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美しいもののために
わたしの泥がたちあがる


言葉は手段になり
舌も歯も唇もメディアになる
ぜんぶ私のもの
だったのに


どうしてだろうわたしは
どうしてだか
人間になって ....
三連休には困った。
やることがない。
というよりも、したいことを、するだけの、
金がない。
(体力も気力もないが)
欲望はストレスに比例する。
死ぬ間際に、ひとは勃起するらしいが、それ ....



面影に
蝋燭が淡く
拾う貝殻は
潮に消された
砂浜にねむる白ユリ
風に剥がされ
おちた
化粧箱の螺鈿
あなたは
アルバムのなかで微笑む
ちぎれた月の真珠
少 ....
大きくなれるか
しんぱいだった

大きくなった人は
毎日を
すいすい行ける

たとえば
魚の骨に
困ることはなくて

ともだちとけんかして
教室のまん中で
泣いたりしない
 ....
わかりきってることだけど
それがそこにあることが重要なのかもね
なにも言い切れないぼくたちが
届かないなにかをほしがることは必定で
それがそこにあるってことだけが重要なのかもね
或る朝、彼は



























一匹の巨大な ....
随分前に君と来たビーチ
一緒に海を眺めたっけ

今日は独りでビーチに立つ
少し波が高いかな

あの日の僕ら
無邪気な子犬のようにはしゃぎ
笑顔は太陽より眩しかった

長い髪が潮風に ....
つよくなってどうするの?

つよくなったあとどうするの?

花を咲かせてどうするの?

花が咲いたあとどうするの?


過去は変えられないけれど

じぶんと未来は変えられる

 ....
ねえ
私今日
気付いたことがあるの
私の心
まだ死んでなかった



ねえ
私いつも
実は泣いているの
愛する人の幸せを願えないって
なんて不幸



服のボタンを
 ....
          ひとりの物になる為につくり込まれているわたしは
          その為に負う孤独には強くあるよう鍛えられている
          それはとても危険なことで
       ....
何も考えないで
海底に落ちてゆく
癒される。
体が楽になる。

無為自然がいい
体に力が入っていると
対応が遅くなる。
無心がいい。

何かをしようとすると
失敗する。
運命を ....
あ、あれ嘘ですから。

って、






信じてどうする。
 たとえあなたが農夫でも農夫でなくてもあなたが文章家でも文章家でなくてもあなたが小鳥でも熊でも蛇でもあなたが空でもあなたが風でもあなたが土でもあなたを好きわたしはずっとあなたのそばにいるあなたとキスを .... さわやかな朝がくるという
きみには今日も
軋む熱を孕んだ、
ささやかな風が吹くらしい

天気予報でわたしは
いつも気圧配置を気にしながら
かあさんがおしえてくれた、
谷、と
 ....
恋の終わりは
キリバナ
キリバナ
死んでいるのか
いないのか

ガラスコップの
一輪挿しが
あっけらかんと
咲くように

私は
あなたを失って
冷たい夏を咲いている

も ....
ねこを見てると眠くなる
ねむねむねむねむおねむのまほう
ふわふわの
お腹のお毛毛をなめている
おねむの国に行く前の
おねむの前の身だしなみ

 あたしはそんな風だって、頭をひと振りするだ ....
生きてるだけで
お腹すく
腹がすくから
物食べる
食べる物買う
金が要る
金が要るなら
働くこと
それができぬ
でくのぼう

そつなく
無理なく
抜け目なく
生きるため ....
樹々を抜けてくる風が
額の汗を拭っていく

螺旋形のスロープを
ゆっくりと登っていく

言魂を飛ばそう
カモメよりも早く

途中で眠らないように
雲の見張りを付けて

笑ってる ....
ぼくは遠い火になりたかった


ビルのかげや
山のむこうで
ちらちらと


ときおり
消えたみたいに見える


ながくながく燃える遠い火に


 ....
風がないので動けないのか
止まったままの風車が
申し訳なさそうに立っている

手のひらをめいいっぱい広げて
わずかな空気をとらえたら
小さな風が生まれた

見えない風が水田の上を走り
 ....
とどこおるとよくないので
暑くてじめじめとしていたが
洗濯物を干してみた
風がないせいか
まったくはためく気配はないが
つぎの用事がやってきたので
とどこおるとよくないので
つぎの用事に ....
サイズを合わせろと木端にダメだしされて
身体中の関節を外してコンパクトに納めたけれど
これ以上小さくなれないんだよ
もうそれじゃ
何がしたいんだかわからなくなっちゃうんだよ 

掴むものに ....
波打ち際で
寄せ返す白線を
追いかけたり逃げたり

入るつもりもなかったのに
いつの間にか裸足になって冷たくて
まくったズボンが不意の波にずぶ濡れて
そういう夏を何度も繰り返していた
 ....
きみのし
考えたこともなかったし
その日の空はうそみたいな顔をしていたから
言葉は何も浮かんでこなかった

この物語では
信じられないことが
信じられないほど起こるし
それ ....
僕が歩いてきた後には
道が出来る

でもその道は
決して戻れない道

僕が行けるのは
未来に伸びる道無き道

逃げ場なんてありはしない

ただひたすら歩むのみ

ここまで来る ....
君にどう思われようと構わない
知ったこっちゃない
私は私で、隠し様がないのだから

あなたに嫌われようと私は私をしか貫けない琴線を
紅茶越しにそんな目で視ないでくれ

だけれど ....
『アルマジロの歌』


ケダモノでいるのがヤになって


鎧を脱ぎ捨てたアルマジロ


その背に無数の矢を突き立てて


ヤツはのそのそと歩く


痛みは戻った

 ....
人見知りなミツバチは
花の蜜を集められない

花が可愛過ぎるから
真っ赤になって
『また今度』

ふっと香る花の香り
気になりながらも
知らんぷり

恥ずかしがりの照れ屋さん
 ....
ゆったりと時は流れ
幸せを噛み締める。
満たされた思い。
安心する。

分かってくれる人がいる
共感する。
互いの事を沢山知る。
聞いてくれる。

昼寝をして
仕事して
勉強し ....
{引用=
お化け煙突の話をしようとすると
いつも決まって
口がこわばる
上手く話せるかどうかが
わからなくなって
話す気力が失せてしまう

その日は女のほうから
「ほら、あそこにいつ ....
佐和さんの自由詩おすすめリスト(1250)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
引力の場所- 因子自由詩510-9-20
西川口の女- はだいろ自由詩2+10-9-19
白蝶貝- アラガイ ...自由詩7*10-9-18
大きくなったら- sio自由詩3*10-9-16
わかりきってることだけど- はるな自由詩110-9-9
グレゴール・ザムザ- TAT自由詩2+*10-9-4
遠い渚- うずら豆自由詩210-9-3
結婚してた記念日- 吉岡ペペ ...自由詩5+*10-9-3
秋なんだって- さき自由詩410-9-2
ひとりの物になる為に- 鵜飼千代 ...自由詩18*10-9-2
海に沈む- ペポパン ...自由詩5*10-9-1
ダイイング‐メッセージ- 鵜飼千代 ...自由詩6+*10-9-1
十一月- 豊島ケイ ...自由詩12*10-8-26
いつもの天気- あぐり自由詩4*10-8-22
キリバナ- umineko自由詩13*10-8-22
おねむのまほう- salco自由詩17+*10-8-22
木偶の坊- シホ.N自由詩210-8-22
ただひとつの- うずら豆自由詩210-8-19
ぼくは遠い火になりたかった- ホロウ・ ...自由詩6*10-8-18
「風車」- ベンジャ ...自由詩3*10-8-17
かいてん- ここ自由詩410-8-12
これ以上小さくなれないから- 鵜飼千代 ...自由詩19+*10-8-12
海へ行こうと思うとき- ベンジャ ...自由詩3*10-8-11
やさしいし- 自由詩6*10-8-11
ランドスケープ- うずら豆自由詩110-8-11
琴を弾く女- H.美紗子自由詩210-8-8
『アルマジロの歌』- なごまる自由詩3*10-8-8
花とミツバチ- うずら豆自由詩410-8-7
時間はゆっくりと- ペポパン ...自由詩6*10-8-7
お化け煙突とボロアパート- 真島正人自由詩5*10-8-7

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