スレッドの書き込みログ
すべての書き込みログ
[6]深水遊脚[2016 09/15 07:41]
ふるるさん、ハァモニィベルさん、ご参加ありがとうございます。
本日締切です。過去ログへの移動がありますので、ご自身のPC、スマホ等に文書を保存した上で投稿されることをお奨めします。
[5]ハァモニィベル[2016 09/09 11:57]★1
*
『トムは真夜中の庭で』 フィリパ・ピアス/高杉一郎訳 (岩波書店)
『ある日どこかで』 リチャード・マシスン/尾之上浩司訳(創元推理文庫)
『はてしない物語』 ミヒャエル・エンデ/上田 真而子,佐藤 真理子 訳(岩波書店)
『盗まれた記憶の博物館』 ラルフ・イーザウ/酒寄進一訳(あすなろ書房)
----------------------------
記憶との出会い
我々は、必ず立ち止まり振り返るときがある。そして、そんなとき大抵と言っていい程、〈失った〉ということを発見するのだ。我々が決して何処かに向かって歩いていたのではなくて、ただ、その時々を歩き続けていた...
[4]ふるる[2016 08/25 12:39]★1
フランツ・カフカ『審判』(岩波文庫 辻 せい訳)
ちょっと前に『城』(新潮文庫 前田敬作訳)を読んだら意外に面白かったので、読んでみました。こちらも面白かったです。
とはいえ、お話の内容そのものはそうでもなく、どちらもKという主人公が不条理なあれこれに翻弄されるというもの。お城にどうしても入れなかったり、いわれのない罪への訴訟に悩んだり。
そうじゃなく、時々出てくるボケ?みたいな文章。
例えば、『城』では、出した書類が戸棚に入らないからって、戸棚を倒して書類を無理につっこんで、その上に三人がかりで乗っかって扉を閉める、という描写がある。ばかなの?
とか、Kに助手としてくっついている二...
[3]深水遊脚[2016 08/16 05:51]
書くか書かないか、どのように書くか、迷われている方がいたら読んでみてください。
その場の空気はどうあれコンセプトは自分で決めること。必要ならそれを自分で表明すること。題材を書籍という縛りのなかで自由に決めること。その自由に対して責任を果たし、読ませる文章を書くこと。それが大人の嗜みです。そして、私は参加者の文章の凡非凡は問題にしません。書く意志にくらべればそれは誤差のようなものだと思います。読む人はあくまで本と出会えるきっかけと捉えて、本当にその本について知りたければ自分で探して手に取る。書き手に責任を押し付けない自主的な態度もまた大人の嗜みです。
内容要点のしっかり書かれた書評...
[2]深水遊脚[2016 08/15 15:51]
中勘助『銀の匙』(岩波文庫)
そこに自分の身体を移動してその場所の空気を吸い、音を聴き、景色を眺め、様々なものに触れて味わい、普段とは違うときを過ごすのが旅だ。読書と旅の違いは様々にある。身体の移動がないぶん、身体の限界を想像で越えようと思えば越えることができ、空間だけではなく時間の移動も可能であることは、魅力的な差異だと思う。インターネットはおろか、テレビすらない時代の会話の息づかい、様々な植物の名前、その場の空気さえも感じとった気にさせてしまうのは、それを圧縮し、格納し、注意深く読む者にだけ解凍されるきめ細かい言葉なのだろう。
この小説での中勘助による滑らかで美しい響きを伴った...
[1]深水遊脚[2016 07/28 06:59]
本年もたてました。年齢制限は引き下げました。学校の読書感想文は本を嫌いにさせると聞いたことがあります。本を好きになれるような書き方で、年齢を詐称してここで書くのもひとつです。マンガOKを明記したのでそれも歓迎します。字数の目安はこのところあまり守られていないので外しました。短くても長くても、短歌でも詩でも俳句でも川柳でも、内容形式は一切問いません。もちろんオーソドックスな感想文でも。