でこぼこ道

急な坂道

獣道

歩きにくい道を
根気よく進む

挫けずに前へ
少しだけ前よりも大人びたキミの声

ぎこちなかった再会に

穴埋めをするかのように
キミの心を探して

やっと手を繋げたような気がした


あの日なみだぐんだのは

い ....
自販機の過半数が「つめたい」に 昨日で冬は終わったんだね 振り上げた
右手で
雲を蹴散らせて
光りを掴む
あなたに
列車に揺られるあいだに、季節がかわっていく
時間がすべてを解決するって、
あの日誰かに教えたのは、わたしだった
窓からずっと離れた場所に、夏緑樹林が広がっている



重なりには、かなら ....
ほ     {引用=すこしゆるむさま}ほっ    {引用=もっとゆるむさま}
ほう    {引用=すこしのびるさま}ほうほう  {引用=もっとのびるさま}
ほ ほうー {引用=かなりのびるさま}
 ....
百年が新たに年を刻む時
         僕らは始めの大人になった
昨夜、遺伝子と数回にわたって交合したけれど
最後まで、ぼくが触れたのは
ぼく自身の器官だけであったので、
結局のところ どんな言葉でも形容できない



感性や知性を、すべて破壊したい
 ....
すっかり生ぬるくなったビールの向こうに
睡蓮の花が物憂げな顔で座っている
白い陶器の肌が青ざめて
透き通った光沢を放っている

その清楚な肌に触れることを許した
借金まみれの男の手が離れそ ....
雲ひかる
野をおおびらに歩けたら
大きな帽子 風にうねらせて

    ☆

群青の森の水際
樹を裂{ルビ=くだ}く 堅いまるめろ
栗のモザイク

    ☆

口笛に すゞめ ....
まっ白に

なりたくて

涙で

青くて

なれなくて

近づくことさえも

できなくて

ただ

ただ

溢れて

あの花の
わらった顔

思い ....
朝十時二十五分の職場にて憂鬱な春なに想う春

哀しみはもう青空に投げ棄てたなんにも知らない顔して快晴
春になったばかりの頃
白い帽子を追いかけて
春風の中を駆けて行った

草原の若い草からは
真新しい緑の匂い
南の方からは
温かい日差しがさして来る
空が青くて
眩しくて見れない

 ....
美しさは
人見知りするのだろうか
いつもつつましい
声をかけられるまで
犬小屋でかくれんぼしている

驚きは
宇宙人なのだろうか
いつも未知との遭遇で
出会ったと思えば
突然消えて ....
出会いがあるから

歌が書ける

描ける

感じれる

ひどく
傷付いて
消えたくなって
しまったら

泣けばいい

苦い
想いを

ひたすら

流せば ....
A:およそ名前というものには実体がない。
 ぼくらの有限の時間の中で、やって来るものに対し投げつけられるのは、小間切れの仮の名であって、真実の名前は、去ったあとで、はじめて附けられる。だから、いつも ....
初めて恋をした。それは今から8年前の秋のこと。
私の初めて好きになった人は、友達の恋人だった。

その人がある日突然、言った。「お前の方が好きになっちゃった」
彼は私に生まれて初めてのキスをく ....
昨日が、夜の中で解体されていく



肉体だけを、濡れた風がばらばらにして
過ぎ去り、それでもまだ鼓動は 宿る



わたしが必要としているものは
わたしの内部の、底辺にあって
 ....
どうしようもなく淋しい

だから、
今夜も寝てしまおう


電源を消して
寝てしまおう


鳴るわけないと
納得できる状態で


『オヤスミナサイ』


きみが帰ってこないあの日から
砂時計の砂はさかさまにこぼれて、こぼれて、
しだいに、ちいさな子供になってしまう、夜
遠くで、つぶやくきみの言葉が、わたしの名前だといい


そんなふうにして ....
半蔵門って何処だ
紫の帯の地下鉄が開通したとき
まず思ったのはそのことだった

銀座/丸の内/日比谷/東西/千代田/有楽町

方角を示す東西以外の路線名は
東京近郊で産まれ育った僕でも
 ....
空は
広いから

協力して
いっしょに

塗ろう

白く

青く

もっと


広く





















 ....
手に荷物がいっぱいで
傘をさすことが出来ない君
身体(カラダ)打つ雨は冷たくて
頬伝う雫は涙と交じる

差し伸べられた傘もいらないと拒否をして

君は独りでどこへ向かうの

身体打 ....
緑あふれた
かの沼地には
蓮の花が咲き誇り
緑あふれた
かの沼地には
ホテイアオイの紫色の花々が
咲き誇りすぎ
黄金色の魚体が
ぐらり揺らげば
緑あふれる隙間で
透き通っていたはず ....
しょうがない
もともと空間は歪んでいるんだから
認識しようとしても果てがない

今日は自転車で
Book offに行ったら
つぶれていた
しょうがない

と思ったら
妻に聞くと
 ....
聞く耳を持っている人が居たら
聞いて欲しい
悲しみがサラサラ
サラサラ流れていく
流れは堰き止めても
堰き止めても
あふれ流れる
どこまで
流れるんだろう
いつまで
流れるんだろう ....
今日は好き明日のことは明日聞いて

そばにいて うんと言えないあなたは優しい

捨てられたタバコの空き箱思いを馳せる

ネックレスわざと忘れたわけではないけど

サッカーに嫉妬していた ....
冬雨吟

誰知凍蝶愁
誰解盲猫夢
夜雨両心寒
酔吟同苦痛


冬の雨に吟ず

誰が知る凍蝶の愁ひ
誰が解く盲猫の夢
夜雨 両心寒からん
酔吟 苦痛を同じうす


冬の雨 ....
{引用=在上越国境嶺上観望越後而詠。}
(長歌)
くにざかひ オキの石根{ルビ=いはね}に
なづみ立ち ふりさけ見れば
たたなづく 越{ルビ=こし}の嶺{ルビ=ね}らは
雪被{ルビ=かづ}き ....
こんなにも

心が翻弄されるのは

貴方の言葉だから
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