資格があるとか
ないとか
そんなこと、ほんとうはだれにもわからないもの。
 
あたしはやっぱり、じぶんがいちばんなにんげんで
まだまだ、他人のために生きるなんてこと考えられもしない ....
 少女の胸をノックする
 自分の胸をノックする
 聞こえるのは日付と曜日
 それもよくわからない

 18月緑曜日
 25月五目曜日
 116月アイロン曜日

 (太陽ふ ....
そゑ、忍び
常に陰ながら
輝き、

、憧れ
常にさり気無く
包み込む

月光の完結

けれど、真っすぐで
温かさを忘れない
そんな

向月葵のような花に
私はなりたい
梅雨明けを待たずに
梅雨が明けてからも
炎天あとでの涙雷はうれしい
雨はもちろん降ったりやんだり

井戸の中の25mプール
水蒸気の世界樹が立ち昇る
嵐の神の雷雲マドラー
垂直さ地球新 ....
 
 
夜空を見上げると
あの人が
瞬いている

あの頃の輝きで
あの頃の若さのままで
バスを待っている

今はもう
どこにもいない
あの人が
今もそこで
待っている
  ....
         
  首ったけになれば、
  その首は討たれる。

  今も昔も世の中は、首だらけ。
  首だけでは、痛みは、感じない。



  本来、胸の奥にあるべき ....
「人口は不明です」

 様々な色の傷痕や
 様々な味の妄想が
 都市を形成しているようです


「面積も不明です」

 小豆粒大〜ピンポン玉大
 三流私大〜夜郎自大
 等身大 ....
あなたを諦める準備を
ちゃくちゃくと進めていますわたし
ひとりで呼吸できるように
震えがとまらない夜に しがみつくための毛布を縫ったりして

すきだけで一緒にいて
思い合うことで優しくしあ ....
カミナリが鳴ると

暗いお外は夕立のおと

リビングのテレビは

昭和四十年代の時代劇

はんぶんに切ったメロンを薄い皮にして

セブンスターの吸い殻をそのなかに捨てた

暗い ....
貴方の胸のときめきを

(揺れて終わりを告げるから)

乳首の先で転がして

(ネコの肉球ヒタヒタと)

雨がシトシト降る晩に

(局部に燃える陽だまりに)

昨日の夢の遥かな ....
 
 
なぜ空は
わたしを見てるの

言葉なくして
命に
なりたいみたいね

なぜわたしは
空を見てるの

言葉だけで
空が
あるみたいね

あんなに美しく
見えるか ....
「マリー、おれそろそろ出て行くよ」

気ままにメロドラマに感動して
勘当と父に告げられ

もう会うこともない

おれを裏切り 救済しなかったファムファタール
ディスチャージやジョー ....
ねぇ、そのまま。
目を覚まさないで聞いて。

あたしたぶんきっと、
きみのことが、
だいすき。

いつも軽く言ってるけど
本当は無駄に動揺してる
気づいてないでしょ?

たぶんも ....
透明な
液体入りのアンプルの
それが真水か海水か
確かめ方がありまして

かしょかしょ少し振ってみて
泡立つようなら海水です
塩類はじめ金もウランも
物質全種が溶けています

命の ....
神秘的で攻撃的

アマーイ誘惑の音色

神聖で荒々しい

アペラとエスニック

波紋のように反芻される音楽

揺れ、溢れるその感情

そしてピリオード・残心


おだやか ....
パーティーは終わらない、軋んだ花で飾られた戦車に、飛び乗るなら、凍るような白い朝にしよう、クラッカーを買ってこよう、庭を壊そう、一緒に歌ってみようよ、晴れ渡った北半球の芝生に、横たわろう、星型 .... このはなの昨夜の花はあすか川
小石をなげるいつの春にも


 告白のなよなよのことてふのごと
 やぶれかぶれにはるに千切れて

 灰皿に蛍の如く腐女子たち
 ヤニの甘さの水をうるかも
 ....
画面の中で空が暗くなった

夜になればいつでも空は光をなくす、と画面のこっちで僕は嘯いた

現実味のない画面越しでの疑似体験
興味がもてぬ大騒ぎ

なにが楽しい?

きっと太陽と月は ....
夏休みに、セミの木に
お願いをしに行きました

明日は晴れますように

残念、
今日は雨だから、難しいかもね
セミが答えました

今度は、お願い叶えてね
今度は、お願い聞いてあげる ....
少し 暗くなると
蝉の声は木の幹に吸い込まれてしまった
真昼の空は夕暮れの顔をして
いきものを迷わせている

雲の隙間
乱れ飛んでいる鳥たちの向こう

太陽は何処までも陽であった
光 ....
 白くもないぼくの首を 黒くもない少年の手で絞められた音は 霧のように散布した

 青くもないぼくの眼を 赤くもない少女の靴で踏みつけられた味は 露のように甘かった





(メー ....
わたしの名前を呼んで。

わたしをあなたで確認させて。

あなたに名前を呼んでもらいたいの。

呼んで。呼んで。呼んで。

空が落ちてくる前に。
ほしぞらみたいに黙っていたら
追憶が加速していった
メリーゴーランドは架空の天気をかかげていた
7月15日は存在すらしなかった
とてもしずかに追い越されたニュートラル

 ....
あなたに会うこと

あなたと話すこと

あなたに笑いかけること

あなたの笑顔が好きだから

いつも笑っていてほしいから
「心地よく秘密めいた場所」で
「口に出せない習慣、奇妙な行為」に耽る君たち

ナメクジよ
ふるさとにお帰り
かたつむらないカタツムリ

「去りにし日々、今ひとたびの幻」のスローガラス
 ....
きみは東京という街にやってきて 
やがてセンスを身につけるだろう 

流行りの服を身に纏い 
流行りの帽子をかぶり 
そして 
流行りの店で可愛娘ちゃんと食事する 

しかしだな 
 ....
始まりの前の闇
映画はすでに
始まっている
フィルムが
回る前の
見えない
時間が
闇を
生き生きとさせる
次々と
現れては消え
記憶にすら
残せない
微かな痕跡が
薄く折 ....
愛よ


おまえは道端の石ころみたいに
でしゃばりもせず佇んでいる



それは
太陽の光をたくさん吸い込んだ布団
使い古して先の曲がった万年筆
おどけた瞳を持った豚の貯金箱
 ....
青い葉の露に溶け込み
雫は森を敲いている

朽ちた葉に 土に
滲み込んでいく
潤している

横たわっていると
流れる水の
奏でる音の中に
このまま流れていってしまいそうだ

私 ....
 正解を探す
 生まれてこの方
 テストも マナーも ルールさえ
 正解を探した
 僕は探す
 僕が生きていいと自分で言える
 生き方の正解を探す
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