住む場所の変わりて水は甘くなりわれ懐かしむ塩素の匂い


きょうからは花野綴じられ立冬の訪れしこと足から沁みる


旅立った秋を追うことゆるされずこの世の生の切なさ想う


みあげれ ....
「なんで時が止まったような食べ方を」「だってかき氷だもん冷たい」

蜩の真昼間に鳴く大社ちいさなちいさなもみじわくらば

利根川の岸を洗うばかりにて我を呑み込むこともせぬ波

立秋の陽が背 ....
{ルビ夕星=ゆうずつ}の夕より深い夕が来て十一月の宙の産声


箱舟の群れが港を離れゆく未明という名の{ルビ時間=とき}の幕間


金と銀そしてこちらは銅の夢おさない日日のトラウマが問う
 ....
僕たちの生活を越えて軽やかに言葉が飛んでいくのを見ていた


宝石のような言葉ひろい集め短歌という名の首飾りにする


聞いたことないような言葉ふと呟くあの人にずっと憧れている
暗く淀む沼があって、
底のない沼があって、
死体でそれを埋めたてて、
若者達の死体で埋めたてて、
死体はどれも血まみれで、
瞳は濁って光が無くて、
なかには首が折れているのもあって、
そ ....
坂の下は霊魂の溜まり場だった
降りて行ってはいけない と彼女に言われた
彼女は二十四の歳に逝ったままの若さだった
その代わりにある家を見て欲しいと言う
二階に八畳間が二つ在るのだけれど何か変な ....
左手でつかんだ豆を放り上げては落ちてくる男は山高帽かぶって静止と落下の両方の手で受け止めたいうまくいかないことによろこびをうれしみをほほえみをいつだって太陽の方を向いて顔を綻ばせますヒマワ・リーさんの .... 左の肘の曲がり具合が気に入らない
ふと、そんなことに気づいた

角度を変えてみたり
腕を上げてみたり
手の平をひっくり返してみたり
肩をまわしてみたり
顔の向きを、そして
身体のいろん ....
膝小僧とは時々対話をする
仲は良い方だと思うが いつも私の邪魔をする

風邪は悪化した
早起きの習慣が終わりを告げ 夢の中で俺は死んだ

強制的に人格を変えられることは 無い
それが ど ....
もっと もっと恋をしたい
男なんてもう懲り懲りだなんて言っていないで
もっと もっと恋をする
私は夫に恋したい
憎しみばかりの人生じゃ
あまりにもじぶんが可哀想

もっと もっと恋をした ....
誰もが
待ち望んでいた夜
その月の色
その空気の匂い
その風の温度
あまりにも整然と
満ち足りていて
涙の形でさえも
完璧な造形で
誰も
何も
それが夜なのかでさえも
気にしな ....
飛んでいったコンビニ袋が
最近見なくなった野良猫に見えました
木枯らしが渦を巻いて

去っていく名前のない怪物は
耳の端を赤く染めている

そのうち冷めるからといって
一瞬のぬくもりを抱 ....
はじめて新橋の飲み屋で、あなたと
互いの盃を交わした夜の語らいに
いくつもの言葉の夢がありました

あなたと出逢ってからの
日々の流れのなか
小さな、言葉の芽がようやく
土から顔を出した ....
「僕だけのものだ」って言葉思う度虚しくなるので君にもあげる

僕たちは言葉の種を温めてこの寒い季節乗り越えていく

絵に描いたみたいな空を飛んでいく飛行機に乗る人が見る空

手をつなぎ ....
走り出す、走っていく、ぎこちなく、しかしそれは必然的に正しいポーズで。ニュアンスを放つ。蠢く、うねる。私がじっくりと存在をもっている。汗。無量大数なんていうまどろっこしい言葉を使わなくても、ゼロをいく .... あなたは知っているだろうか?
秘密のさぷりのあることを

目には見えない
あの透きとおる粒のさぷりを
うつむく夜に

ーーごくり

ひと飲み

あなたの体内に具わる
エンジン ....
受話器のおく騒ぐテレビの寂しさを言えずに私夜を越えゆく 暗闇に浸っている
暗闇に酔っている
ゆったり落ち着く
午前二時二十分に

俺は闇と対峙する
三歳から在る闇と
時が消滅していく
俺は闇に沈みいく
凄く落ち着き払い
俺は墜落していく ....
世の中
気の合わない夫婦と気の合う夫婦と
どちらが多いんだろう
僕たちはもちろん気の合わない夫婦だ
僕は甘党ワイフは辛党
ワイフは野菜好き僕は肉好き
僕はスポーツ趣味ワイフは音楽趣味
ワ ....
ずる休みしてる いつも、いつもは
今日は星を詠む男になってる 酒も煙草もなく地方の星だけがある。
祈れ、とわに鉛筆は折られ置かれたまま

(幻聴のいさかいに、
 指は組まれたまま
 昨日 ....
倒れた花瓶は音を立てずに
閉じた瞼の裏側に沈み
たくさんの小人たちが行列をつくって
どんどんどんどん階段をくだっていく夢を
いつまでもいつまでもみています

雁字搦めに絡まった
優しい文 ....
躊躇い傷が
私に出来ていた
秋の
肌寒い空気にいつか
赤切れてしまうあなたとの交流は
爪の隙間でマグマのように輝き
この夜を暖かくする
私にはもう暖炉もない
寝息をたてる老犬もない
 ....
有刺鉄線をいじっていたら
異常にこんがらがって溶け始めた
俺の熱のせいか、指先は既に燃えていた

 閉じ込められたまま閉じ篭もったまま

砂漠に墜ちたプロペラ飛行機
赤いいきもの達列をな ....
6月23日

  このからだのなかに
  ながれているものが
  うそ
  にならないように
  てをあわせます



また、6月23日

  ことしも
  まだなんとかひと ....
夕闇に溶けてゆくまでほおずきは小さな庭を灯すままごと

窓際にほおずき掲げ猫を待つおまえはどこに行ったのだろう

ぴりぴりと外を破れば顔を出すほおずきの内はト或る秘め事

昨日より幸せにな ....
やわらぎに満ちた制度の行く末を午前零時の左手で見る


分裂を留めるために脳という割れた器官が備わっている


書けるから書いてみたのというような短歌が嫌い、いいえ好きです


綺麗 ....
なんとなく中野で降りるネクタイを待ち構えてるラーメンの罠


水色のネクタイ水に浸してる 正しい水色を探してる
あの言葉 きいてもきいてもわかんない ガマンをたべて 詩集を燃やす


メガネしてさぐりあてたい『しっと眼』で ネクタイゆるめて 睨みつけるわ


吼える犬 まとわりつくのもおかし ....
三銃士 スマホとお鍋と猫さんでいい この部屋あたしだけが要らない

夜に泣く からだ丸ごと抱いてくれ 一人寝の胸 マントルまで堕ち

高速のサービスエリアの木のベンチ「冷たいな」  ....
あなたじゃなく、君と呼んでもよいですか 女装男子のトシさんの真似

あたしより綺麗な「ヤロウ」をゆるさずに なかよしになろ 「コツ」教えてね

真似しても勝てないげんじつ目をそらし 右 ....
沼谷香澄さんのおすすめリスト(54)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「立冬二〇一七」_四首- もっぷ短歌9+17-11-13
立秋- 白糸雅樹短歌117-11-11
「風の止まり木」_五首- もっぷ短歌517-11-10
言歌- 水宮うみ短歌3*17-11-9
埋めたてて- 渡辺八畳 ...自由詩517-11-5
夢現〇境界- ひだかた ...自由詩517-11-5
コーヒーの淹れ方_ゴルコンダ・スタイルで/即興ゴルコンダ(仮 ...- こうだた ...自由詩4*17-11-4
あきらめのわるい- 坂本瞳子自由詩2*17-11-4
20171103_work0000@poetry- Hell ふみ ...自由詩217-11-3
恋をしたい- 無限上昇 ...自由詩317-11-3
その夜の、三日月の- noman自由詩217-11-3
受容と共有- 青の群れ自由詩1017-11-2
小名木川のほとりで- 服部 剛自由詩317-11-1
君にもあげる- 水宮うみ短歌1*17-10-28
飛ぶ- ピッピ自由詩417-10-25
さぷりまん- 服部 剛自由詩117-10-22
受話器のおく騒ぐテレビの寂しさを言えずに私夜を越えゆく- 颯太@短歌1*17-10-21
- ひだかた ...自由詩9*17-10-16
気の合わない夫婦- ホカチャ ...自由詩2*17-10-16
#00- 田中恭平自由詩217-10-16
屋根裏に置かれたままのぼんやりとした記憶- 宮木理人自由詩517-10-16
ロッキングチェア- うみこ自由詩217-10-15
砂塵ノイズ- ひだかた ...自由詩717-10-15
フラグメンツ/連音- 仲程自由詩12*17-10-15
ほおずきざんまい- そらの珊 ...短歌5*17-10-12
21- 由比良 ...短歌4*17-10-5
なんとなく- 水城歩短歌217-10-4
ととのえる- 秋葉竹短歌117-9-30
- 秋葉竹短歌217-9-28
あなたじゃなく、君と呼んでもよいですか- 秋葉竹短歌217-9-26

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