毎度のことながら、
女にふられたので、
ラブホへ行って死のうと思った。
どうしてラブホかといえば、
情死かと思われるかもしれないからだ。
死んだ後のことなどどうでもよいかと思えば、
にんげ ....
雨を待つ君

明日を待つ私

並んで
風に揺れる午後
子供の頃は
色んなものになりたかった

マジシャンとか
ミュージシャンとか

シャがつくものばっかだね

今僕はサラリーマン
シャのつかないサラリーマン

何かになりたい
なん ....
燃え上がる巨大な寝台列車から逃げ出すひとのいないやすらぎ


草上にレモンはひとつ落ちていてあなたのいない夜のはじまり


街中にひらく紫陽花5Fから観ている雨の降りしきる朝


 ....
粛然として初夏は重なり
カーテンを引く
夏の重さは水面を広げる
わたしたちは口止めをされている
沖の方では服を脱ぐようにして
海の肌が見える
わたしはあなたが好きだっていうことを
莫迦み ....
現代詩フォーラムで自分が好きなのは、ゲストブックのごあいさつの部分。はじめの一歩だね。

入会するには、いろんな儀式がある。まず、ハンドルネームを決めなくちゃいけない。本名でやってくかっていわれる ....
青空の下
少し疲れた大人たちが集まり
この広い世界いっぱいを使って
間違い探しをしている

私は右で あなたは左

お互い自分の側が正しいと思いたいから
間違いはすぐに見付かる
けれ ....
カレンダーをめくると
五月と
六月のあいだに
もうひと月あった

Jumay
と書いてあった


じゃあ
Jumayのあいだに
病院いって
六月になったら
元気になっておいで ....
さまたげるものだけが
私を
言葉に向かわせる
たとえば 雨
いつだって

あなたも同じだ
突然
ひょい、と現れて
私が
気にしないで生きようと
思っていた矢先にいつも

嫌い ....
空を
携帯の画面で切り取る。


目蓋の裏に
きみの姿を思い描く。


会いたい、と
簡単な一言が云えなくて
切り取った空を送る。
デジタルな言葉は
正確に届くとは限ら ....
かくれんぼうを捜していると
日が暮れ出すばかりか
いつの間にかサラリーマンになっていた
そうして欠勤者の中に彼を見つけた
電話をかけて理由を聞くと
厭きちゃったからという
今度は君が鬼だか ....
満たされぬくらいでちょうどいい恋を笑えるほどの余裕もなくて


降りそそぐ陽射しの下で抱かれたい滴り落ちる果汁のように


日没を待ち侘びながら夕化粧君の前ではオンナでいよう


短 ....
きのう木星で
くるはずのない電話を待っていた
土星の輪にちりばめた宝石は
帰って来ることのない
遠い遠いおもいでのように
押入れでみた走馬灯のように
はるかな点滅と軌道をめぐっていた

 ....
透明は恐ろしい
隠すことを拒むから

透明はずるい
隠さないふりをして
その深みに秘密

透明が重なってできた
その暗闇に
走馬灯がまわり終わったので
私は森に行きたいと言う
彼はちからづよい腕で
私を針のように持ち上げる

空はぬあーと曇っている
森の中に広場があり
むかし私たちが戯れたベンチがある
彼が ....
無を抱いて生きる
私の
存在が無で

誰かと笑いあったり
じゃれあったり

先輩のお通夜に行く
病床の彼は
いつも怖がっていた
功とげ財を成し
誰もがうらやむ位置にあってもそれで ....
初夏坂を上りきると
左利きになっている
左利きになれば
スローカーブは美しい

スローカーブは街に流れてゆく
絵のような人々の側で
スローカーブは速度を止める
初夏坂を見上げる

 ....
  わたしは時々、石になりたい
  そして夜の一番暗いところで
  じっと丸くなり
  わたしの冷え冷えとする体に
  とても美しい夢を備え
  いつかわたしを拾い上げる者に向かって ....
本当の 宇宙は

すぐ 身近なところに

いつも ある
{引用=以前、現代詩フォーラムに投稿していたものの中から、自分が残したいものやお気に入りの作品を載せていきたいとおもいます。今回は、俊読で朗読した三作品。}


ある夕暮れ
{引用=
ある意 ....
 打ち切られる命の値段は、いくらなんだろう。

 「リハビリテーション打ち切り問題に対する反対ネット署名」
      http://www.craseed.net/
 

 僕らは、 ....
6月4日リアルタイム会議室Aにて。
{dl}
{dt}遊羽 [1:32:31]{dd}けんご→遊羽→片野→oldsoup→あをの→焼石→翔太郎(敬称略)

{dt}けんご [2:05:39]{ ....
人に見えないものが見えたり
聞こえない音を感じたり
テレパス
そんなものに
憧れていたあの日

そんなものは
なかったけれど

好き

ただそれだけが
私に残る
超能力だ
 ....
真夜中に
しろくまくんを食べました
しろくまくんは
練乳アイス
凍ったパインものってます
凍ったみかんものってます

真夜中
食べたしろくまくんで
すっかり身体が冷えました
ただ
 ....
たりょうのたいえき
ちやにくやほねがとけこんでいる
しんではうまれをくりかえして
しんかいにはきょうふがねむっている
すこしでもやみをてらそうとしたけど
そこにいたのはなんともきかいなせいぶ ....
身分証作るのに要る身分証

mixiの日記で嘘をつく私

弟に他人行儀で呼ばれた日

お兄ちゃんと言ってくれた知らない人

俺の家と教えられたのが彼女の家

寝たまんま仕事ができる ....
すべてのたましいが
リンになって
夜を燃える

海は
黒く世界を閉じて
ちゃぽん
何処かで魚が跳ねる


泳げないから
たぶん沈んじゃいます
ずぶずぶ、って

そういって ....
おかげで
その夜
人間は初めて
魂を分かち合った
誰もが泣いた
泣かない人間はいなかった

ひとしきり泣いたあと
その罪の重さに耐えかねて
誰もが死んだ
死なない人間はいなかっ ....
人生とは平野を地雷原に変える作業に似ている。

ひとしきり地雷を埋め終えたら
自分で地雷を踏みに行くのだ。


{引用=
地雷の主な構成成分
・しったかぶり
・渡し損ねたラブレター
 ....
出張先のビジネスホテル、その非常口からこっそり抜け出した。
ドアがしまらないように工夫しておくのはもちろん、さりげない変装も完璧だ。
新幹線で1時間、家に戻りこっそり中へと入る。妻はシャワーを浴び ....
とうどうせいらさんのおすすめリスト(2619)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ラブホへ行って死のう- しゃしゃ ...自由詩1906-6-17
待ち合わせ- LEO携帯写真+ ...18*06-6-15
23時に君の元に着く電車- ミサイル ...自由詩206-6-13
とうめいな部屋- 本木はじ ...短歌1106-6-11
カーテンを引く- tonpekep自由詩11*06-6-11
ハンドルネームとはじめの一歩- umineko散文(批評 ...12*06-6-11
間違い探し- 自由詩5+*06-6-10
Jumay- ZUZU自由詩106-6-10
- umineko自由詩17*06-6-10
空を切り取る。- 有邑空玖自由詩4*06-6-10
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夏至線- 落合朱美短歌20*06-6-8
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とうめい- たりぽん ...携帯写真+ ...15*06-6-8
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わたしは時々- 嘉野千尋自由詩18*06-6-6
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葛西佑也過去作品集①- 葛西佑也未詩・独白14*06-6-5
打ち切られる命−こころを分けてください- 月音散文(批評 ...406-6-4
突発即興詩会ログ- 片野晃司自由詩15*06-6-4
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