すべてのおすすめ


霧に包まれた類人猿の咆哮は
全ての言葉を包み込んだ
異様な振動を部屋の中に持ち込む
全ての言葉は何の目的で語られているのか

不明

類人猿は苛立 ....
雨の広がる匂い
土の匂い
黒みを増して
透明に変わる
アスファルト

つやりと光る
紅い新芽
杉の匂い
色とりどりの
揺れるパンジー

バス
窓に描く直線
囁く猥談
アナ ....
勤め先近くに珍しい衣装を扱う洋服屋さんがある
どんなのかっていうとお笑いの人とかが舞台で着るようなやつ
スパンコールちりばめられた真っ赤なベストが店頭に飾られていて

開店直後らしい午前中の早 ....
夜通し愛しあった翌日は
朝のばたばたも過ぎると
あたまが少し痛くなって
欠伸にならない浅い息が
せなかに溜まりはじめる

煙草に吸い疲れた公園のベンチ
新緑の幽霊みたいな色を見やりながら ....
残酷な想像をする

なにも良くならない
時間だけが過ぎる

幸福な想像をする

なにも変わらない
時間だけが過ぎる

想像を打ち消してみる

夜が見えた
窓に映った自分が見え ....
わたしは一度だって空を見下ろしたことがなくて

たとえばそんな風に
きみを感じていたいんだ

わたしの瞳に沁みる果てしない色の
その不確かさを
できるかぎり
ながく ながく
 ....
涸れた港を見下ろす丘の上
にある廃墟のような酒場で
俺は飲んだくれている
のかすら分からない

ただまどろんで

きしむ壁をすり抜けて
吹き込んでくる風に
震えているのか

スト ....
ぼくは泣いていた
川端康成の伊豆の踊り子にでてくる
それは涙ではなかった
もっと肉に近かった
もっと欲に近かった
藤沢周平の物語にでてくるそれは涙だった
育ての親と契ってしまった娘がいた
 ....
あなたに、名前で呼ばれると
その瞬間自分の中の空気が変わる

私のなまえ、別の色を帯びたよう

呼ばれる度にくすぐったくって、それでいてもっと呼んでほしいと思う

だけどあなたの名前、私 ....
私は、絵を描くのが得意です

私は、本をはやく読むことができます

私は、色々な事を想像することができます

私は、新聞を毎日いい子に読むことができます

私は、ピアノを弾くことができ ....
あの子のあだ名は赤リュック。


これは自分の中での共通のあだ名。



いつも赤いリュックを背負って


授業中も、美術の時でさえ

それを手放した所を見たことが ....
金属を叩く音が
全部で三つ

離れすぎず
また、求めすぎない間
充分で理想的な関係

重要なのは音色
振動する空気も
重すぎないのがいい

単純な規則性と
各々は直に影響し合う ....
この地球が
ビー玉だとすると

この世界が
てきとうに描いた
誰かの下手な落書きだとすると

上手く辻褄合わせが
出来ると私は思うのですが

皆さんはどう思いますか?


 ....
{引用=さよなら}
無機質な電話の切断音が耳を突く。

彼の優しい声音を思い出しながら その最後の一言を口の中で反復する。
ふと 喉の奥で焼け焦げるような熱を感じた。
痛い。 こぽり。 溢れ ....
冬のよる

二人で歩いているとき

あの有名な星座の

みっつ並んだ 星をみつけた


ぼくが君に

ほら、といって指さすと君は

わぁ、と言って見あげたね


星を見 ....
ぼくは
その
映画を観なければ
ならない
きっと
その義務が
ぼくには
ある

ぼくの虐めていた
女の子が
死んだ
小学校の頃
虐めていた女の子が
死んだ
引越しして
 ....
不思議よね
懐中時計はとまったまんま

だけど家の前に走る車は
今朝から忙しく
騒がしく
たのもしく

そうね
自分でネジを
回さなきゃいけないのよね

開けては
閉めて
 ....
鬱々と続く暗く腐った毎日を
恨み辛みを垂れながらやり過ごす
叩かれ指をさして嘲笑われても
ヘラヘラと顔を歪めて逃げてきた
下らないクダを巻かれ
横殴りの痛みが頬を突き刺す
堪え難きを堪え
 ....
バイトが終わって
バスに乗って
電車に乗って
自転車に乗って

家まで帰って
晩御飯を食べて
煙草を吸う

今日は彼に
メールアドレスを聞かれた

紙に書いてこっそり渡してくだ ....
背中に羽がついていますよ

あなた見えないのですね

忙しすぎて 首が回らないみたい


熱心に遠眼鏡を 見てらっしゃるのね

天使が見える?

それは地球を一周して あなた自身 ....
天使だとか綺麗に言葉で修飾してみたり

君は君でしかないなんて言葉で繕ってみたり

ユーアーナンバーワンだなんておどけてみたりするけれど

なんか、しっくりこない

好きってだけなんだ ....
何を言ったところで、
地平線まで埋まった
人々の群れは
いっこうに減る気配など無く
眼の前に蠢いている。

こんな気配を感じたとき
我々は目を見開こうとはせず、
もちろん、目を瞑ってい ....
神さまがいたらなんて考えない
だってあたしは昔から
先生に嫌われていたから
そういうことなんだろうね

笑いたいわけじゃなくて
泣きたくないんだって 気づいたとき
あなたのことを好きなん ....
三角柱の一面は
相変わらずでしゃばっている
白も
相変わらず踊っている

思いきり
死んでしまうほど長く見あげているうちに
目覚ましは鳴りやんだ

かつて
足りないと思っていた美し ....
夜にしかない可能性の息

あなたの首に下がっているのは地球


眠り、寝息で会話

ひとり起きて台所の水を飲む

この水は深海からすっくって運ばれてきた


フランス語のテ ....
あなたの腕とか、すきです あなたにとって幸せとは何ですか
仕事、家庭、もしかしたら生きている事
私にはわから無い
ただ
悲しくは無いのに泣いてしまう時や
意味も無く笑える時
もしかしたら幸せなのかも知れない。
根菜を切る
すとん、と
やわらかく
響くまな板

根菜を切る
おおまかに
あたりをつけて
あとは
力を込めるだけ

そんなふうに

もう
あなたに告げるのだ
楽しかった
 ....
(目覚め

君に融けてしまいそうな
早朝の輝き
池の氷がざわめき出す
ほら
滑ったのはピアノの鍵盤
射し込む光の挨拶

  おはようございます】

窓辺から延びる ....
気づかぬように
ゴルフに行き

気づかぬように
帰宅した相方が

また 洗濯物を回している
音で目が覚めた

うざい うざい
目覚めたくない

あたしは
倒れこんだベッドで
 ....
佐和さんの自由詩おすすめリスト(1250)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月の嗤うさき1〜2- ……とあ ...自由詩9*10-4-27
雨が降る- プル式自由詩4*10-4-27
待ち続けるひと- 恋月 ぴ ...自由詩24+*10-4-26
まぶしい曇り空- 吉岡ペペ ...自由詩810-4-26
壊走- 猫のひた ...自由詩110-4-25
みつめる- あぐり自由詩4*10-4-25
永遠のとば口- kauz ...自由詩8*10-4-24
泣いていいよ- 吉岡ペペ ...自由詩710-4-24
色彩- つゆ自由詩6*10-4-24
自慢じゃないよ- くろきた自由詩610-4-23
赤リュック- サワメ自由詩1010-4-23
三つの音- 瑠王自由詩10*10-4-23
なら何が正しいのか?- ユダ自由詩210-4-22
清純エゴイスト- 愛心自由詩5*10-4-22
みっつ並んだ星- くろきた自由詩610-4-22
自転車に乗って- ふくだわ ...自由詩210-4-21
懐中時計- こころゆ ...自由詩410-4-21
曇天- 虹村 凌自由詩4*10-4-21
小さな秘めゴト- くゆら自由詩410-4-20
shall_have_wings.- 瑠王自由詩6*10-4-20
2505- がん自由詩110-4-19
末期症状2- ……とあ ...自由詩710-4-19
It_was_a_girl_that_can_meet_a_ ...- アオゾラ ...自由詩410-4-17
下に- FUBAR自由詩7*10-4-16
眠りの代筆- 猫のひた ...自由詩410-4-16
すき- ki自由詩110-4-15
わから無い事- プル式自由詩4*10-4-14
宙(そら)への願い- umineko自由詩8*10-4-14
- 乱太郎自由詩1010-4-14
喧騒- 森の猫自由詩4*10-4-14

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42