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「あ、さっちゃん」

と、わたしの飼い猫が喋った

「あ、れんげ」


「な、なんで喋れるの」

「ぼくは死ぬんだ」

「なんで」

「なんでって言われても」

「なんで ....
たまに、
一番聞きたい事が
一番聞けない事だったりする。

たまに、
一番したい事が
一番出来ない事だったりする。

たまに、
一番大切な事が、
一番足りない物だったりする。
 ....
くちぶえがきこえた

まだうまくはしれない
こいぬのよこで


のんびりはしれ
ってうたってた



くちぶえがきこえた

やくそくをわすれた
おもいでのかいだんで ....
 
「描いた」が「猫いた」に見えてさ

にゃー
ラブホテルに行きたいわ

クリスマスにどうしたいかって訊かれたら あたし多分そう答える

37階建てのホテルの最上階の夜景もそれはそれで良いのだけれど 
君の瞳に乾杯するほど嘘なんかつい ....
僕は公園に座るけど 季節は流れていく
子供がはしゃいで ころんじゃう んで ないちゃう
へへって 思う

お風呂場のおもちゃが 何もしてないのに
そっと 波を立てていたのを思い出した
僕は ....
ふと
人間でいるということが
嫌になったとき
日向で眠る 猫になりたいと思った
空を奏でる 鳥になりたいと思った
海で踊る 魚になりたいと思った
野に遊ぶ 花になりたいと思った

けれ ....
無口な草原
冬も過ぎて
知らぬ間の
春も過ぎて
風の切っ先
夏を過ぎ
記憶の片翼に
秋を送り
空を仰ぎ
去りゆく年月に
心を奪わせ
失いつづけるきらめき
忘れ難き、遠き
いと ....
泣かない水色を見つけた日
出来る限り手元に集めた
最後に残るのは
この水色だろうと予感した

泣かない水色はひっそりと
過ぎた時間に潜んでいる
ことばを持たず
それゆえ消えずにそこにあ ....
おはようございます。
ほんじつは、あさから
シュレッダーをかけております。
きおくのだんぺんを
さらに こまかく こまかく
こまかくしたら やたら せんめいに なってきて
けっきょ ....
いたみは はんぷく
ことばとは うらはらな
ひていが ほしくて
「そうだよね」が ひどく いたい
「ああ、やっぱり」が ひどく しみる
おとうさんの背中から
木が育っています。

おとうさんの脇から
木が育っています。

おとうさんの胸から、頭から
すこしだけ
木が育っています。

『お父さん、何で木を育ててい ....
夕暮れは果てしなく
寂しさの道程を教える


そして
時 人 色 音・・・


全ての条件に
いつでも僕らは
揺り動かされている
ことに気づく



それでも
 ....
水曜日の、朝
雨の、海
ここは、底。


数え切れない水曜日が
既に溢れはじめてしまって
数え切れない雨として
朝を打ち消している
あらゆる残り香が
あ、香りではなくな ....
詩なんて書いてないで
仕事なんてうわのそらやし
今すぐそっちへ

帰ってくるまでに
おそうじ
おりょうり
おせんたく
玄関先 裸エプロンで

おかえりなさい
ご主人様
ごはんに ....
昨日も眠れなかったよ

ちゃんと薬飲んでるのに

何でだ


俺の体に

薬が慣れ親しんでいるんだ


俺の体が

薬に乗っ取られる前に


お前の腕で

その腕 ....
あれから
どれくらいの時が過ぎたのかなんて
思い出せないけれど
わたしは夜の11時頃
仕事帰りにひとりで
国道4号線沿いの
びっくりドンキーで
ハンバーグディッシュを食べていて
つい
 ....
しかけをはなれて
ゆらゆらと
どこまでゆくのか
おれのウキよ

みなもにうかぶ
あのつきの
ゆらゆらゆれる
ひかりのなかへ

しかけをはなれて
ふわふわと
どこまでゆくのか
 ....
目を 凝らしても
何も 見えない
穫り入れの 済んだ
果樹園
の 翳り


もう
崩れる 積荷
の 無い
軽トラック
の 傾き


目を 凝らしたら
余計 見 ....
ぬくぬく するのは
ふあふあで ふかふかの
きみの ながれぼしが
わたしの うでに
すとん、と おちたから

きみのまくらもとにも
わたしのうた そっと とどきますように
ながれぼし  ....
区別されてあれ
紺色の犬よ
十センチ歩幅の
ローカルな犬よ
この職で食うからには
一生、区別されてあれ

扱う品は
人の生命、身体、財産

消えゆくものは
自らの影


区 ....
あしたは あさってを みつめて
あくび している
そして きょうは?
うたたね しているに ちがいない

ちくたく ちくたく
すすんでいく じかんのなか
ふたりの ちく と たく の
 ....
あの日 
しゃがんで拾った貝殻は
引き戸の奥
ひしめきあいながら
眠っている。
波に濡らしてしまった、
と泣いた
スカートのすそで
今なお
夕暮れは踊る


あの日
目の前を ....
きもちは こつん こつん ぶつかって 
ときには ほろほろ
ときには ゆるゆる

しゃくしゃく せまって
からから まぜっかえす
ときおり はしって つむじかぜ
りょうてで つつんでいる ....
新しい雨合羽を買うという

同じ色で良いだろうという父に
母はピンクがいいと言った

野良着は 弟のお古でも いい母であった
農作業の汚れは しつこい
捨ててもいいような服を 着ては ....
頑なな思考に
惑い開く口びる

「昨晩見たような
 今朝の太陽」

まさか


夢の中なら何を
言ってもいいだなんて

そんなことは
ないんだろうけど


放たれな ....
こんがらがった むつかしい きもち
すれちがっていく つむじかぜに
ふりかえりつつ かたを すぼめ
どこにも ひらいては ゆけない

げんざいち しめしては
また たちどまり
せ ....
ゆれているので
こっくり こっくり
あいずを おくった

しんぱいっていう わすれものを
とどけたり とどけられたり

いっしょに いない
きもちと きもちを つないでいくために
お ....
きみとぼく
たっている
しろい
なにも
みえない

 なにが
 あるか
 わからない

しろい
ぬのを
まとい
てにはクローバー
みつば

 あまい
 ミルクの
  ....
ほら はやくおきなさい
なんどもゆすられて
めをさました
まどのそとはまっくらで
てんじょうできいろいでんきゅうがひかっていた
おじいちゃんはしんけんなこえで
ほら はやくしたくしなさい
 ....
こむさんの自由詩おすすめリスト(217)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
れんげ- ピッピ自由詩11*04-12-1
自分、諦めたい。- 月山一天自由詩5*04-11-28
くちぶえ- 松本 涼自由詩14*04-11-25
いた- 半知半能自由詩304-11-24
聖なる夜の過ごし方- 月音自由詩804-11-24
日々の暮らしに流されて- Tシャツ自由詩204-11-24
気づいた- 春日野佐 ...自由詩504-11-24
−詩−_no.3690- 小笹綾子自由詩3*04-11-24
泣かない水色- mayaco自由詩704-11-22
シュレッダー- 玉兎自由詩604-11-18
どうい- 玉兎自由詩404-11-17
おとうさんの木- 月山一天自由詩5*04-11-17
とぼり- 松本 涼自由詩3*04-11-16
水曜日の底- A道化自由詩1104-11-16
月曜日の午後- 385自由詩4*04-11-15
☆174_クスリ- 貴水 水 ...自由詩6*04-11-15
悲しくなかったから- チアーヌ自由詩1904-11-13
しおさい- 草野大悟自由詩3*04-11-12
暮れる感傷- A道化自由詩304-11-12
ながれぼし_の_たっきゅうびん- 玉兎自由詩204-11-12
風追う犬- 草野大悟自由詩2*04-11-10
ちくたく- 玉兎自由詩304-11-10
はての浜- 望月 ゆ ...自由詩6*04-11-7
からころ- 玉兎自由詩304-11-6
いつのひも_いつも- 砂木自由詩16*04-11-2
11/1- 松本 涼自由詩3*04-11-1
ざんぞう- 玉兎自由詩504-10-30
きょうが_いく- 玉兎自由詩1004-10-27
clover- 385自由詩1*04-10-26
くらやみ- アンテ自由詩304-10-26

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