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この雨がやむと
そこには夏が立っていて
そのときぼくらは
ぎらぎらした太陽のもと
手をかざして目を細める
見えない大きな力に覆いつくされそうな
恐怖と快感のようなものを
感じ ....
僕のキボウたちが
帰還した
脆弱で
ふわふわと
吹けば飛ぶような
キボウたちは
希望の面をかぶった
苦悩かもしれない
でもそんなことは
もうどうでもいいのだ
キボウたちは
....
秋は深まり沈殿しつつ
冬はしのんで近寄り来つつ
風が吹けば
この季節を経るための
灼けて焦げるようなにおいがする
きっと生き物たちの
魂とはいわずも
肉でも果てるときには
こん ....
母さん僕はやってしまった
やってはいけないと
あなたが無言のうちに
僕にさとそうとしていたことを
母さん僕はやってしまった
あなたの愛憎をきわめて
そして僕の中ではいつも
不在と実在 ....
