ある秋の昼下がり

空から蝶の羽が落ちてきた

すかさず見上げたら

小鳥が一羽飛び去った

僕もそうだが人は

蝶の羽を好むが

小鳥はその肉を好むらしい

彼の食べ残し ....
前回の、視覚詩のお勉強の続きです。

○北園克衛の視覚詩

北園克衛は日本の視覚詩の先駆者で、ヨーロッパなどで視覚詩がさかんになったのと同じ時期に
(またはもっと前?北園克衛主催のモダニズム ....
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か 雨が生え ・・ ・・・・・・・落つ
雲 雨が生え・・・・・・・・ ・落つ
い 雨が生え・・・・・ ・・落つ
暗 雨が生え ・・・・   ・・・・ ・・落つ
の 雨が生え・・・・・・・ ....
どうしようもない

寂しさが

そこにある

薬を飲んで寝ろ

医者はそう言う

薬を飲んだって

そこにあるんだ

どうしようもない

こ・と・が…
掴むべき対象は、いつでも飛んでいってしまう。

霧がかかった森の中にいるような感覚

自分は存在しているのに、包む環境があやふや。

そのうち、自分すらも靄がかかってしまう気がする。
 ....
もし僕が猫になれたなら…



初めは君の足にまとわり付くけど



すごすご家を出るはめになるだろう



そうしてゴミをあさるうちに



人間だったことな ....
気がつけば積もっていた

繰り返される別れの中で


いつしか

それが当たり前になっていた


心は

俺を守るために

ひっそりと包んでいた

諦めという感情で ....
初めて

彼女と手をつないだ日は

心も繋がったように思えた

それがこの上なく幸せに思えた

それだけで幸せだと思えた
過去との決別をしよう。

後ろを振り返るたびに、一人で泣くのをやめよう。

自分を責めるために心をいじめるのをやめよう。

少しの優しさにすがりつくのをやめよう。

自分を本当の意味で ....
あなたのいない       空       白       を、日々うめる努力をしています。
もう、慣れました。     空が      白く      雪で染まってから随分たったので。
昨日は眠 ....
十二番目で
いつも言葉を間違えてしまう君は
その次の交差点では
左折ばかりを繰り返している
東京
狭い夕暮れで
夢から覚めたばかりの抜け落ちた体を
ついでのような角度でドアの隙間に潜り込 ....
硝子細工の
幾つかの重なりは
小さな風の溜まり場をくるくるとかき混ぜて扉を揺らし
丘に続く小道を夢見るのです

夏が降り
気まぐれな模様を織りなして
あのひとの指に留まった雨粒が私の
 ....
中心へ向って途絶えない無数の
緑の中に駈け寄って

眼の後ろで呼ばれた光は
しだいに
向かい合わせた最後の場所で
塵に変わりゆく扉に刻まれても
痛みのオウトツを識らない

薄まら ....
おはよう
で、今日も誰かが溶けていく
それでも、空を見上げることを止められなくて
いつの間にか、あちこち穴だらけになっている


使い古しの気持ちを手紙に残して
あなたもすっかりと溶けて ....
流れた

   ふ   う    け        い

目の端に
    ひ
     っ
      か
        か
         った


まま
その皇子
東へ進軍し
その剣
雲を斬り
丘を割き
沼を埋め
戦に次ぐ戦
謀殺に次ぐ謀殺
返り血の乾く間も無く
川にかかれば妻を売って渡り
海峡にかかれば妻を売って船を買い
船を打 ....
あの日。

ある人に出会いました。

受け止めて、受け止められました。

何かが崩れていきました。

俺の中の空洞に何かが入ってきました。

その隙間は長い間何も入っていなかったせ ....
5年と半年前、人を好きになった。

生まれて初めて本気で好きになった。

想いは暴走した。

止めるすべを知らない俺はどうしようもなかった。


あの日から、俺は正義を掲げる事を止め ....
二人

向かい合って

ボクが

キミの頬に触れた

キミは微笑んでいた

そんな

夢を見たんだ

現実とのギャップに

皮肉じみた笑いが込み上げてきたよ

横に ....
振り向くと沖に知らない人ばかりになってこわい

貝の表面についてる回虫みたいな模様がこわい

高波が何でも持っていこうとするからこわい

クラゲが知らないうちに沢山わいてこわい

あが ....
夜空を仰ぐ。

雲がかかって見えない星を求めて。

月明かりで白く浮き出る雲。

雲の隙間から見える空間。

それは私に星を与えてはくれない。

今日の雲は動きが重い。

地べ ....
詩を書く時に気をつけようと思うことを、書きます。



私が「詩」を書こうと思い立った瞬間から、その呪縛は現れる。

カッコイイ言葉であらねばならない。
誰かに読まれるためであらねばなら ....
それがほしいのだという
網の籠を背負って
捕まえて入れるのだという

静かな息に
舞い上がり漂ったのち
重さを感じて落ちてくる頃に
掴むのだという

小走りに途切れて
靴音の後ろか ....
 http://www.asahi-net.or.jp/~cq2k-ktn/

ずいぶん昔(7年くらい前)に作ったページなので恥ずかしいのですが、マウスで文字を選ぶことで詩ができてしまう、その組み ....
  http://po-m.com/inout/

詩人、和合亮一さんがプロデュースする、Web上の詩の批評と、詩集や詩誌などペーパーメディアで活躍されている詩人の特集など、WebとWeb外との風 ....
街中ですっ転んだ
視界にあるのは人の脚

何事も無かったかのように通り過ぎる脚
立ち止まってこちらに視線を投げかけている脚

スーツの脚
ジーパンの脚
スカートの脚
ルーズソック ....
ここではカテゴリ名のとおり、批評、散文、エッセイの投稿を受け付けます。批評は、詩、俳句、短歌に限らず、映画、音楽、舞台など芸術批評のほか、ゲーム、アニメ、漫画などの批評も受け付けます。
小説も、{注 ....
ここには自由詩の作品のみ書き込んでください。
自由詩のほか、ソネットなど、西洋から移入された定型詩も含まれます。
漢詩は含みません。
杉菜 晃さんのおすすめリスト(1154)
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