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ぼくは頭がいいから

頭でひとと別れられる

ぼくと確かめ合うと寂しくなるなら

ぼくを捨て生きる練習をすればいい

ぼくも練習を開始する

ぼくは頭がいいから


そういう気持ちを重ねてゆく

ぼく　.... 海まで自転車を傾けながら走る

耳のわるいおじいちゃんが耕している田んぼを通る

民家の建ち並ぶ屋根のうえには雲が光と競争している

太陽がぎらぎらと当たって汚い川が美しく見える

静　.... 帰宅して

いのちを祈る

心に座る

道のうえ

月がまんまる

夜に座る


砂漠いろの黄色い天体

幸福が明るく焦げている

ああ孤独って可笑しい


帰　.... まだ生きることを

諦めていないことをテストするかのように

困りながら

めんどくさがりながら

闘志を剥き出しにしながら

ひとびとが

幸せに幸せをかさねられることを目的　.... ぼくはじぶんを試していない

ぼくはあなたを試していない

ぼくはぼくらを試していない


衣服ばかり見ていた

肌を見ると噛みつきたくなるからだ

でも手を繋いでいた

肉　.... あたしはお母さんを待っていた

喫茶店で待っていた

いっしょにお昼を食べる約束をしていたからだ

この近くには乗馬倶楽部がある

あとで乗ってみようか

お母さんがやって来た
　.... 幸福とはこういうことを言うのだろう

幸福とは

幸福のようなものが

重ねられてゆくことを言うのだろう


叔父夫婦は熱心なキリスト者だった

はじめてのクリスマスの日

　.... ぼくが残したものは決断の残骸か

それともそれはしばらく輝くものなのか


決断出来ない大人たちが増えている

そう一行書いて自分もそうなのかと考えている

オリオン座

なにを　.... 船はゆく

船はゆく

港にさよなら

船はゆく

こんな歌が歌い継がれていた

人はゆく

人はゆく

何にさよなら

人はゆく


青がきつい冬の空

メ　.... 一体どうしてしまったと言うのだ

ぼくはきっと正直に生きすぎ

疲れきったたましい入りの

肉のかたまりだったのだろう

客席はすでに埋まりはじめていた



観客は老夫婦から　.... 太陽が違うぐるりを回って

ぼくのところへ戻って来る

おはよう

気持ちはおんなじまんまです

月が違うぐるりを照らして

その影の影が光っています

おやすみ

気持ち　.... 今日も一日がんばった

今日も一日さみしかった

今日も一日さまよった

はやく疲れてしまいたい

はやく擦り切れてしまいたい

はやくかすれてしまいたいんだ


夕暮れが夜　.... 月が五月蝿い

夜が粗雑だ

音よ無くなれ

時間よ止まれ

車車車だらけ

光よ動くな

冬の関数どこ


頼むから独りにしてくれないか

独りのときくらい独りにし　.... ピノキオは人間で出来た木だったんだ

一見ばかなことでも視点を変えれば正しいことだと分かるとピノキオは言ったんだ


サンテンイチイチの予兆などまるで感じない八月の伝説の一週間

夜なの　.... いっしょに食べたら

食べながらお話しできる

電話だとそれができなくなる

いや

できなくなる訳ではなかった

静かな祈りであることでしか

宇宙に存在できなかったのだ
　.... ああいう生き方もあるのだろう

庇護を受けているものたちが

庇護する側を恫喝している

庇護する側の博愛につけ込んだ生き方

ああいう生き方もあるのだろう


庇護する側の人の　....

ただのみきやさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト（406）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
頭とこころ	- 吉岡ペペ ...	携帯写真＋ ...	1	12-1-21
海まで	- 吉岡ペペ ...	自由詩	5	12-1-15
いのちを祈る	- 吉岡ペペ ...	自由詩	7*	12-1-10
ミッションインポッシブル	- 吉岡ペペ ...	自由詩	5	12-1-8
純粋	- 吉岡ペペ ...	自由詩	3	12-1-4
馬とオレンジ	- 吉岡ペペ ...	自由詩	4+	12-1-3
クリスマスの思い出	- 吉岡ペペ ...	自由詩	5+	11-12-26
大人たちの哀歌	- 吉岡ペペ ...	自由詩	5	11-12-23
メリークリスマス	- 吉岡ペペ ...	自由詩	5	11-12-23
ある映画祭	- 吉岡ペペ ...	自由詩	7	11-12-23
おはよう	- 吉岡ペペ ...	自由詩	5	11-12-21
精神のカルテ	- 吉岡ペペ ...	自由詩	6+	11-12-15
冬の関数	- 吉岡ペペ ...	自由詩	4+	11-12-14
ピノキオたちの夏	- 吉岡ペペ ...	自由詩	2+	11-12-13
静かな祈り	- 吉岡ペペ ...	自由詩	4+	11-12-8
恫喝	- 吉岡ペペ ...	自由詩	5+	11-12-4

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