意識の界面に皮膜を張る詩を
時々引き剥がしながら
優雅な革命に憧れつづける
蒼ざめた情緒不安定
 香り咲く こぼれる笑顔 拾わせて

 走り去る 後ろ姿 拾わせて

 発する声 楽譜の音符 拾わせて

 瞳から あふれる涙 拾わせて

 嘘は 限りなく拾えるのに

 真実 ....
僕に関係の無い人が笑っている
僕に関係の無い人が泣いている
僕に関係の無い人が風に揺れている
僕も少し風に揺れながら口を開けて
あの日のことを思い出そうとしている
あの日、が何のことなの ....
霧と緑と
夜に立つ巨樹
空と地を埋め
ひとり高く


低い曇の下
平原を
草より低い影がくぐり
最初の雨を引き寄せている


夕暮れのかけら
まとわりつく糸
 ....
朝から珈琲をぶちまける。おそらく私が無意識にテーブルに置いたカップは、テーブルのふちから少ししはみだしていて、手を放した数秒後引力の法則によって、まっとうに落ちた。……なんてこった。一瞬の気のゆるみが .... あんなに真っ赤な夕陽が落ちて
白い制服を血で汚すような
海へ行ったなら怒られるかな?

校舎の北側で集まっている
軽音部の粗い演奏は良い
小さな悩みを裏返しにして
汗と涙に分けてしまうか ....
訪れるもののない中庭に
光が射しては揺れる草
縄で書かれた文字の上
固く転がる鳥たちの声


香りの白さに照らされて
夜が隅々まで見えるのに
それでも窓を閉じてしまう
見えな ....
【なにもかんじない】

まるで レストランのパラソルが風であおられたみたいに
ツツジの花びらが一斉に 空に浮かび上がると
のこされたのは雌蕊です  少女のままのこころです
はなびらを失った代 ....
みほとけと
あかごとおにと
しがみっつ
きものひえるは
いずれかなかな



ぶんごうの
てつがくによる
ぶんがくの
おそわるふみに
まどろみのあい

うつつよ ....
空と海の色が同じになると
星が綺麗に見えるから好きだ

孤独な人が失くした明日を
ポケットに入れて渡せたらいい

心で感じる自由がなければ
優しくすることはできないよね
虫一匹の命が重 ....
覚束ない手で握った
透明な定規を
まっさらな星の肌にあてて
まだオムツを付けた子供たちは
ぶつぶつ言いながら
線を引く

柔らかく上下する面を
よちよち歩きを覚えた足が
飛ぶ暇も ....
棘の生えた心だ

もう、侵食されて、棘の生えた魂へ

伸びた棘を削るのは 友人
伸びた棘を取るのは 嫁
伸びた棘を刈るのは 母

周りの人に支えられる若い介護

情けな ....
貴女は

手の届かない高い処に咲く花だった

わたしは貴女を見上げて

その美しさにため息していた

そしてその先の空を見上げて

雨が降るように祈っていた

貴女が枯れてしま ....
今まで拍手を貰ったことは
照れているうちに忘れてしまった

濃密な思い出ほど哀しくて
同じ雨に打たれた君が好き
ブラスバンドの演奏に隠れて
飲み込んだ言葉はひと足遅い

明日は何もなか ....
人と人の間の
カキネのカベを、壊す時
遠い空で
合図の笛は鳴るだろう  
利根川の{ルビ畔=ほとり}に佇み
川の流れと
人の歩く時間について
思い耽っていた

風が吹き
ふり返る僕の方へ
無数のタンポポの綿毛が秘めた笑いを響かせ
降ってきて――今日の景色は、 ....
午前四時十五分かえるに混ざって
すずめの声を確かに聞いた
隣家のだれかは壁を蹴ったか
三分後には車の音も
、走り去った
誰を何を載せて
さよならよりも永遠な気がする
午前五時前の
理不 ....
目の前にある料理の山を見て
分け合う人がどこにもいなくて
肩をすくめるだけのランチタイム
焼きたてのピザより暴力的だ

隣で会話を弾ませてるのは
人が集まっているせいなのか?
小さい頃は ....
姫 姫 脂
水面の虹
蜘蛛の背の地図
こがねの手足


水紋の下から
空を視る目に
光は廻る
光は跳ねる


夜に満ちる緑の泡が
ひとつひとつ星になる ....
母の日の花器の義母への赤二輪


父の日の父の名の無い供養塔
壊れた
涙腺の
泣けない宙吊りの私

失った
良心
痛まない恐れ知らずの私

人の様で人でない

助けを求める

誰に?

結局は単細胞 原子の造りだす脳の
 ....
伸ばした髪が肩に届く頃
もう一度だけ君に愛される
そんな不確かな夢を持て余し
充電はいつも満タンにする

新しい発明の名の下で
思い出の続きを生きられるなら
誰よりも早く走って行くから
 ....
ハイヒールで潰して来たのは
缶ビールと誰かの靴紐だ

すれ違う瞬間に与えられた
不安定なバランスを生きるまで
目標に向かう足元を見ると
スニーカーの人には敵わない

若くて尖った勢いの ....
 突然思い立つ 
 
 始めよう腹筋運動

 この瞬間に 男子の 可愛さ 幼さ 儚さが

 凝縮されている

 見られていると意識した時

 キュっと 腹筋に神経集中

  ....
闇にすっかりなれたのか
それとも 朝がきたのでしようか
あまたの光の柱が 
行間からまっすぐに 立っています


言葉は 今朝の朝靄のように低い場所に流れます
 言葉が 祈りとは ....
眠れぬ夜だ
さぁ、始めようか
まぁ、おかけなさい
喉が渇いた
夜を飲めば
余計に渇く
笑える。
薬は飲んだか?

完全なる前向きとは
死を否定して生きる事だ
疑ってはならない
 ....
まぶしいのは
ずっと目を閉じていたから
そこは優しい闇に似た架空世界で
行こうとさえ思えば深海にも
宇宙にも
過去にだって行けた

あのスカートはどこにしまっただろう
青い水玉模様
 ....
ドーナツを選ぶのが難しくて
私の背中に行列が出来る

ハズレのくじを引くような気分で
ショーケースに指紋を残して
次の人は美味しいのに当たるよ

全ては好みの問題だけど
デパートの屋上 ....
透明な傷に風が染みる時
思い浮かべたのはあなたでした

優しさと厳しさを使い分けて
同じ道は選べなかったけれど

あなたより私の幸せを今
祈ってしまう程に醜いよ

ボタンを押せば運命 ....
いつもの二階への階段をのぼっていたら
いつしか階段が森になっていた
のぼってゆけばゆくほど
森が深まる
樹々が茂り
鳥の声も聞こえてくる
のぼってものぼっても
いつもの二階にはなぜかいっ ....
杉菜 晃さんのおすすめリスト(1154)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
症_例- 塔野夏子自由詩6*18-6-11
拾わせて- 佐白光自由詩2*18-6-10
さよなら- たもつ自由詩2518-6-8
風と水- 木立 悟自由詩318-6-8
不運も幸運もすべてシャッフルしたような雨上がり、ひとり洗濯機 ...- そらの珊 ...自由詩1218-6-7
放課後- ミナト ...自由詩818-6-6
ゆらぎ_ひとり- 木立 悟自由詩518-6-5
かんじる?__- るるりら自由詩7*18-6-5
かなさんど- AB(な ...短歌3+18-6-4
夜ノ声- ミナト ...自由詩418-6-4
星の鼓動- まーつん自由詩618-6-4
- 暁い夕日自由詩14*18-6-1
薔薇と神様- 卯月とわ ...自由詩518-5-31
再生- ミナト ...自由詩318-5-26
空の声- 服部 剛自由詩518-5-26
風にのる- 服部 剛自由詩418-5-25
五月、夜明けへ- もっぷ自由詩418-5-22
木漏れ日の午後- ミナト ...自由詩318-5-21
わかれめのないもの- 木立 悟自由詩518-5-21
草の想い- もっぷ俳句418-5-20
わんわん泣く- 暁い夕日自由詩11*18-5-18
ピクニック- ミナト ...自由詩518-5-18
万華鏡- ミナト ...自由詩218-5-16
腹筋運動- 佐白光自由詩3*18-5-15
蛸の触手は【悪魔の舌】か【天界の下】か- るるりら自由詩10*18-5-13
眠れない夜の哲文- 暁い夕日自由詩6*18-5-12
燕よ- そらの珊 ...自由詩1518-5-9
- ミナト ...自由詩718-5-7
永遠に眠れ- ミナト ...自由詩418-5-5
階段の森- 塔野夏子自由詩11+*18-5-5

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