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この 景色
この 道
この かおり
あなたの 笑顔
あなたの あたたかさ
ひとつ ひとつ
最後を迎えてゆく
きっと 二度と帰ることない時間
....
夜が終わる前に
銀河がサイクロンになって
いらない文字を吸いとりに来る
(サクラ、サクラ、琴のおと)
貼りついてしまったものを
ひとつひとつ
はがしてみれば
どれも忘れがたいもの
けれ ....
ドロップスをあげよう。
両手一杯抱えていても
欲しいものを1つだけ。
大切に大切に噛み締めて欲しいから
手にしたものを1つだけ。
新しい日々を彩る桜並木のピーチ
まだかまだ ....
涙は流れ続けた
僕らの頬や
そうでないところを
やがて涙が川になると
一人の少年を飲み込んだ
凍える夜の川底から
母さんを呼び続けていた
僕らの知らないところから
悲しいニ ....
心には
降りしきる夜のイメージ
いつものことだけど
黄色い笑い声
まだなお きみは白く やわらかく
ぼくには 敵いそうにはない
散らかった部屋が語ってい ....
心がザワついて言葉にならない
ノイズ
情動はまだカタチにならなくて
いやカタチにすると
自分が惨めになりそうだから
カタチにしないのかもしれない無意識に
思わぬ出会い
僕は少し離 ....
春眠の枕もとに 暁は詩を覚えず
花はいよいよ爛漫
スモモの愛らしさ
ライラックの芳しさ
春風の便りが運んできた
あの人に恋人ができたみたい
女ざかりの湖に
三日月をぷかぷ ....
みさいる
飛んでく
どこまでも
みさいる
飛んでく
いつまでも
爆発なんて
忘れたよ
墜落なんて
知らないよ
みさいる
飛んでく
いくらでも
みさいる ....
顔のぼやけた数人を認めないことで
自分の価値をあげようとしてる
仮面ばかりが豪奢になったこの星で
どうして素顔を人に受け入れてもらえるなんて
思うの。
君がつむいだ言葉と嘘 ....
呼吸は細く、長く
ゆっくりと繰り返す
名前もないような草がざくざくとしげり
時折ぽつぽつと色が見える
それは例えば蓮華草であったり
ぽこぽことしたシロツメクサであったり
小さく眩しい菜 ....
神に捧げる慰めの唄
悪魔がつかさどる哀しみの歌
天使が身にまとう憐れみの唱
地球が歌う亡びの詩
そしてせかいはうたでみちて
君の声が聴こえない
恋歌に憧れていた僕は
物語に紛れ込みたかった
ある日、ふと気付く
僕は目になりたいのだ
彼らを眺め続ける透明な視点
春が来て
僕はあなたに恋をした
立っているだけで精一杯
好き ....
人は道を歩みながら
その道を選んでいく
人は道を歩みながら
その道を固めていく
人は道を歩みながら
その道を狭めていく
人は道を歩みながら
その道の果てを臨む
鮮やかな 情景を描く若者は
何も言わずに そっと耳を貸してくれた
この 年老いた私の言うことを
一言も 漏らさずに
腐敗した 私の考えと 行動に
悔いて 病んで 自分 ....
黄色のひかりがぶれる部屋で、
わたしは
左足で眠るかさぶたからゆくらゆくら
透明?
に、なりつつ
もう、なくなった筈の
/もしくは、見えないだけかもしれない
水掻きに脈を聞く。 ....
やると、やりすぎる
やらないと、やらなすぎる
めちゃくちゃで、ハイな感じで、片目つむって疾走しているとぼんやりと見える絶景、に見とれて踏み外した先は真っ黒な水の中、は、這い上がるのに時 ....
生きてるふりをするから
たくさん汗をかく
汗をかいたら洗濯するから
それ以外に選択できない私たちは
命の匂いを消し去って
また生きてるふりをする
たくさん汗をかく
海のような ....
腐る手のひら見続けているだけ
糧すら奪われそうっつーのも見ているだけ
食わずも飲まずも飽きるものか
繰言の嘘が我が身を焦がす
言わずつれづれもどこ吹く風か
求めた喜びの熟れの果て 憂さ晴 ....
上ってきた階段は
そこで途切れていたけれど
僕らはもっと
上らなければならないので
一段ずつ階段を
作らなければならなかった
家に帰れば
君も一段作り終えてる
翌朝には ....
私は書こう
書かれた頭に踊るだろうか、文字に
わからないけれど
ここに今、書こう
私が書くときを
さようならと書こう
書いていたことを
頭で書こう
どうか文字に気を付けて ....
そう遠くない未来に
目に見える灯火は全て緑になる
輪郭の曖昧な緑の灯が
平板な空の下に溢れるはず
だらだらと続くゆるい坂道を
駆け上って溜息を
ひとつ
つくと
緑の霞がかかった町が ....
何故君の手のひらは
綺麗で
広くて
女の子みたいに
冷たいんでしょう?
わたしの手のひらは
ぼこぼこで
小さくて
いつでも熱くて
どこか湿っぽいです
だから
その
....
泣かない人は泣かないように努める
泣けない人は知らずに脆くなる
泣いた分の涙が
傷ついた心や体を洗い流してくれるのなら
どうか
どうか潤っていてほしい
転びそうで
転ばない
中心があるから
回ってすり抜ける
人生は綱渡り
人生はバクチ
証拠なんてない
証明なんてない
ただ信じるだけ
やるかやらないか
下手でもいい。
完璧 ....
天国から地獄への階段を下っていく
さっきそこで殺気で満ちていました
拝んださきにいるのは
理想を掲げたぼんくら
重たい鎌をぶら下げて華麗に
現れたの死神さま
....
円満がいい
さいきんやっとそう思えてきた
円は点のあつまりだ
円に接線をいっぽんひく
接点の
両となりの点は
その接点より引っ込んでいる
しかし
この三 ....
三月も終わりになって
コンビニの
半額ワゴンの
売れ残りホワイトデークッキーを
買ってくれた人がいたのでした
酪農王国デンマーク製
という触れ込みのちっちゃな一包み
ああでも、デ ....
{引用=
リボンを結んだ箱の中
スカート脱いで眠ってたの
雨の日 染み出た水滴に
混じっていたのはアイラブユー
それは秘密
甘噛みして
すこしだけ涙が出たり
熱い吐息が漏れ出たり
....
こころが
すけて しまえばいい
こころが すけて
どこまでも
ひろがって
うみのうえの
空 に かえる
しんでしまう ほど
すきとおって しまえば
いい
{引用=
わた ....
子犬はふくふくと温かかった
抱くのに心地よい重さだった
ゆっくりと地べたに子犬を置いて
あたしは
5階まで全速力で階段を駆け上がった
息を弾ませながら窓の下をのぞくと
子犬はきょとんと座っ ....
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