君達は知らないんだよ
十七歳で
まともなSEXも知らずに
死んでいった
筋ジストロフィーの
少年のこと

SEX SEXと
しょっちゅう言っていたっけ

俺は本気で保母さん達が
 ....
 
僕の目指す
ドラミングは
 
どっしりとしたリズム
それでいて
軽やかに転がっている
 
隙間に ぴたっ とはまった
かと思えば
メロディーの上で踊っている
 
ビートを刻 ....
掘り返せば死骸ばかりだ

蝉の脱け殻。皺ばんだ祖母の手

掘り返せば死骸ばかりだ

踏み躙られた残雪。子供のはしゃぎ声

掘り返せば死骸ばかりだ

必ずハッピーエンドで終わる物 ....
手とか足とかはいつも見えるけど
目とか唇とかは見えないから存在感がない

ふと触ってみて思い出す頬の肉と
こめかみの吹き出物で出来た
私の欠片を繋ぎ合わせて
私の顔を作って欲しい

そ ....
空にうかんでいる きみは
風いろのヌードをまとい
ゆらゆら
ぷかぷか
空の波に遊んで
手足をう〜ん、と伸ばして

流すのは 涙?

すき透った過去なんて知らないわ
過去と未来がぶつ ....
探し続けても
ゼッタイに見つからない
適切な私の
世界はまだ見つからない

救われたくて求める
言葉たちは知らない顔をする
意味など自分で決めるのだ
星はそうつぶやく

あるがまま ....
「寝てる姿と食べてる姿がかわいいってずるいよね。」

男友達が昔の彼女に そう言われたんだって
嬉しそうに話していた友達

今でも信じられない信じたくない
友達は たぶん 一生病院の中で暮 ....
はじめに
ことばはなかった

からだひとつで
うまれてきた

わたしたちは
いつしかことば
そのものとなり

やがてことばとともに
きえていく
最初に
魚影がよぎる

同時に
背骨が見つかることもあるが
大抵は時間がかかる

次に
尻尾が見つかるが
順番が逆の時もある

頭はどうでも良い
後で取って付ければ良いのだ ....
それは
私の内側を
蝕んで

赤黒い
蕾を
つけるため

脈打つ
心臓に
まとわりついて

不安と
恐怖の
花を咲かすため

頭蓋骨の
隙間から
中に入って

 ....
我慢するために忘我しよう

精神の昂揚を肉の世界に顕現させるのだ

これを名付けて宇宙のものまねと呼ぶのだ


我慢とは依存しないことだ

肉の世界の希望に依存しないことだ

忘 ....
深呼吸したら
小さな虫まで
吸い込んで思わずむせた
むせて吐いた
吐いて笑った
笑い続けたら
可笑しくて
ついに涙が出てきた

ついさっきまで
悲しかったはずなのに

ほんとに ....
一本の草となり風にゆれている
無数のいのちの気配
静かで心地よいざわめき

一本の草となり風にゆれていた
触覚をおもいっきりのばしてみる
しびれるような蜜蜂の羽音

暑く深く
生と死 ....
『大切なものは目に見えない』−という。

愛であったり 夢であったり 
それってなに?と聞かれると
あれこれ考え始めて
よくわからなくなる。

とっくに気づいていることなのに。 ....
噛まれるもの
その深い肌触りに
凍るもの
締め出される
忘れ物
ほのぼのとした
わたしの風景
繰り返される山並み
わたしには山並みしかない
という幼い
決意
どこまでも続く
青 ....
落ち葉は舞い上がり
私の心を吹き抜けた

はらはらと
はらはらと・・・

舞っては落ちるその作業を
何度繰り返してきたのだろう?

木漏れ日が頬を射す
目を細めれば 見えるあの空
 ....
いくつもの約束も
微笑みも
泡のように消えて
小さな海に沈んで眠る

囁き合った星々は
鈴のように笑ってる
遠くで眠る砂漠の中に
銀の涙がそっと光る

静かに本を閉じたなら ....
女は黄色が好きだった

あるときなぜかと聞いてみた

黄色はこころを明るくさせるから好き

ゴッホの黄色が目のまえに浮かんだ

黄色はこころを明るくさせるから好き

あなたの黄色に ....
空にサカナ
真夜中の太陽
緑色のオレンジジュース

永遠の幼児
逆向きの時間
現代の恐竜時代

金持ちだけの社会
命の定義
音楽のない世界
ほしになれ ほしになれ

雑多な日常 ほしになれ
記憶の海よ ほしになれ
あらゆるいろいろ
ほしになれ


屑かごにはいろいろあるものです
捨てれば遠くに忘れていく
 ....
どこにいるのだろう??
君は いつも
私の思いは
なにも知らない
窓の外を見つめていた


人が 流れた
車が 走った
感覚することすら忘れた
荒廃した時代の中を
さ迷い続け ....
鏡を見つめるわたしの目の中に、
鏡を見つめるわたしの目が映る。
(ひとみの中で、鏡像が無限に連鎖する。)

鏡の回廊、光線の無限反復。
鏡の回廊、すべてのものを閉じ込める。

瞳のなかで ....
お笑いは
人を傷つけ
秘密を暴露し
人を不幸にする。

私は嫌いだ。
私はつまらない人かも
しれない
でも他の事で楽しい事がある。

アルフォンス・デーケンは
自分の失敗談で笑わ ....
道に信号があるように 
私達の日常の旅にも、信号がある 

「赤」で立ち止まる時があり 
「黄」で慎重になる時があり 
「青」で迷わずゆく時があり 

ゆずること、待つこと 
走り出す ....
姿だけじゃ
見えない

顔だけじゃ
わからない

内在する魂

スーツをパリッと
着こなしている男は
堂々としていて
怖いものなど
ないかに見えるのに

内には淋しさの
 ....
腹が鳴っていた
腹が鳴っていた
私は舌舐めずりして
昔から知っていた通り
指先を剣にして
そうやって人を
刺していたのだ

腹が鳴っていた
腹が鳴っていた
死んだ人はちっとも
 ....
母さん

あなたより先に死ぬ事が親不孝でも
あなたの顔を見ながら
死ぬ事の幸福に比べたら
この世の終わりに
貴方は何をしますか?
誰かと共に死にますか?
遊びますか?
詩を書きますか?
友達と語らいますか?

喜んで死にたい。
泣いて死にたくない。
笑って死にたい。
人 ....
「人生は、まさかという名の坂がある」 
ある日、同僚は言った。 

愛する{ルビ女=ひと}と結ばれた僕は 
30年住んだ実家を出て 
12年詩を朗読していた店が閉まり 
10年働いた職場か ....
京の街中に引っ越してきたのは
師走に入った頃でした
世間も僕も慌しい頃でした

東向きのベランダの彼方には
百年の風雪に耐えてきた
銀瓦の低い峰々が連なっていました
午後の北 ....
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