「独白」


 霜の立つ
 音のきこえそうな 
 夜に一人で居る時は
 吐息など捨てようと
 幾度 思った事か


  「街の鴨」


 商業施設の脇を流れる
 堂の川 ....
生きることを
諦めない
約束したからね
死ぬまで
生きると
病人や子どもまで容赦なく殺す
イスラエルの攻撃

神様はお許しになっているのでしょうか
わたしの偽りが、おぷてぃます。
だれもしらない皆既月食
影で隠れた、されんだー。
卑下するほどに、ゆーふぉりあ。
わたしはクズです、ゲスではないけど。(たぶん)
つまみをあげて、ぶらいとねす ....
夜、路地裏の、暗がりを、
口に咥えられた、折れた刀身のように、
青白くひかる、
狼のように、一目散に駆け抜けていった、
黒猫、太刀魚、青い月、
天井を叩いて、
カミサマの不在を確認する
開いた空の先は
{ルビ主=あるじ}を失った海のよう
空っぽの海を、
深く深くのぼってゆく

つぶれそうな肺を
握りしめるように、
吐き出した ....
濡れている

重なり合う水滴に
私たち濡れて居る

純白の 間合いヒビキ
哀しみを透明に包み込み

濡れている

透明な火をかざし
水滴の私 水滴の貴女
覗き込む水流の源 泉の ....
遠くを
みつめる
まなざしが
今を深くして
果てしない
○「認知症行方不明者」
一年間で二万人近くもいる
この深刻な状況が目の前にある
他人事じゃない状況が目の前にある
長生きは楽じゃない

○「頻尿」
二時間おきに小便に起きると友人がいう
 ....
わたしの部屋にいた蝶々が
飛べない蝶々が
ある日、自分でドアを開けて出て行った

かわりにあなたが入ってきて
二人で話をした
楽しい話をたくさんした

けれどそれはきっと夢で
 ....
岩隠れ、{ルビ永遠=とは}に{ルビ天陰=ひし}けし岩の下蔭に、
──{ルビ傴僂=せむし}の華が咲いてゐた。

{ルビ華瓣=はなびら}は手、半ば{ルビ展=ひら}かれた{ルビ屍骨=しびと}の手の{ル ....
無限に向かって
矢を放つ

はらはら
落ち葉の舞い散る最中、

すっとずんと魂の力込め

  *

水である
ただ水で在り
溢れ出る水流
源の力、
泉という無限

   ....
AからZまで順に発音させて
好きにドレミで歌わせて
どれか一音でも
「お!?」と思わせる音を
      唇から出すシン ....
宙空の水の色、
無限のひろがり

それぞれの人生を抱え
街行く人、人、人

無限のひろがり
その微妙に震え降る

誰一人気付く者無く

  *

殺し合い続く、
この世界に ....
 いつになく長風呂し

 秋刀魚の蒲焼

 突っつく晩めし

 身の冷えぬ間に寝間へ入ろう

 熱燗一杯キュッと飲み干す一人者

私の滴が落ちる
テーブルの上
水たまり
ほら、私がいる


私の
私の滴が落ちる
テーブルから床へ
水たまり
ほら、私がいる


揺れすぎて歪んで
まるで涙みたい
 ....
昼寝が出来ない
夜 何度も目覚めてしまう

寒くても冷たい飲み物が好き
暖房かけながらアイス食べたい

知らない番号からの電話は出ない
インターホン鳴っても 宅配とか以外基本出ない
コ ....
夢の入り口で出逢った天使たち
美しい雨音で世界は充ちて

意識の空白を雨が濡らす
今日一日の黄昏に

天使たちの翼に乗って
雨音の響きに入る時、

遠い声が聴こえて来る

遠い声 ....
ナイフとフォークで
青い空を切り取れたなら

いま雨が降っていて
悲しい目をした人に
温かい光をあげられる

側にいられない代わりに
空を贈るから
見上げて欲しい

僕のわがまま ....
失って
刻み込まれた
命を。
忘れものはないだろうか
ふとつむる
青い空に
ぽっかりぽっかりと
白雲風に乗っているよ
ひとり私は
ほほ笑み
一人もの思う夜
静寂(しじま)の囁くメッセージ

──すかぼろーふぇあを聴くがいい

曲のイメージとは裏腹に
日々の場面の転調は
暗闇に光の射すような
小さな変化の兆しらしい

そ ....
日々働いていた頃は
退勤のタイムカードを、押したくて
嘆いていた
「早く日がくれないかなぁ・・」

時は流れーー退職後
障がいのある息子につきっきりの夏休みは
つい愚痴ってしまう
「早 ....
昼からにくを食う
ゆずサワーもいっぱい、飲む
今夜は人々と会うのに
この口臭は、どうしよう
あっそうだ
忘れもののガムがあったな
リュックのポケットから取り出して
口の中へ放りこみ、
 ....
もうあとは寝るだけ、という段になって
三日月を見つけた
三日月もわたしを見つけた
他者のさみしさに触れると
自分もさみしいということに気づき
それはことばにしてみたら
手にありあまるくらい ....
○「晴れ女」

うちのワイフは
晴れ女である
今まで旅行や行事などで
雨に降られたことが一度もないという
不思議な経歴を持つ
今回の大分みかん狩り三日間の旅も
秋晴れであった
その前 ....
そのむかし平和の庭に咲く無名花を摘んで弔う兵士ひとり

 
草の匂いが
立ちこめた
朝の風景に
子の姿はなく

悩みもなく
ねむの木に
日々の水をやり

和平の燈篭は
無名花 ....
{ルビ孤閨=こけい}の痛みに耐えかねて 真夜中 菓子焼くキチネット
はちみつ計ってバタ練つて お粉がタルクでないのがつらい
蜜と油にあまくなめされ しっとりひかる 此の両手
貴方のくちにさし ....
イヤフォンの中は爆音だけど
誰も怪我をしないから好きだ
自分と他人の世界に
柔らかい線を引きながら
朝も昼も夜も
心を工事している

トンネルが暗くても
音楽を聴きながら
光を受け取 ....
根底にあるものは確かにあるのに。表現するまでにとてつもなく時間が必要なのに対して。いつまでも付きまとう札。レッテルでもいいし名札でもいい。私にはまだまだかけそうにない、題材が山のようにある。自分にとっ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
五行歌 二首リリー9*23/11/21 18:32
※五行歌「生きることを 諦めない」こしごえ1*23/11/21 17:16
神様への問いホカチャン1*23/11/21 6:54
えくりぷす瑠王223/11/21 2:00
冬刀魚本田憲嵩523/11/20 22:56
何者でもないものの魂瑠王723/11/20 22:52
源流ひだかたけし3*23/11/20 17:54
※五行歌「遠くを みつめる」こしごえ3*23/11/20 16:32
独り言11.20ホカチャン2*23/11/20 7:48
とあるわたしたもつ7*23/11/20 7:02
陽の埋葬田中宏輔8*23/11/20 2:06
五行歌、無限鳴る泉に〇水と泉ひだかたけし423/11/19 20:37
アンドリュー・オールダムTAT3*23/11/19 19:47
詩想36ひだかたけし423/11/19 18:47
五行歌 一首「寒雨」リリー2*23/11/19 18:05
木葉 揺423/11/19 17:24
涙(ルイ)123/11/19 17:00
黄昏の天使たちひだかたけし423/11/19 16:07
カトラリーカチャトラミナト 螢4*23/11/19 16:00
※五行歌「失って 刻み込まれた 命を。」こしごえ023/11/19 15:37
※五行歌「ぽっかりぽっかりと」1*23/11/19 15:06
epiphany服部 剛223/11/19 12:26
風の吹く日々1+23/11/19 12:25
酔っぱらいおぢさんの呟き123/11/19 12:24
さみしい夜のぷちぷちそらの珊瑚11*23/11/19 12:18
独り言11.19ホカチャン1*23/11/19 9:54
#無名花(究極Q太郎さんのXへの返詩として)足立らどみ523/11/19 5:54
アップルパイ46U5*23/11/19 3:49
メトロミナト 螢223/11/18 21:05
うすっぺらい武下愛5*23/11/18 17:33

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