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柔らかな夜の狭間が示すのはひと時だけの幸せな夢
夏の夜の触れた身体の{ルビ一片=ひとひら}に震えた心はあの日のまま
ひらひらと光の粉と誘惑の扉が開く午後三時半
現実を避けているから私には恋の予感も感じ取れない
スコールの様に涙を降らせても割れた心は満たせないのに
夕立を導くような雷が胸に落ちれば愛に ....
幸せな過去の時間を戻せたら今の未来も許してあげて
100通のメールで朝が始まった普通の日々は幻となり
自由さへ求められない社会だと衝きつけられた「お疲れ様」
君の名を間違える人も居るのだと初めて知る月曜の朝
永遠は在るかもしれないと少しだけ信じそうな火曜日の昼
週末の約束さえも複雑な迷路に落とした水曜の夜
明日が来て世界は ....
自販機の過半数が「つめたい」に 昨日で冬は終わったんだね
百年が新たに年を刻む時
僕らは始めの大人になった
お金があること?
美しいこと?
そうじゃない
手を広げて
顔を上げて
蒼い空に微笑んでみて
どんな姿でも
生きているだけで
倖せ
生まれた奇跡を
いつの間にか忘れて ....
貴方のことが好きだから
貴方と比べてしまいます
貴方はこうだった
ああだった
似ている
違う
私にとって
貴方が一番
でも
私が知っているのは
あの時の貴方
過去の貴 ....