すべてのおすすめ
ドーナツはだれにでもあるもん

べつに朝から信じてないわけじゃない

ただのドーナツなだけだから

すこしねじれたドーナツなだけだから


あなたの忘年会にいちゃもんをつけたのは
 ....
あさいちのJRに乗っている
コートの大人たちでふつうに混んでいる
ぼくは中二の秋くらいの気持ちになっていた
電車のなかにいると引きこもってしまうのだ

みんなが立派そうに見える
みんなが上 ....
愛しているのは

ひとりきり

ともだちのはなしを

みつめている

そのおめめがいとしくて

だれにもまけないよ

さくらんぼがないている


なきんぼさくらんぼの
 ....
月が好きだということは

ひかりが好きだということです

太陽みたいにどぎつくなくて

月にあたってやわらかく

はねかえってくるひかり

そんなひかりが好きなのです


緑 ....
くちびると舌でつよく吸った

おまえからの写メを見つめてる

あかい地球につながってゆく

漂ってあかい地球に浮かんでる


かるく閉じたおまえの目

くちびるが

ちいさな ....
乗り継ぎの最終電車を待っている

訳もないのに懐かしくなっている


知らない町の明かりたちが

気配をころして僕を見張っている


建物に切られた夜を見つめている

ホームの ....
宇宙から地球を見つめている

昼と夜とにわかれている

その境目からは

夜明けのおとが聞こえてくるのだった


僕が地球に暮らした頃の

それは記憶のおとなのかも知れない

 ....
ふつう、とはなんだろう?

ふつう、でないことに人はひとり傷ついている

ふつう、そんなものあるのだろうか?

俺はそれを見つけたのだろうか

ふつう、ではない人はどうしたらいいのだろ ....
きみの住む町を見つめている

夜も朝も昼も夕も

季節も

きみの住む町につながっている

天気いがいつながっている

こころも

記憶も

あらゆる

感情も

 ....
夜の地球には宇宙からだと

約20くらいの大きな光が見えるのだそうだ

そのなかでいちばん大きな光は

ニューヨークでも上海でもパリでもなくて

東京なのだと

ぼくはそのことがと ....
いもうとが泊まりにきていた

二十年まえあたしが守ろうとした女の子だ

ガレージのすみでしくしく泣いていた女の子だ

ホコリっぽくて湿っぽいガレージ

そこは薄暗いだけでやみではなかっ ....
ぼくはこどもの老人ホームみたいなところにいた

親と暮らせないこどもは

この世に多いような気もしていたし

周りがそんなふうな子ばかりだったから

そう思っていたのかも知れない

 ....
ねころがって

窓からの緑を見つめている

緑を見つめている

緑に見つめられている

緑のふちどりと空のコントラスト

ふちどりが風を見つけて揺れている

微笑んでいる

 ....
窓辺からずっと虫の音がしていた

部屋をくらくしてそれを聴いている

目を閉じているのか

目を暗やみに開いているのか

もうわからなくなるくらい

虫の音につつまれていた

 ....
朝の公園でおんなは貝殻のようだった

見つけたことを喜ぶみたいな

ぼくはひとりのガキンチョになっていた

おんなから二度キスをされた

髪の毛にしてくれたあと

ぼくから唇にした ....
あんなに月といっしょだったのに

金星はひとりぼっちになっていた

でもそれは

俺の見えている世界だけのお話で

じっさいはなにも変わらないよな

流れ星だ!しばらく見つめていた ....
きのう月ははんぶんで

それはそれで気持ち良さそうに

浮かんでいる気もしたけれど

ぼくらの星の衛星は

勝手にひかりに名前をつけられている

まるでひかりが月みたいじゃないか
 ....
彼女は信仰をしている
流されないでつよく生きてゆくためにやっているのだそうだ
彼女の読経をよこできいていた
ある花の名前を何百かいも繰り返していた
花の教えなんだ、そんなメルヘンなことを考えて ....
とかげたちが庭の敷石の

こんもりしたのに静止している

とかげたちが静止しているのが

なにかに似ていると思った

ちいさな蛇のような

ちいさな恐竜のような

ながいしっぽ ....
おんなを縛りマッサージする
シチュエーションに酔うこともなく
こったからだをほぐしてやる
2時間でも3時間でもそうやってやる
そんな気持ちも次第に乳房にうつり
しこったつぼみに執着しはじめる ....
新学期一日目にさっそく実力テストとかいうのがあった
夏休みも終わりかけのころともだちからいっしょに勉強しないかと誘われた

そいつの家は古びてはいたけれどお金持ちの匂いがぷんぷんとしていた
床 ....
みんな孤独に部屋にいた

さびしい目をして

だれかの心の

ひかりは影になって

疑わずに抱きしめていた

疑われずに抱きしめられていた

ふたりともちがう空のした

雨 ....
たましいがつゆだくだ

秋の気配

空の雲のないところが

透明になっ



クーラーが前髪にあたっ




かなしくて幻になっていた

風が暑ぬるくほどけていた ....
戦略を持たない国だと自嘲するのはやめろ

出張の空は群青いろになっていった

リスクのとれない国だと軽くみるのはやめろ

どぶねずみ色の雲や空が群青になっていった

グローバル化という ....
おんなは夜ひとり泣いたりする生き物だ
目をこすって赤く腫らしたりする生き物だ
落ち込んだりじぶんを責めたり
おんなは忙しくて切実なる生き物だ

おんなはみんな渡り鳥だ
あたまのなかの磁石に ....
わたしにはみずこがいる
それにいつからか名前までつけている
ときどきゆめにそのこがあらわれる
ベランダでげんきよくはねてあそんでいる
あぶないからと注意しても
わたしをなめているのだろう
 ....
うずら豆さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(26)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ねじれドーナツ- 吉岡ペペ ...自由詩310-12-13
中二の秋- 吉岡ペペ ...自由詩310-11-29
なきんぼさくらんぼ- 吉岡ペペ ...自由詩310-11-27
ひかり- 吉岡ペペ ...自由詩810-11-23
あかい地球- 吉岡ペペ ...自由詩6+*10-11-22
郷愁- 吉岡ペペ ...自由詩610-11-18
夜明けのおと- 吉岡ペペ ...自由詩410-11-17
音楽会- 吉岡ペペ ...自由詩410-11-8
ライフ- 吉岡ペペ ...自由詩110-11-2
ぼくは夜を抱きしめる- 吉岡ペペ ...自由詩610-11-2
こんや宇宙の降るへやに- 吉岡ペペ ...自由詩310-10-11
帰る場所- 吉岡ペペ ...自由詩1610-9-20
すこしあるこうか(3)- 吉岡ペペ ...自由詩610-9-19
すこしあるこうか(2)- 吉岡ペペ ...自由詩710-9-19
貝殻のおんな- 吉岡ペペ ...自由詩410-9-6
流れ星- 吉岡ペペ ...自由詩510-9-3
誓い- 吉岡ペペ ...自由詩510-9-2
花のゆくえ- 吉岡ペペ ...自由詩210-8-29
星座たち- 吉岡ペペ ...自由詩610-8-17
午前1時23分- 吉岡ペペ ...自由詩12+*10-8-16
夏休みの思い出- 吉岡ペペ ...自由詩510-8-15
部屋- 吉岡ペペ ...自由詩310-8-14
たましいのつゆだく- 吉岡ペペ ...自由詩1110-8-11
何十億かいめのスペクタクル- 吉岡ペペ ...自由詩610-8-10
おんなについて- 吉岡ペペ ...自由詩1610-8-4
にどめの死- 吉岡ペペ ...自由詩910-7-3

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する