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人生は手紙
読み進むごとに
春夏秋冬喜怒哀楽
答えは最後のお楽しみ
人生はビリヤード
当たり当たられ飛んで行く
誰が誰を動かして
こいつがどいつに影響されたか
白玉だって分かりはし ....
こんな朝に
カラスのカの字もありゃしない
太陽はふやけた面の木偶の坊だ
白い国道の上
黒いおまえは完全に死んでいる
暗がりのおまえは
いつも何かを舐めていた
おまえが前を横切る時には ....
ない
時間がない
眠りがない
ことばがない
つく 嘘もない
打ち明ける 真実もない
積み上げる 思想もない
吐き出す 幽霊もない
絶叫する 空白もない
....
今夜こうして詩を書くけれど
世界中にある様々な不条理や
悲しみや痛みを知らない訳ではない
この国を覆う様々な矛盾も
今こうしている時にどれだけ多くの人が
不安に慄いているかも
ただ今夜 ....
どこか静かなところへ行きたくて
あなたは本を開く
ぼくはすでに
本当に苦しい時にしか飲んではいけない薬を使い果たしていた
時は残酷ではなく むしろ紳士的な優しさで
少しずつあなたを 分解 ....
あなたは
黒いショールの隙間から
少しだけ
見せてくれた
嘘も真もなく
構えもせず
力を抜いて
雲間の月のように
鉄筆で深く
刻まれた詩
人生の一片一片
散りゆく時を知り ....
どうもはじめまして
わたし「くまちゃん」と申します
とあるアパートの集合ポストの上に置かれ
かれこれ一年くらいでしょうか
わたしが「何か」と申しますと
まあ一言で分かりやすく申しますなら ....
雪が融ければ ぼくは
陽射しを探しながら
現れた冬の排泄物に
いつものようにがっかりするだろう
春が 出入りする雀のように
あちこちでさえずる時
ぼくは自分の年齢を思い出して
陽炎が ....
吹き荒ぶ二月の夕刻
山裾の疎らな住宅を
訪問営業でまわるのは
実に 切ない
長靴ギリギリの雪をこぎ
通りから玄関までの細道を通りぬけ
もはや顔面がかじかみ
鼻水が垂れている感覚すらない ....
わたしは愚者を代表して 今日
自由と愚者と風についての箴言をここに記す
自由とは
どんな法則よりも 尊く
厳粛な 掟である
死を予感させる風が吹き
枯木たちは一斉にガサガサと喋りだ ....
耳をふさいでも
世界中から聞こえてくる
叫び声
無視しても
聞こえないふりをしても
脳の中で蛇口をひねったように
これ見よがしに行進する
灰色悲色めいた
叫び声
払い落としても
....
たとえば
あなたが
一つの詩を書こうと思い
想像力は創造力と変わり
詩作の情熱があなたを捉え
刀鍛冶が真っ赤に熱した鉄を打つかのように
ひと文字
ひと文字
キーを打ち
一つの詩
一 ....
寒さが緩むと
凍りついていた月光が溶け出して
暗い穴の中にも
虫たちの道を通って
滴り
滴って
ヒグマは
浅い眠りの中で
霞がかった
春の野山を
夢に見る
....
まだ
誰一人として
踏みしめてはいない
ふわりとした新雪のままの
土手に重なって 遥か遠く
超然とした白雲が広がり
それを 微かに淡い
冬の空がつつんでいる
こがね色の午後の日差し ....
土曜日
仕事は少し早く終わる
4時過ぎごろバス停に行くと
たいがい彼もそこにいて
いつもと同じことを話しかけてくる
「こんにちは」
「こんにちは」
「いま なん時」
....
世の中に
いくら偽物が溢れているからと言って
悲嘆に暮れる必要はない
イミテーションや贋作があるってことは
ちゃんと本物が存在しているってことだ
「 わたしは必死に探し続け
祈 ....
今しがた
ひとつの詩を投稿したのですが
後から湧き出てきた
良心の呵責に
削除してしまいました
ロシアの宇宙船が落ちてくるという
ニュースに思わず笑ってしまい
皮肉った詩らしきものを書い ....
降り続いた大雪は止み
白く埋もれた住宅地が
青く澄んだ空に覆われている
朝は
つめたくて
まぶしくて
目が八の字だ
ビルのない地域にただ一つ
すっくと立っている
ごみ焼却場の煙突 ....
あなたという詩集を読む
ページをめくるごとに
あなたは姿を変える
それは紛れもなくあなただ
湖面に張った氷の下で
微かにあなたの体温を感じている
あなたはぼくをぎりぎりまで追い詰める
....
政治に詳しいわけではない
選挙も行ったり行かなかったり
本当は行かないことが多かったけれど
ラジオで聞く国会中継は
結構好き
政治家は同じ演技しかできない
その劇場でしか使ってもらえな ....
心の奥底から
ぼこん ぼこん
呻くように
呟くように
一つ
また一つ
上がってくる
白いあぶくを
押しつぶす
日々の生業に
心を添わせようと
外側は
辛うじて
規格品 ....
月は敵でも味方でもない
その光は冷え切ったこの身を温めてはくれない
ただいつも美しく
いつも見つめてくれるだけ
月は訴えることはしない
だが証人にもなってはくれない
寡黙な隣人だ
星もそ ....
妻にまかせずに
自分の手で一つ一つ
持っては重さをしらべ
虫食いはないかしらべ
一番ずっしりとして
長持ちしそうなやつを
一個だけ選びだした
家に帰り まな板の上
そのきゃべつを一刀両 ....
長年やってきた
自分というものを
衣服のようにスルスルっと
脱ぎ捨てられるなら
別の物語の主人公にも
なれるかもしれないが
すべてを新しくしたつもりでも
自分という本質は変わらない
....
濃い雲と
薄い雲のはざま
群青の帯に寝そべる
鋭利な月は
おりしも上ってきた
小さな求愛者の瞬きに
あくびで応える
こんもりと雪に覆われた朝
夢中でついばむすずめたちは
埋もれることもなく
枯草を折ることもない
だがまんまるの愛らしさは鋭い冷気への対抗
食糧不足は天敵も同じ
生きることは戦い
いの ....
神秘のヴェールを失った
月は一個の衛星
人類にとって偉大な一歩は
月を地面に引きずり下ろした
足跡をつけられ 征服ずみの旗を立てられ
凌辱されたかつての女神は
いまでは早い者勝ち
勝手に ....
一本の草となり風にゆれている
無数のいのちの気配
静かで心地よいざわめき
一本の草となり風にゆれていた
触覚をおもいっきりのばしてみる
しびれるような蜜蜂の羽音
暑く深く
生と死 ....
あるところに一人の男がいた
男は理想を見いだせない革命家であり
大義名分をもたないテロリストだった
彼にはため込んだ多くの武器があったし
破壊活動のためのノウハウもあった
それらが彼を一つの ....
たまりにたまったドロドロを
吐いたり書いたり出し続ければ
少しはすっきりするものです
だけどやっぱりドロドロは
またまた心にたまってふえて
苦しくなって苦しくなって
吐いて出さずにはいられ ....
そらの珊瑚さんのただのみきやさんおすすめリスト
(721)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
人の数だけいろいろあるけど
-
ただのみ ...
自由詩
20+*
12-2-23
ジンクスが死んだ朝
-
ただのみ ...
自由詩
25*
12-2-19
ない
-
ただのみ ...
自由詩
20*
12-2-16
すこし話しがしたいんだ
-
ただのみ ...
自由詩
16+*
12-2-13
読むあなた
-
ただのみ ...
自由詩
9*
12-2-11
尊敬をこめて
-
ただのみ ...
自由詩
12*
12-2-8
完成品
-
ただのみ ...
自由詩
14*
12-2-7
春はその子供たちを見つめ続けている
-
ただのみ ...
自由詩
11*
12-2-5
かまぼこ型_どんぶり型
-
ただのみ ...
自由詩
19*
12-2-2
自由と愚者と風と
-
ただのみ ...
自由詩
7*
12-1-30
自己憐憫ショウ
-
ただのみ ...
自由詩
5*
12-1-27
それはもっとも根本的な問題なんだ
-
ただのみ ...
自由詩
6*
12-1-26
浅き眠りに見る夢
-
ただのみ ...
自由詩
12*
12-1-22
美しいものは流転する
-
ただのみ ...
自由詩
12*
12-1-19
土曜日の決闘
-
ただのみ ...
自由詩
9*
12-1-18
愛
-
ただのみ ...
自由詩
9*
12-1-18
削除の理由
-
ただのみ ...
自由詩
10*
12-1-15
白いけむりの風景
-
ただのみ ...
自由詩
9*
12-1-14
あなたという詩集を読む
-
ただのみ ...
自由詩
20*
12-1-12
あんまり政治家たちを責めないで
-
ただのみ ...
自由詩
8+*
12-1-9
この海は深く呼吸する
-
ただのみ ...
自由詩
12*
12-1-8
すべてが敵でも味方でもなく
-
ただのみ ...
自由詩
14*
12-1-3
いのちの断面
-
ただのみ ...
自由詩
7*
12-1-2
新しい年も続きを生きる
-
ただのみ ...
自由詩
10*
11-12-31
いつもそうなんだ
-
ただのみ ...
自由詩
5*
11-12-27
MISSION
-
ただのみ ...
自由詩
32*
11-12-25
月の味方は詩人だけ
-
ただのみ ...
自由詩
12*
11-12-15
蟷螂の夢
-
ただのみ ...
自由詩
13*
11-12-13
あるところに
-
ただのみ ...
自由詩
11*
11-12-8
泥どろ
-
ただのみ ...
自由詩
9
11-12-7
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
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