若き頃
 道なき道を歩いたな
 誰からも相手されずに
 涙{ルビ眼=まなこ}で恨みっこ
 ....
小さな幸せが
芽をだした

小さな幸せを
たくさん育てる

私にちょうどいい
幸せのサイズ ....
雨が降ると
紫陽花の咲くあの場所を思い出す
カタツムリは今日も
葉っぱに隠れて雨宿りをしている ....
さっきの言葉を繰り返す

まだまだ全然言い足りない

きのうの言葉を繰り返す

言 ....
雨はまだ降っている

何があるわけでもないが
窓の外を
ぼんやりと眺めている

雨はまだ ....
誰か来てよ
黙ってても良いから
傍に居てよ
言葉はいらないから

お願い 私に言葉を喋らせ ....
友達
家族 私心

あなたたちは劇場にいるのに
見ていない いくらかの身銭を切った -350 ....
胸のボタンを外すとき
あなたの狡猾な指先を思い出す
背後から不器用そうに
それでいて
未来に ....
キチガイでごめんなさい
頭のネジ取れててごめんなさい
空気読めなくてごめんなさい

直せだと ....
 生きていること 死ぬことの不思議
 さなぎのような体の中に 
 閉じ込められた私の意識
 息 ....
ある日、僕の所に彼女から手紙が来た。
素直で、可愛くて、良い子。
僕の、大好きな子。

僕は ....
私とあなたが
星砂の浜辺を歩きます

くりかえし
打ち寄せる波は
過去から未来へと
永く ....

白い石畳
その一マスの上で
青い猫は欠伸をする
昼の残月が
揺れる水面を撫でながら
水 ....
食人鬼の俺にも
規定通りの「最後のディナー」。

刑務官も、そりゃ悩んだろう。

笑われて ....
 私は一人、円を描き
 つま先でリズムを取りながら踊る
 
 夕暮れ時の空は頬染めて
 つま ....
 すみません。
 すみません。

 あなたのお持ちになられている。
 切っ先鋭いそのナイフ。 ....


見捨てられた水族館の水槽に沈む闇の中には金魚たちが棲んでいる
羽虫のような音を立てる水銀灯 ....
ほし が でている
こんや は ここで
たおれよう なんの
みかえり も なく
ゆめだけ を ....

『癌と云う/漢字が書けるようになりました』/外科医に向かいて父が笑う


『お父さんの/腎 ....


シェリル
まぶしいな、区切られない場所は


名前を持つのかどうかも知らないような虫 ....
しんしんと雪降る夜の出来事

「雪は天使の舞だ」

窓開けて 雪を見始めたあなたが
ぼそり ....
遠き空より舞ひ落つる
雪の光を感ずれば
やはら一ひら手に取りて
心を開く花と見む

近き川 ....


ほら
落陽に絡み付く
銀のキラキラが
笑ってるね

また僕蝶々になる
碧の光の海 ....
ここにいるから

寂しくなったらいつでも
ここへ

おいで・


ここにいるよ

 ....
詩集をね、つくるんだ
みんなに渡せるからね
少し黄色い紙ならね
目もちかちかしない
はずさ
 ....
今なにしてるの?・


友達とバイクのゲーム?・

部活サボって保健室?・

先輩とツ ....
誰よりも高く飛ぼうと
助走つけすぎて
転んでしまった

誰よりも早く走ろうと
フライングし ....
ジョニーの腹違いのいもうと
マリンちゃんは夕べ
バスを待っていた
最終バスだ
零時二十五分
 ....
フランスにはパン工場がたったひとつしか存在しない

その代わりにどんな街に行っても街の小さなパン ....
みいちゃん?
パパだよ
父さんね
人間じゃなくなっちゃったの
分かるかな?
え  ....
苦しい足を引きずって
今日も歩いて行く
地上の楽園はどこ?
愛は魂を癒してくれる。

一人 ....
曙色の大気に染む甘美なる夢の輪郭
そよぐ小風に香るバニラの匂いとともに
家々のケーキを焼くオーブ ....
改善の要求なんて もう
馬鹿らしくて出来やしない

自分が生きていく道なら
自分で掘り起こせ ....
或る若き詩人に

   §

意味のある人生とは何でせう?
食べて、仕事して、セックスして ....
闇に押し潰されて
ぺたんこのあたしと
黒猫いっぴき
三日月の下

『ねこ、ねこ』
ぺたん ....
なんと言うことだろう!
朝日に ついばむ 鳥
群れの中での 婚約を
執り行う

強姦ではな ....
真っ白な紙に、

一言だけ。

整った綺麗ないつもの字で、

見慣れた字で。

「さ ....
新聞とか雑誌とか、現代詩フォーラムとかブログとかmixiとかで、詩に限らず色んな人の色んな文章を読ん ....

魚は酸素を知らぬだろうか
暗い水辺に輪を描いて
あんなにも深く潜ってゆく


 ....


涙が涙へ落ち
映る雪は昇る
花はひとつ多く
土に消えずに残る


やわらかに覚め ....

とじゆく風にひらかれて

それがあるいは逆だとしても
なおさら地図は
紙切れとなる

 ....
今の自分がすることは
今の自分を壊すこと

今の自分を壊さなければ
今の自分のままだから
 ....

愛してる、と何度言葉にしても
飽和し続ける
あたし、そのすべて

瞳からぽろぽろ
それ ....


神は、この手を御創りになるのに          
四十数億年も費やされた。       ....
足                        

足は手よりもぶきっちょうだ。
しかし、僕 ....
夢を見て泣いていた
スリッパが重たくて
空を飛べない夢だった
食後、健康に良いからと
母親が ....


人は円のデザインより、産まれ出で、
光りに現れる。

形の無い脳の思考から、産まれ出で ....
同じ世界の
こんな近い場所に
お互い片翼を持って
生み落とされた

離れる事を許されず
 ....
私は生きてゆかねばならぬ

真裸(まはだか)で生まれて来た自分だが

成長した今は、しがらみ ....
僕らはみんな実は臆病で
まるでリスみたいだ

頬袋にたくさん幸せの種を
つめこんでいるのだけ ....
春が来て
夏が来て
秋が来たら
もう冬さ

春が来て
夏が来て
秋が来て
そして結局 ....
私のクリスマスツリーが
図書館の前に並んでいる
きらびやかではないけど
曇り空を飾っている
恐いものなど
一つも無い
恐いものなど

僕 
夢見る術を知ってる
空を飛ぶことも

 ....
忘年会をした

車で来た人
用事のある人
風邪をひいている人は
欠席で
参加者は六人
 ....
青白い光のこずえ見上げてる君が誰かと寄り添う夜に 今頃になってお前にのめり込んでると気付いた
気付いてないフリのフリの臨界点
不様な姿を笑わないで ....
私はあなたを愛して
あなたは私に愛される
私は愛し過ぎないように気をつける
あなた愛され過ぎな ....
お{ルビ義父=とう}さん、傾いています
あなたの正面で嫁はそれを見ています
長男が長女に目配せし ....
時代錯誤のジジィから殺せ
自由を勘違いした小僧から殺せ
気狂い左翼を殺せ
安っぽい右翼を殺せ
 ....
青く煙る 夕暮れ
窓から 黄昏の気息 忍び寄り
一人 聖書よむ 我
ロザリオ握り締め ラテンの ....





通過電車が
高音の向こうに消え去り
どこまでも
正しいラインを描く傷跡のよ ....
来賓は枝を内蔵したカナリア

倒れた門の影が立って入口

電報打つ行方不明者の虚ろなバリトン ....
ああ寒いね暗くなってきたし
風が入るね
まあ待って、おじさん違うのよ
おじさん違うのよ
ただ ....

人間と人間の間で起こりうるものに
無限の可能性 
無限性の可能を感じた
わたしが何者である ....



今の自分はがんじがらめの状態だ

自由に詩を書くことさえ

人の目を気にしないと ....
緑と金と鋼色の円柱が
等距離で嘘をついている
左足の表面が冷たく痺れ
背の後ろで握った手
強 ....
走る事を辞めてから
どのくらいが経っただろうか

深く息を止める瞬間にだけ
少しだけ時間を
 ....
道徳的な 人間 と
人間 的 な 人間
が この世にはいる 
わけだが おれは
道徳的な人間 ....
暫く振りに
鏡を 覗き込む
眼を点にした
見知らぬ人間と
眼が 合った
見えないの?
この子の泣き顔
悲しそうに叫んでいる
−お母さんお母さん−

見えないの?
 ....
イディオとサヴァンは瓜ふたつ
それもそのはず 種ひとつ

イディオは天才 サヴァンはあほう
 ....
(僕を殺した声を殺す為に
 知る時計の音)

堅固なピラミッドの秩序が崩壊していく
不可視の ....
まためぐる季節に
埋もれてくしろいまち
夜が来るたびに
暗がりの向こうから
沈黙を引き連れて ....
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2006年12月14日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いっそ、異国に山崎 風雅自由詩1106-12-14 23:56
冬だけどweed &...携帯写真+...5*06-12-14 23:38
「雨」404 no...自由詩13*06-12-14 23:33
こっぱずかしさ四段活用ポップこくご自由詩4*06-12-14 23:27
雨はまだ降っているぽえむ君自由詩13*06-12-14 23:12
淋しささえ自由詩7*06-12-14 23:04
あ、役者より、道化師の唄まきび自由詩306-12-14 22:57
悦楽(黒薔薇の微笑 其の二)恋月 ぴの自由詩33*06-12-14 22:55
そしてキチガイはナイフを持つさえ自由詩2*06-12-14 22:55
私は死ねない月夜野未詩・独白15*06-12-14 22:40
恋文愛心自由詩6*06-12-14 22:39
星砂三条麗菜自由詩17*06-12-14 22:36
ベネツィアススメ自由詩506-12-14 22:30
春の夜明けを醒め際の夢に見ながら吉岡孝次自由詩306-12-14 21:59
茉莉香自由詩11*06-12-14 21:57
ナイフ。もののあはれ自由詩12*06-12-14 21:52
金魚(或いは彼らは痛みを知らない)Utakat...自由詩106-12-14 21:47
そろもん(旅人の話)みつべえ自由詩1206-12-14 21:46
家族吉田ぐんじょ...短歌1606-12-14 21:35
シェリル白雨パル自由詩14*06-12-14 21:05
ちょっとした好きえりす未詩・独白2*06-12-14 20:59
心走らす空と知る(ぽえむ君と合作)肉食のすずめ自由詩8*06-12-14 20:47
メタフォルキメラ自由詩606-12-14 20:44
・ここにいる・はち自由詩606-12-14 20:34
詩集を作るアイデアイダヅカマコ...自由詩16*06-12-14 20:30
・ネヴァーキブアップ・はち自由詩206-12-14 20:23
水やり水中原動機自由詩706-12-14 20:12
マリンちゃんは夕べしゃしゃり自由詩506-12-14 20:11
日本の豊かさジム・プリマ...自由詩2*06-12-14 20:02
みいちゃんなかがわひろ...自由詩4*06-12-14 19:58
今日ペポパンプ自由詩6*06-12-14 19:35
忘れられた世界atsuch...自由詩8*06-12-14 19:30
道のり真紅自由詩206-12-14 19:27
アヅマウタ三州生桑散文(批評...6+06-12-14 18:37
月夜の晩餐lazy自由詩14*06-12-14 18:13
犯された太陽奥津 強自由詩1*06-12-14 17:59
創書日和「いつもの書き置き。」狠志自由詩406-12-14 17:16
鉱物としての彼らはらだまさる未詩・独白4*06-12-14 16:58
飼育係、或いは荒廃吉田ぐんじょ...自由詩1506-12-14 16:21
囁日木立 悟自由詩706-12-14 16:01
十一月はバラード千波 一也自由詩15*06-12-14 15:32
今の自分がすることはぽえむ君自由詩6*06-12-14 14:07
ぽろぽろと愛してるlazy自由詩8*06-12-14 14:06
ネコ助自由詩206-12-14 12:35
自由詩306-12-14 12:33
みかんたもつ自由詩1506-12-14 12:33
デザインネコ助自由詩2*06-12-14 12:32
gemelloの恋ナガレ 千景自由詩106-12-14 11:34
「冬の空、冬の道、僕の道」広川 孝治自由詩106-12-14 10:57
幸せ拾い436自由詩4*06-12-14 10:34
来い来い恋kei99自由詩206-12-14 10:26
クリスマスツリーweed &...携帯写真+...2*06-12-14 10:26
恐いものなどアハウ自由詩3*06-12-14 10:24
忘年会weed &...自由詩3*06-12-14 10:20
イルミネーション短歌1*06-12-14 9:55
偏愛組曲第二楽章虹村 凌自由詩1*06-12-14 9:51
偏愛組曲第一楽章自由詩1*06-12-14 9:40
居間渦巻二三五自由詩106-12-14 9:11
皆殺しの歌・改虹村 凌自由詩2*06-12-14 9:09
青銅の蛇アハウ自由詩7*06-12-14 8:02
ラブレターA道化自由詩1406-12-14 7:36
トゥオ黒川排除 (...川柳506-12-14 5:44
おじさんの魔女長谷伸太自由詩506-12-14 5:34
ぼくらに必要なもの七尾きよし自由詩8*06-12-14 4:38
しばらくの休息Direct...自由詩8*06-12-14 4:31
子供及川三貴自由詩3*06-12-14 4:18
呼吸ねなぎ自由詩106-12-14 2:46
メカニズムゼッケン自由詩206-12-14 2:27
変身FUBAR自由詩3*06-12-14 2:26
片腕で抱くヌイグルミabyss.自由詩206-12-14 2:21
*イディオとサヴァンの夢工房*知風自由詩206-12-14 1:40
知る銀色結城 森士自由詩6*06-12-14 0:32
芽吹く夕凪ここあ自由詩8*06-12-14 0:25

加筆訂正:
流舞結晶 〜冬のクジラとさいかい〜/こしごえ[17:49]
最終連一行目を修正しました。
偏愛組曲第二楽章/虹村 凌[10:00]
一部加筆
しばらくの休息/DirectConnection[05:58]
ちょっと修正しました
73rows, 1.06sec.