い軌跡を残して

 ....
世界同時革命の僅か数秒前――
雪の溶けた路面に滲んだ血の色を見下ろす
LED信号機と、旧いアナログの時計台、
やがて爆撃されるであろう
銀行、教会、幾多の官公庁

崇高な思想に値しない愚者 ....
  ○
   。 
  。 ゜ 〇
ぶくぶくと発酵し、
白く泡立った発話の音が
プチン、パチンと弾ける刹那
手織の薔薇に包まれた沈黙の森へ
貴重な琥珀金を含んだ飛沫を散らす、
ランゲル ....
あれは大阪長居の安アパートに転がり込んできた僕みたいに
公園の木の上で啼いているのを 当時、純朴だった妻がみつけ
憐憫の情が働いたのかどうか 
拾ってきた、傷だらけの尻尾のちぎれた子猫だった
 ....
はらだまさるさんのatsuchan69さんおすすめリスト(14)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
歴史と未来- atsuchan69自由詩10*07-6-17
詩人のプロフィール☆- atsuchan69自由詩17*07-5-26
春の嵐- atsuchan69自由詩6*07-4-30
久保田- atsuchan69自由詩5*07-4-28
ら、むーん_★- atsuchan69自由詩17*07-4-11
妖しい色どり- atsuchan69自由詩9*07-2-17
かよわき人々- atsuchan69自由詩10*07-2-13
花弁- atsuchan69自由詩11*07-2-2
春の陽射し- atsuchan69自由詩6*07-1-30
月は、夜を照らすのも忘れて- atsuchan69自由詩7*07-1-27
なんちゃって- atsuchan69自由詩10*07-1-22
ノーブス・オルド・セクロルム- atsuchan69自由詩8*07-1-17
スヴァスティカ_☆- atsuchan69自由詩7*07-1-9
ポヨンの大往生- atsuchan69自由詩12*06-10-16

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する