あんたぁ ちょっとぉ みかけに よらない 日本一のくるくるぱぁー
ってなぁ
あほぉいうたひとがあほぉなんですぅ、あほぉ
{引用=早馬と女}
南の国から女がやって来たのはそれから十日も経った頃だった。
早馬は本当だったが陸続きではなかったので、元侍医長が旅程から若干
の紺碧と波頭を割愛したのは、恐懼のあまり ....
iphoneをさわる君の
ピンクのマニキュア
しろい指
左手でiphoneを持ちながら
右手の人差し指で
慣れないフリック入力
地図をつまんで大きくする
つまんで大きくする
大 ....
ストロベリーとカスタード
生クリームにマスカルポーネ
いちばんカラダが甘くておいしい
スペクタキュラス、インテグラル
五反田のペントハウスでクンニリングス
ゴーヂャスに裏さびれたお肉の宴
....
ひとり酒は 心をさます
今宵だけ つきあってあげる
あたいの温もり すこしあげる
星もなく
ふあんに耐えかね
肩にくいこむ夜をおろすと
知らない山のほうから遠吠えがきこえる
呼んでいる
/存在(たいしょう)ではない たしかに
よばれている
脳天から電光石火よびさまされ ....
うちが一度は惚れたあんたや
男やったら一生守ってみせて
彼女は、うちのダチやから
フォルム
カント・フロイト・エピキュロス
それは遅れてやって来る口唇期
いや十数年を隔てて再発現する恣意的口唇期
恋人達はみなジークムント・フロイトの愛弟子
今や心理学では眉を吊り上げ ....
{ルビ永久=とこしえ}の春の国 霊魂
永久の国が空にある 森をさ迷う恋人よ
雲雀の嬉しげな 安らう時を知らぬのか
姿無い囀りの遥かな高みに 湖水に休む月影を
....
あんたはカスカス
うちはスカスカ
ふたりそろおて、ほな、さいなら
授業中にゴムで髪を縛っているとき
授業中に口をタオルで押さえてるとき
その瞬間だけまさに君だ 震えるくらいキュートで
最高の君さ イェイ!
スティッチのボールペン…
花柄のペンケース…
....
――知っていただろうが、
銀のフォークに刺したその柔らかな一切れが
まだ焼かれるまえには紅く鮮血が滴っていたのを
そして屠られるまえに荒く息をし、
「お願い、どうかやめて!」と叫んだのを ....
判事の手から落ちたりガラス粉
森の極みに眠る彼の父
鳥の尾の翻る間に雲変わりぬ
雲の語りは地に届かじ
ミートパイ裂けり三角四角にて
暗き食卓咳き込む母親
忘れられた僕忘れ ....
チリンリン、と揺らめく風鈴
遊び場の向こう側は忙しなく
夢から覚めてしまったような淡い切なさが
心ここに在らずと渦巻いた
雲は黒く立ち往生
夕立は期待はずれ、流れ落ちた蜃気楼は
次 ....
また愛を怠って
また後悔などして
わたしは、いまだ愚かです
夜の海へ飛び込んだように
目の前の景色が滲んでいる
零れ落ちてゆく星を見上げれば
私はこんなにも小さい
打ち上げられた空き缶と海藻
錆に絡まる濃い色合いが生々しくて
気づけば思いき ....
空に月が照っている
世界はじぶんのこころだ
失意のとき
目に映るものたちが
励ましを感じさせてくれるなら
微笑んでいてくれるなら
きみの町にいま月は燃えているか
....
思い出の扉は
天瓜粉
慈愛に満ちた、そんな日々
あのひとにあって
あなたにない
わたしは、欲張り
公園でタバコをくゆらせていると
大胆不敵な白いヤツがやってくる
ニャンと甘えた声で
*平成22年3月 詩集「十二色入り」より
シャネルの前にはいつものように孤独な乙女が
「私の志集」を薄い胸の前に掲げて佇立している
思えば20年以上前から立っているけどリレー制なのだろうか
夢多き若気の士心は1部300円というのに誰も買 ....
若)まろがふたり でそろった!
いまからね、バチバチッと
かっこいいとこ見せあうからね
その間に 逃げるんだよ
面白そうだからって見ていて ....
何が出来るの
何かが救われるの
繋がって痛いなんて
浅はか
聞いて
聞いて
効いて
眼中になくても
監視されても
生きていけない
....
夢にまたあれがでてきた
あれいらいだ
シンゴが洞窟を持ってしまったのは
女の子との別れならいくつも経験していた
それまで好きで別れたことなどなかった
そんなお人よしではなかった
連絡を ....
羅漢頭をペコリと叩きゃ 大人の漫画の声がする
1998.04.07. YIB01036 Tamami Moegi.
....
ぴん と張った
木枠の布に
ぷすりぷすり
と
針を刺す
あなたが
毛立て器で撫でる糸面は
決して
綺麗にぼかされることは無く
千切れた
刺繍糸と
毛羽立 ....
わたしたち たぶん
ふたりとも
相手のひくつさを感じるところに
身を置くことが ....
ここは
とうめいな
牢獄の中
交差点を 行き交う人々は
誰も
ビー玉のなかの 僕に
気づくことはない
声を嗄らして 叫んでも
誰の耳にも届くことはない
つぶやくように 生 ....
切れるのではと、怯えるより
切れたら、繕えばいいと
わたしは、そのつもりだ
この際、生理や物理なんて
大人のお伽は邪魔だ
畳の上に、
ヨーヨーなんかとぶん投げて置くさ。
柔らかなまま
君のおちんちんを引っぱって引っぱって
電車に乗って、新宿で乗り換えて
上野動物 ....
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