すべてのおすすめ
雪もないのに
足が滑って
しりもちをついたら
青い空が
広がっていた

青い空の下では
誰もが幸せだなんて
とんでもない嘘だけど
そう思い込むほうが
幸せになれるかもしれない

 ....
無痛でいられた頃
ただ手触りの良い毛布に包まっていた頃
こんな風になるとは予想もしていなかった

せめて(きみと水)を飲みたいとマグカップをくしゃくしゃ握りしめる
皺くちゃの破片が幾重にも折 ....
彼の部屋へ向かう途中
交差点で待つ車が五台すべて白い
わたしは脇のベンチに座り
タバコに火をつけた

初夏の陽の反射を
差し向けられ目を細める
生み出された汗が腋をにじませる

たぶ ....
「楽しく」じゃわからない

どうすりゃ楽しいの?

土日にゆっくり 昼まで寝て

でもよくよく考えたら

起きた後に一緒にいてくれる人がいなきゃ。

二人の楽しさを知ったら
 ....
.





――からんころんからんころん



暗い道で
私の履いてる下駄の音だけが
辺り一面に広がる

真っ暗な暗闇に
吸い込まれるかのように
音は消えて行く…
 ....
サイズを合わせろと木端にダメだしされて
身体中の関節を外してコンパクトに納めたけれど
これ以上小さくなれないんだよ
もうそれじゃ
何がしたいんだかわからなくなっちゃうんだよ 

掴むものに ....
たましいがつゆだくだ

秋の気配

空の雲のないところが

透明になっ



クーラーが前髪にあたっ




かなしくて幻になっていた

風が暑ぬるくほどけていた ....
くもをたべる透明ないきものが
空に住んでいます
優しいナイフで切り開いて


あの日  歓声をあげて
逃げ水を追いかける
おさな子はぼくですね
ちっともつかまえられないのに
追 ....
花に種類あり
花は花を選んで咲いたか
花はその場が小さな空き地であっても咲くだろう

踏まれてしまえば悲しいけど
また起きるのです
起き上がります
使命感なんかではありません
風がふい ....
戦略を持たない国だと自嘲するのはやめろ

出張の空は群青いろになっていった

リスクのとれない国だと軽くみるのはやめろ

どぶねずみ色の雲や空が群青になっていった

グローバル化という ....
空色から生まれた風が、
少しの遠回りをして やってきて
季節の話をしてくれる

静寂に波打つ風紋の砂の褥

焼けた肌は、夏を貧欲にむさぼり
求めるそれを手にするまで けして 止めようとし ....
もやしがへたる
トマトもしなる
インゲンは腐る

あぁ・・・
暑い
脳が機能しない

ライブのことで
アタマがいっぱいだ

作ろうと思った
メニューが作れず
食材をダメにする ....
おんなは夜ひとり泣いたりする生き物だ
目をこすって赤く腫らしたりする生き物だ
落ち込んだりじぶんを責めたり
おんなは忙しくて切実なる生き物だ

おんなはみんな渡り鳥だ
あたまのなかの磁石に ....
母さん僕はやってしまった
やってはいけないと
あなたが無言のうちに
僕にさとそうとしていたことを

母さん僕はやってしまった
あなたの愛憎をきわめて
そして僕の中ではいつも
不在と実在 ....
ミンミンと鳴くこともなく
たまたま出会ったセミは
コンクリートの駐車場に
ただ しがみついていた
生きているのか死んでいるのか
さわったら ジ っと鳴いた
逃げることもしないので
ひどく ....
あまりにも暑かったので 今日
川の中に素足をつけてみたら
ごくごくと水を吸い上げたのでした

頭の先から水しぶき
どどうと飛ばせば
白い雲にかかって 雲飛んでった

気持ちいいなあ
 ....
なんか冷たい物が背中に当たった
冷凍林檎
ソレは自分の心だった
水分が凍って
膨張しているから
綺麗な赤が鈍くなってて
焦った
だって冷たいんだもの
それでも齧って
だれか食べて
 ....
夕暮れの街
寂しいだなんて
どこからくる記憶だろう

誰かの庭先
小池に落ちて
もがいていたのは夢じゃない

ざわついた心は
夜に自分を責めて終わる

だけどそんなものはおくびに ....
甘えんぼな あたしは
あったかいひと
やさしいひとに
ふれると

ホワンとしたきぶんに
なってしまう

気を全開にゆるしてしまう

たまに失敗することもあるけど
猫の勘はたいがい ....
月もみえない
星もみえない外にひとりいて
たったいっぽんの街灯の下にいて
携帯電話の明かりをみていた

つくられたひかりをたよりに
たぐりよせようとした

月のあった場所に
星のある ....
おはよう
世界はまんまるだよ

ぐーてんもるげん
ぐっどもーにんぐ
おはようのあいさつは三つしか知らないけど

あさだよ
世界が明るくなる
夜から抜け出して
未来が見えるよ

 ....
私はここにいますよ
と、教えてください
私はここにいますよ


ふたりになかった夏の陽の
少しの
眩しさに消えぬよう

ふたりになかった夏の夜の
ふるえる
澱水に溶けぬよう
 ....
山盛りの洗い物だって
洗ってしまえばこっちのもんさ






山盛りの皿洗いながら
こんなこと考える










山盛りの洗い物に勝利 ....
私は狂った 狂った
そうだ 狂った

私は狂ってしまった
狂った 狂った


もう何も見はしない
もう何も聞きはしない
もう何も見えないし
もう何も聞こえない


私は狂 ....
知らないウタをうたうような
継ぎ接ぎだらけのメッセージ

深海魚に憧れた午前2時

淡い光 ガラスに溶け合って
27℃ モラトリアム
絡まったコードの先を探す


詰め込んだ感情の ....
理想の母とは
いつも友人の母だった
決してとることのない仮面の笑みが
もたらす安心の温度にほどけていった

なぜ母は私をよぶとき
まゆげをきりりとたてているのだろう
目の端が尖っているの ....
本当のかなしみを知るひとは
かなしみのあり様をあれこれと邪推せず
涙で濡れた手のひらにあたたかな眼差しを重ねてくれる



本当のかなしみを知るひとは
ひとの過ちをあれこれと論ったりせず ....
積み重なる日常
怠惰な瞳を凝らして見ても
モノトーンな色彩が
おまえの心を締め付ける
何も変わらない
おまえはそう呟いて
何事もなかったように
うつむいたまま家路につく


 ....
交通事故の死者たちは数字
知らぬ者たちは知らぬ間に燃えていく

ぼくらの故郷は銀行と病院とさびついた商店街
私の願いが雨になって落ちてくる

昨日していた心配事を忘れてしまった
昨日の昼 ....
グレープフルーツは嫌いだ
皮をむくのも 半分にして食べるのも
じょうずじゃないから
取り切れない実を見ていると
罪悪感で目が細くなる

なのに夜に飲んでいる
コップの中にジュースとして入 ....
うずら豆さんの自由詩おすすめリスト(326)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
青空- 真島正人自由詩2*10-8-13
私_達- 佐々木妖 ...自由詩6*10-8-13
_木本綾- 鈴木妙自由詩310-8-13
休みを埋めよう- 短角牛自由詩110-8-12
闇への階段- 恋飴自由詩210-8-12
これ以上小さくなれないから- 鵜飼千代 ...自由詩19+*10-8-12
たましいのつゆだく- 吉岡ペペ ...自由詩1110-8-11
夏の完結- あまね自由詩2210-8-10
小さな花- 朧月自由詩310-8-10
何十億かいめのスペクタクル- 吉岡ペペ ...自由詩610-8-10
砂の塔- 月乃助自由詩17*10-8-6
不器用- 森の猫自由詩3*10-8-5
おんなについて- 吉岡ペペ ...自由詩1610-8-4
狂詩曲- シホ.N自由詩210-7-31
セミ- ベンジャ ...自由詩9*10-7-31
夏本番- 朧月自由詩410-7-30
アップルフェイク- 秋也自由詩310-7-30
トラウマ- 空美自由詩4*10-7-29
あったかいひと- 森の猫自由詩13+*10-7-28
僕が描いた地球- 朧月自由詩310-7-27
おはよう- ブロッコ ...自由詩410-7-27
静かですから- 清水勇介自由詩310-7-27
そんなかんじ。- サワメ自由詩510-7-26
狂う。- 青井とり自由詩310-7-26
夏色ラバー- 中原 那 ...自由詩4*10-7-26
- 朧月自由詩410-7-26
本当のかなしみを知るひと- 恋月 ぴ ...自由詩42+*10-7-26
万華鏡- 寒雪自由詩410-7-26
雨が落ちてくるようような日- コウ ア ...自由詩110-7-23
夜の苦味- 朧月自由詩410-7-22

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