一枚の紙の軽さを想う
一冊の本の紙の重さを想う
数冊の本の紙の重さをさらに想う
いつしか私自身の重さを軽々と超えていく


一枚の紙の厚みの薄さを想う
一冊の本の束ねられた紙の背表紙の厚 ....
連れられて来て
放たれて

追いかけられて
追いかけられて

すくわれて

入れられ

揺すられ
揺すられて

閉じ込められ
名前を付けられ

見つめられ
見つめられ ....
昨日という忘れ物を探して僕は行く先を見失ってしまった 。

みつからない理由が思い出されるのは砂浜かも知れないと海へ向かう 。

干からびた岩場の上に白い鷺は羽を休め、若い母と子が浜辺で ....
まいにち、テレパシーをとばしている

とどいたのかなぁ
今日は雨だけど ・・・


れんちゃんにとって
六月はもう、真夏とおなじだった
朝から暑くてたまらないみたい
ひんやりつめたい ....
やっと今日の仕事が終わった



選び間違えた 水の様なアイスコーヒーを飲み干して外へ出る


工場の騒音のなかで暮らしていると帰る頃には
虫の音なのか 耳鳴りなのか全く区別がつか ....
秋鮭でバーニャカウダのスパゲティ   西瓜の種をどこに飛ばそうが、自由だった。
  あの頃は、どうでもよいことなど一つもなかった。

   電信柱が眩しく そそり立っていた。

     *

    下水処理場を通り過 ....
{画像=120921223131.jpg}


遠くに星が見えているように
人には遠く目指すものがあるのだと
その男は言った
目は漆黒の闇の奥の奥の
遠い輝きを見詰めていた



 ....
霧の深い夜が沈む僕を抱いていた
月は狂いそうに
白く美しいままだ
君は濡れた世界を
碧く淑やかな瞳で燃やしていた

鳥達も眠りについたばかり
誰も知らない僕等の夜だ
月は暫く眼を伏せる ....
【白山羊さんからのお手紙は お歌でした】

うそみたいに お日さんが 輝いて
こんな風に ひかりが満ちると
にこやかな音楽の先生のタクトの間の
まるくて すくない言葉を合図に
あな ....
礼を尽くして
空き缶をいただく
あなたの日々は
わたしの知らないところで
正々堂々
みずからの命と向き合っている

早朝
髪をかき乱し
欠伸をしながら外に出る
籠にあふれるビールの ....
あーさー
起きてウナギが足元でぬめってる
ウサギが洗面所で顔を洗ってる 笑ってる
トイレに先入られる
ウサギ待ち





 聞こえるのは日付と曜日
 それもよくわからない ....
輪郭をなぞると見た目より長くなる

そんな事を思った
空のピアノを見ましたか

ほら・・、
二重橋のような、おおきな虹のことです

ト音記号と、ヘ音記号のついた
おおきな、虹
ドは、どこにあるのかなって
迷いませんか

ふしぎなことに ....
いわれの無い 悲しみは
こどもの頃の 押入れの匂いがするから
布団のすきまに押しこんだ
この目は きっと赤

ともだち
と いう響きの電話の声が
「いまから 出かけない?」と ....
市場の朝は早い
そこには人間の胃袋を満たすという生の根源に直結した欲望の匂いと独特のエネルギーがある

狩人が獲物を担いで去ったあとに残された空間は
歯の抜けた老人の
ように
手持ちぶさたの待ち人顔な ....
インド人形ってなに?
それを今から検証していこうと思います
一緒についてきてくださいね、はい
黒板を見てください



その時校庭では三組の女子、エリコさんが
両足をがっしりと開き腰を ....
渡る世間にエロ また新しい朝をもらって

水をやりすぎても花は枯れ
日照り続きでも花は枯れる

足跡を残すために砂浜はあり
足跡を消すために波が追いかけてくる

有る ということについて
猫の前足の ....
いちをかぞえて
かぞえきれることに
挑戦した
馬鹿ども

天才か天災か
預かり知らぬ
みちを
たがやし
かぞえる
たねつぶ

わらうそら
いくつかも
しらぬのに
おいた
 ....
折り畳み傘の畳み方には コツがあって
器用ではないのに私は そこは 得意で
自慢するほどでもないことが一番素敵で

端麗に畳まれた造花の朝顔を傘だと指差した指が
私の人差し指をちいさ ....
わたしM子
様々な姿を見せるけど
青空は一番好き
実は八等身でフリーのモデル
いま就活中だけど、自尊心だけは高いのよね 。
試しに一時間だけプラカード下げて立っていたら(ほらほら) ....
エラーなら
イレイザ
消せばいいの
ケイイを踏み越えた
180℃のオーブンで
焼かれるなら
美味しいネタも
墨を塗られて
永遠になるって
言うけど
冷蔵庫で
忘れ去られる運命 ....
         作詞 花 水子
         作曲 奥座敷まこと
         歌  キャシー芭菜々田
 赤ちゃん列車


あゝ、カンテラもなく黎明の
生ぐさ暗きトンネルを
 ....
まだ恋の列車に乗ってすらいない改札口をくぐったところ つらいかというと
そうでもない

{ルビ楽=らく}かというと
そんなことはない

不思議な感覚だ
君と喧嘩した後は
いつも 気持ちが宙づりになったような
下に広がっているのは 蒼く薄 ....
人間も焼けば油が出るわねと腹まわりさする君のしこ名は

妻曰く健診は品質管理の第一歩

ラブレター誤字と誤解は付き物か

懲らしめに柱に吊るした藁人形なれてみればチョット可愛い

五 ....
今夜は 里芋と蛍イカの含め煮にとか いいながら 
包丁をおろされて ちょいとキレテちまって
↑やじるし うしなったけど 気にしない

おいらは ついこのあいだまで
竜宮城にいたんだぜ ....
グレイの空が
煌かせた子供の心を集めて
グレイの空が 太陽に呼ばれている
煌かせた無垢の子供が
グレイの空のカーテンを明ける

 旅立ちの出迎えにふさわしく
 灰色の白黒つかずの動機を孤 ....
男が立ちはだかった時
お前に立ちはだかった時
そいつは もう死んでいた
お前が生き続ける限り
それは不変の法則だった


ビリー
お前は撃った
沈黙を破るため
そして人はお前を 英 ....
一 二さんのおすすめリスト(415)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
紙の民- そらの珊 ...自由詩17*12-9-28
金魚の命- 夏美かを ...自由詩26*12-9-28
&_bottle- アラガイ ...自由詩14*12-9-26
ぼくのテレパシー_2010- たま自由詩29*12-9-26
駐車場の月- ぎへいじ自由詩13*12-9-26
秋鮭でバーニャカウダのスパゲティ- 北大路京 ...俳句412-9-25
夏と私_Ⅲ- 空丸ゆら ...自由詩1512-9-21
遠くに見えるもの_/__わたしはいつまでも分らないのだった- beebee自由詩28*12-9-20
僕の夜- 智鶴自由詩412-9-20
白山羊さんからのお手紙は_お歌でした- るるりら自由詩22*12-9-19
むきあう人- 乾 加津 ...自由詩24*12-9-15
_ソナタ_(ヨルノRemix_Ver.)- ヨルノテ ...自由詩512-9-14
ポエム- 自由詩11*12-9-14
空のピアノ- たま自由詩30+*12-9-13
つじつまの虹- るるりら自由詩24+*12-9-12
市場にて- 梅昆布茶携帯写真+ ...1512-7-10
告白- まきしむ散文(批評 ...312-7-9
渡る世間にエロ- 北大路京 ...俳句8*12-7-8
初夏の雫- 空丸ゆら ...自由詩27+12-7-8
count(er)- ブルーベ ...自由詩1*12-7-7
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婚活なし就活中- アラガイ ...自由詩9+*12-6-27
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演歌のニーズを探る_2- salco自由詩11*12-5-15
「駅」_短歌de胸キュン- 北大路京 ...短歌14*12-5-14
けんかのあとで- まーつん自由詩5*12-5-8
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今夜は_脱力がアップのリズム- るるりら携帯写真+ ...8*12-4-28
高嶺のグレイ- 朝焼彩茜 ...自由詩6*12-4-23
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