すべてのおすすめ
遺伝子の乗り物である僕たちは
摂理の維持装置としての個体を
あたえられたのかもしれない

数学は世界を解析する不思議な詩
物理学者はたぶんときどき詩人

純粋哲学あるいは応用哲学
でも ....
二〇一八年十月一日 「楽しくくたばれ!」


楽しくくたばれ!


二〇一八年十月二日 「断片」


 ぼくは何も言わなかった。ひと言も口にすることができなかった。何
を、どう言 ....
ああタイトルだけで充分かも知れません
でもねなんか不安なんですね

ファイトいっぱつ
リポビタンDが切れたみたいです

今朝は目覚めがわるくて
北陸の友人にラインしたら
彼女も疲れてい ....
二〇一八年九月一日 「葉山美玖さん」


 葉山美玖さんから、小説『籠の鳥 JAILBIRD』を送っていただいた。クリニックに通う女の子の成長物語だ。会話部分が多くて、さいきん余白の少ない目詰ま ....
きみがとつぜん
海がみたいと言ったから

 きっと寒いよ?と言ったのに
 小さく あったかいよと言い返されたから

ひとのいない砂浜が
どこまでも続いている

 どこまで行くの?と聞 ....
マリトッツォになりたいと
マリトッツォは思ってます

既になっているようだけど
到底にして満足いきません

大胆不敵に広がった口から
ローマの風を吹かそうとの
勢いを邪魔するクリームが ....
一輪の花がゆっくりと、蕾を開く、宵の夢 
創造のわざは、私のなかに働く

私を支える茎は背骨、密かな光合成をとめず
今日もわずかに、背丈を伸ばそうとしている

たとえまだ、日の目を ....
なくしてしまった
兄の釣針を探しに
僕は海の底へと降りていった
そして針が刺さったかのように
姫と出逢い
糸で釣られるかのように
姫に惹き寄せられた
この海の底に
青々とした宮殿があっ ....
いつも通貨は飢民を迂回して流通する
いびつな地球儀の舵をとっているのは誰
鍋の底に経済の残滓がEDMみたいだ

僕は誰。僕のからだのなかには吸い殻と
古い写真と優しかった女しかいないから
 ....
二〇一八年八月一日 「どくろ杯」


 いま日知庵から帰った。帰りに、セブイレで、きんつばと、玄米茶を買った。寝るまえの読書は、なんにしようかな。きょうのお昼には、金子光晴の『どくろ杯』のつ ....
だからあれだけ言ってはならないと!
申したではありませんか。
コンプレックスが強いのです、あそこの犬たちは。

歯を向きだしてる子だけじゃありません。
いつもうなだれてる子、震えて上目づかい ....
素晴らしい朝は
岬の鴎たちが啼き交わす言葉までわかる

遠い希望は持たないほうがいい
ただ一瞬の充実が幸福論のすべてならば

そこに集力してそれが結果になる方がいい
それからが始まりだと ....
二〇一八年六月一日 「断章」


断片はそれぞれに、そうしたものの性質に従って形を求めた。
(ウィリアム・ギブスン『モナリザ・オーヴァドライヴ』36、黒丸 尚訳)


二〇一八年六月 ....
 冷たい季節がやってきた

 顔を洗う水が冷たいな

 ワイシャツに袖を通すと冷たいな

 腕時計を手にすると冷たいな

 さらに冷たいのは

 君の視線

 そんなに冷や ....
庭で夕空を仰いでいると
足下の、少し離れた場所が 
ふいに がさっ と鳴った

古い柿の木から
枯葉の吹き溜まりに
実がひとつ、落ちたのだ

よく熟れた柿は
ほんのりと夕陽に染まり
 ....
たった1。Cの寒暖差で
きみと僕のこころの隙間が
埋まらない

君と僕は似ていても
1。Cの差をゆずらない

修辞学を駆使しても水溶性の会話は
多様性の海に拡散してゆく

ノルウェ ....
二〇一八年五月一日 「迷惑メール」


 迷惑メールが何通もくるのだけれど、いま見たら、「ワンナイトラブでかまいません。」と書いて、女の名前で書き込んであるの。笑っちゃった。こんなメールに返 ....
ふと、自殺してしまった友達の家に
遊びにいった時のことを思い出した
近くのゲートボール場に車を停めて
そこからから続く路地を歩いたことや
その友達の二階の部屋の隅で
小さく丸まって寝ていたら ....
白い余白が目の前に広がっている
どんな言葉で埋めようか
言葉が浮かぶのを待ちながら
余白とにらめっこをしている
クラッシックを聴きながら
突然、若い頃に行き違ったままの
美しい人の面影が浮 ....
秋の日、ひとり、煤けた部屋で
セラミックヒーターを背中にまわして
温風にあたりながら詩作している
今日は後払い通販で買った
缶コーヒーがあるので
それに氷を入れて飲みながら
一文字づつ言葉 ....
泥沼に
彼女を突き落として
這い上がって来たら
また突き落として
みたい
もう一人の彼女も
突き落として
キャットファイトを
やらせて勝った方だけ
出してやると
言って
彼女が彼 ....
{引用=   我が友、田中修子に}



時折西風が吹く
そして天使が笑ふ
するとさざ波が寄せ返し
沖を白い帆が行き過ぎる

砂に埋れた昨日の手紙を
まだ浅い春の陽ざしが淡く照らす ....
目の前が、白くなる
昨日までなぜあんなに幸せだと
思えていた?

これは罰なのか
私の好きなことだけやってきた

空気が花の色に染まっていた
あの頃

夜を過ごした
あた ....
ときどき本の下から食べ物が出てくるのが怖いのだが
それでも生きて行けることがもっとこわいのかもしれない

知らぬ間に親がいて勝手に子と呼ばれて地球人になりました

先週までのシフト表 ....
二〇一八年四月一日 「孤独の円盤」


 きょうから河出書房新社の奇想コレクションシリーズの第2弾、シオドア・スタージョンの『不思議のひと触れ』憶えているのは、異色作家短篇集の『一角獣・多角 ....
その瞳のなかに
黒と茶色の毛並みをもつ
活発な
栗鼠でも飼っているのかな?
好奇心がつぎつぎに
樹から樹へと
跳ねまわっているよ
とてもかわいらしく
とても目まぐるしく


かが ....
二〇一八年三月一日 「ぼくは、あなたの大きなおっぱいで終わりました。」


 きょうも寝るまえの読書は、チャールズ・ボーモントの短篇集『夜の旅その他の旅』のつづき。なんか40年とか50年まえの小 ....
あなたが淹れてくれた紅茶
身も心もぽかぽかになった

ただ温かいだけではなく
愛情深いキラキラした何かが
私の深い部分を煌めかせる

どんなに時間が経っても
冷めない気がする紅茶

 ....
地域で暮らす障害者と住民達の
出会いと交流の場として
「ふれあいコンサート」を
開催したいので是非とも
札幌で活動している「北方派五分楽団」にも
出演して欲しいのです

暮らしの中で
 ....
二軍を入れると二十数名になる
障碍者者を中心にした「北方派五分楽団」は
舞台に立ってパフォーマンスをするには
舞台会場にまで来ることが出来ること
月一回の練習には必ず参加することを
義務付け ....
stさんの自由詩おすすめリスト(662)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
遺伝子のうた- 梅昆布茶自由詩1621-12-16
詩の日めくり_二〇一八年十月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*21-12-13
不安と平安の狭間で- こたきひ ...自由詩221-12-11
詩の日めくり_二〇一八年九月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*21-12-6
「海に行こうと思ったのは」- ベンジャ ...自由詩12*21-12-5
マリトッツォ・バランス- ブルース ...自由詩4*21-12-2
- 服部 剛自由詩921-12-2
わだつみいろこの宮(青木繁の絵画より)- 紀ノ川つ ...自由詩321-12-1
棄民のうた- 梅昆布茶自由詩1221-12-1
詩の日めくり_二〇一八年八月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*21-11-29
コンプレックス- 木葉 揺自由詩121-11-26
平均値のうた- 梅昆布茶自由詩1721-11-24
詩の日めくり_二〇一八年六月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩10*21-11-22
冷たい- 佐白光自由詩1*21-11-20
柿の知らせ- 服部 剛自由詩8*21-11-18
1。Cのうた- 梅昆布茶自由詩1521-11-17
詩の日めくり_二〇一八年五月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*21-11-15
友達の部屋- ジム・プ ...自由詩3*21-11-15
- ジム・プ ...自由詩2*21-11-14
秋の日、ひとり、煤けた部屋で- ジム・プ ...自由詩2*21-11-14
泥沼美人- 花形新次自由詩121-11-13
告別- 石村自由詩28*21-11-10
目の前が白くなる- 秋葉竹自由詩221-11-10
エチュード2- 梅昆布茶自由詩1221-11-10
詩の日めくり_二〇一八年四月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*21-11-8
せかい- 本田憲嵩自由詩521-11-7
詩の日めくり_二〇一八年三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*21-11-1
冷めない紅茶- 夏川ゆう自由詩321-10-29
北方派五分楽団2- 板谷みき ...自由詩3*21-10-29
北方派五分楽団- 板谷みき ...自由詩1*21-10-29

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23