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[14]Lucy[2017 08/25 23:48]★1
20周年おめでとうございます。そして、「現状を維持」するための、常日頃の多大なるご努力とご苦労に、こころより感謝申し上げます。
時空を超えてフォーラムの参加者が一堂に会するという機会を作っていただけるなんて、素晴らしいと思います。よく「10数年前に比べレベルが下がっている」という声を耳にしますが、レベルを下げている張本人の新参者としての自覚は持っている私であり、先輩諸氏にあこがれと敬意を抱いている一人でもあります。北海道なので残念ながら行けませんが、何らかの形で、会のご様子を知らせていただけたら嬉しいですね。同窓会(実現したあかつきには)の盛会をこころよりお祈りいたします。
[84]Lucy[08/13 11:21]
るるりらさん、宗教の話ではなく、ここでは言葉の解釈のことを言っています。「いわんや悪人をや」という強い逆説的表現のことを自分なりに考えてみたのです。でも、もうやめましょう。
宗教の話だからすれ違うのではなく、お互いにおそらく認識不足なのです。
[82]Lucy[08/13 10:03]
るるりらさんへ
私が書いたのは、あの有名な親鸞の、「善人なをもて往生を遂ぐ いわんや悪人をや」という言葉の解釈についてです。すべての人間は悪人である。ならばこの言葉に使われている善人とは誰のことなのでしょう。私は自分が善人であると信じて疑わない人。つまり悪人の自覚ある悪人よりもたちの悪い悪人(いわば偽善者)てあって、その善人でさえ救われるのだから、悪人が救われないはずがあろうか・・という意味にとらえ、悪人イコール悪人の自覚ある人というふうに考えました。
[79]Lucy[08/13 07:20]
ハァモニィベルさんへ
レスをありがとうございます。
私の頭は単純です。(開き直りとして(笑))
親鸞のいう悪人とは悪人の自覚を持った者、という意味に理解していました。自覚のない善人でさえ救われるのだから、悪人が救われないはずがないという意味だと・・確か高校の教科書に書いてあった気がします。すると善人イクォール偽善者ということになりますが。他者に悟られるかどうかではなく、自覚の有無が問題なのではないかと私なりに考えます。とかく善をなそうとするものを偽善者と揶揄する昨今の風潮、偽善者呼ばわりされることを恐れる風潮に対し、一石を投じる泉谷氏の発言だったと思います。私自身、見ず知らずの他者から偽善者...
[77]Lucy[08/12 14:06]
いつだったか、テレビで泉谷しげるさんが、「偽善の何が悪い!俺のモットーは〔一日一偽善〕だ。もんくあるか!」といっていたのを聞いて、胸がスーっとしました。それで、もっかの私の座右の銘は、彼にあやかり、〔一日一偽善 〕です。
\(^-^)/
[12]Lucy[08/10 09:21]★1
ここは優しいですね。優しさの野原をありがとうございます。石村さん。皆さんの書き込みを拝読しながら、目から鱗がおちたり、心が洗われたりの、爽やかな心境に久々に浸らせていただきました。愚痴や嘆きも、優しさやユーモアをくぐれば詩になるとのハァモニィベルさんのご意見や、石村さんの、深い悲しみや憤りも、それを刺々しいまま振りかざすのでなく、言葉で調えようとする試みから文学作品が生まれるのではないかとの考察に、深い感銘を受けました。私自身、とかくささくれだってしまう気持ちを調えることもせず、ふてくされてしまいがちな今日この頃でありましたので、このスレッドを覗いてみて本当に良かったとおもっているところです。「優しいことは強いのよ」と言った宮城まり子さんの言葉を思い出させていただきました。
[7]Lucy[08/08 18:10]★2
時の過ぎるのを忘れ
畦道にしゃがみ
ひらく瞬間を待っていた
山の向こうに月が姿を現すころ
何かが限界をむかえるように
耐えていたがくが
プツリと裂けて
薄黄色い花びらが
ゆるゆるとほどけ拡がる
その一瞬を
思いを遂げたいくつもの花が
あちらこちらに揺れているのに、
見ている前ではかたくなに閉ざし
ふと目を離した隙に
既に開いていたりした
もう暗くなるから家に入りなさいと
誰かが迎えにくるまで
小さな女の子が夕暮れ時
ひとりで外にいることの危険など
つゆほどもしらず
許されて一輪もちかえった蕾は
コップに挿され
窓辺に置かれ
月の光を吸うように
音もなく開いてみせたのだった
[993]Lucy[07/31 23:23]★1
くるくるまわる
長い針
少し遅れて短い針
夜がくる
朝がくる
また夜がくる
くるくるまわる
いつもの公園
グローブジャングル
タイヤブランコ
待っても
来ない
ウスバカゲロウ
糸トンボ
「アントワネット」という名の
帽子屋さん
[990]Lucy[2016 07/29 21:49]
いやはや いさはや ムツゴロウ
ギロチン ギロチン しゅるしゅるしゅ
[977]Lucy[2016 07/25 23:21]★1
麦わら帽子
赤蜻蛉
紫つゆ草
朝顔の種
群れなす渡り
秋のあおぞら
[974]Lucy[07/25 13:32]★1
とうとうきてしまった
うとうとしてしまった
うかうかねすごして
終着駅
こうこうと灯り注ぐ
秋の改札口
[963]Lucy[2016 07/18 14:52]★1
気づいたら
しなやかで丈高い
小さな花をつける植物で
いっぱいになっていた
ガウラ
宿根リナリア
アマ
夏小菊
かすみそう
一斉に揺れる
風の庭
[960]Lucy[07/17 21:36]
どうしましょ
ソーラン踊り
しがぬけた
あたしゃしがないし売りの娘
そこの兄さん
お安くしとくよ
[954]Lucy[07/16 11:32]★1
そうそう
うそうそ
今日は朝から烏がうるさい
草冠を外したら
花は
化ー化ー
化けの皮
化学肥料の力で
咲いた
[946]Lucy[07/14 13:47]
大海原に浮かぶ月
足元の砂に
ちりちり打ち寄せる
光の欠片
溶液になった
クラゲの悲しみ
強いひとにも
朗らかなひとにも
悲しみはある
それは弱さでも
やまいでもなく
[942]Lucy[07/14 06:44]
(*コメント)
阿ト理恵さん、しりとりのルールをもう一度見てみてください(私もやっちゃいました)
[940]Lucy[2016 07/13 21:27]
かわいい舌が乾いてる
歩こう
砂漠の井戸まで
君の汲んだ
水が飲みたかったんだ
[936]Lucy[07/05 00:40]
届ける手紙
子孫に繋ぐ
遺伝子の
愛を探せば
ふうせんかずら
一粒にひとつ
ハートの模様の
丸い種
[932]Lucy[07/03 09:48]
待ち遠しかった
日々の汚れが
レールを漱ぎ
白ソックスの
4足歩行で
夏まで
渡れ
迎えにきて
雨降る
早く
雨降れ
もういっそ
止まずに
線路を洗う
土砂降りの
雨が
私を
迎えに来る
[929]Lucy[06/28 10:42]
ものを作る
ものを見る
ものを捨てる
ものを買う
ものを思う
ものを書く
ものを産み出す
ものを忘れる
よく考えればよいものを
「もの」って
抽象的な事柄や形而上的な意味まで
含めながら
あたかも目に見える物質や
具体的な事柄を指しているかのように
振る舞う
ただものではない言葉かもしれない
[925]Lucy[06/26 21:47]
ごめんなさい。ルール破りしてました。「前の作品の最後の行」とあるのを無意識に「最後の連」と拡大解釈していました。修正しました。遅くなってすみません。m(__)mよろしくお願いします。
[922]Lucy[06/26 09:45]
緑を渡る
砂を運ぶ
波を煽り
渦を巻き
行方を見失った
迷子の風は
おしなべて
回帰へ
向かうのか
忘れ去られた後悔の渦が
始まるところ
[917]Lucy[06/21 15:28]
進歩への執着
美しい野望
高貴な知性
美醜善悪は
時代の偏見
プロメテウス
フランケンシュタイン
ノーベル
キュリー
アインシュタイン
すべて映し出す
硝子の網膜
君は歌わない
君は
批評するだけ
[907]Lucy[06/02 13:18]
あられ
金平糖
マシュマロ
ポプコーン
マーブルチョコ
あられは
おかきの姉さん?
それとも
最中の
妹?
桃のお節句に
鼠に食われた
雛人形の
身代わりに
[906]Lucy[2016 05/30 21:37]
黙ってただ生きる
ということができない
永久に
見つけてもらえないから
暗いさみしい器の底で
発語したがる
別なあたし
世界中でたった一人の
ひとに向かって
そのひとだけに
読まれたくて
裏の裏の
奥の奥の
内側に隠れた
本当のあたしを
捏造する
こんにちは
こんばんは
今はただ
誰でもいいから
見つけてほしくて
みさかいなく
表したかったことよりも
隠したかった波長にむしろ
文字は発色する
思わぬ色で
あられもなく
[904]Lucy[2016 05/29 22:41]★1
はじまりは
思い出せない程遠い
生きた言葉も伝える思いも
そこにはないのだと
気づいたところ
わたしの
詩の
本音は汚く
本性は醜く
言葉は上滑り
それでも
まるで信じているかのように
ただの言葉に
今でも
耳を澄ますのは
なぜ
[899]Lucy[2016 05/28 20:26]
人口知能が開発されて
人よりもうまく
感動的な物語を作るっていうから
暖かいまごころを感じさせ
人の心を打つ演説だって
人工知能が言わせたとしても
かたずをのんで
見守り
耳をそばだて
一喜一憂する人々にとって
へたくそな
見え透いた
こざかしい
ウソ臭い
とってつけたような演舌よりは
ずっと心に
救いをもたらす
それがただの
希望にすぎないと
わかっていても
希望を語る
生身の魂をこそ
幾度も
裏切られ
やせ細り
震えるうさぎのように
歴史は
待ち続けてきたから
[897]Lucy[2016 05/21 22:56]
ハクっていえば
川の精霊
龍の化身の
少年
「千と千尋」は
わからなかった
わからないっていう勇気えらい?
残ったのは透き通る声の
主題歌だけ
{引用=こなごなに砕かれた
鏡の上にも
新しい景色は映される}
これすごいって思った
すごいよ
歩いて行ける?
小さい時一度だけ見た
精霊に
守られて(あるいは連れさられ)