幸せな過去の時間を戻せたら今の未来も許してあげて 昔 大きな戦いがあり
そのせいで手首の骨が曲がったままついている
と祖父が言う
痛かった?
そりゃ痛いよ
(おじいちゃん人を殺したの?)
とは聞けない
昔 大きな戦いがあり
みな人を殺 ....
僕は不器用だから。

君に近づこうとしているのに、君が離れていくのが解るから。


もう、どうしようもなくて。

自分の力ではどうにもできないと、決めつけて、諦めて。


僕は、閉 ....
あさとよる
うみとそら


砂浜は境界線
ふたつでひとつ
よせてかえして
あいまいに笑ってる


目はふたっつ
耳はふたっつ


瞬きのためいき
ふたつでひとつ
すってはいて
風が遠くを ....
からりからりと晴れた空


君は何を思うのだろう


溜まった洗濯物は風が揺らし


休日の私は君に揺らされる


いっそのこと


忘れてしまえば良いのに


忘 ....
母さんに褒めてほしくて。父さんに褒めてほしくて。演じるイイコ…




よく似てる。よく似てる。って言わないで。
アタシハアタシ。
あたしだけ見て…




幸せよ。あなたの胸 ....
レトロな花柄ワンピースに
包まれたあたしが踊るのは
腹黒のワルツ

赤いハイヒール三拍子に乗っかって
追い詰められていく
逃げ場のないダンスフロア
遮るものは何もないのに
 ....
毎日を
流していこう

昨日を残して
汚さないように

小さな傷は
気にしない

ピカピカに輝く
明日のために
電車はもう乗り終えた
飴の袋もからっぽ
歩き出す
足元の道はごつごつしている
日の光は花や木にばかり当たっている
ような気がする
水が飲みたい
と思った矢先に
湧き水の立て札
山深く ....
どこから始めようかと
腰に手を当てて考える

片付かない過去と
まだ空っぽの未来

どうにでもなる
なんとでもなる

自分のことは自分で決める
汚れた顔を拭いながらでも
里に寄せる
風向きの奏ず



羽二重と蕾む
鬱金香の艶やかに


絹擦れの音、軽く


君、聴こゆるか
ありがとう。って言葉


本当に不思議で

それだけで

一瞬で





潤う

嬉しい涙も

悲しい涙も

切ない涙も

やさしく包み込んで
 ....
リンゴが手に取られて

そのままではいられないのか
とふと考える

ずっと木にぶらさがり
太陽を浴びる人生と思っていたら

収穫されて市場に出荷され
知らない場所へ運び込まれ

 ....
花がいままさに
ひらかれようとしていて
うたが人知れず
うたわれていても

読みかけの本の
頁がひらかれて
そのつづきが
つづかれてある言葉が
読まれようとしていても

なおもひ ....
気付いていなかった

守られていること
包まれていること
てのひらにいること

振動を感じて見上げると
電線で翼を動かす雀
池の鯉は大きく跳ねて
しぶきをきらきらと飛ばす

特別 ....
サーカスのピエロが
玉乗りをしているような

安定しない足元を懸命に
バランスを取りながら問う

上手く乗れていますか

泣きそうな顔で
周りを見渡すと

拍手が返ってくるから
 ....
{引用=嬰子の褥


闇のひとつ奥に蠢動する白光体がたしかにあった
血に焼かれた嬰子が視えない手のひらに止まって
私の身体に続いている
いやへその緒はぜんまい状に闇に溶けて
それはもうわ ....
毎日同じ時間に起きて
同じ道をたどり
同じ席につく
そして
退屈な時間が流れだす
ここは私の場所であって
私の場所ではない

晴れた日には知らない道を歩きたい
見たことのない景色に胸 ....
つのる程に薫る
零れるばかりの

想いを


薄紫の言伝と束ねて


静けさの陽光を
通りすぎる風に
誰かの
囁き声を聴いたような



只々、
木漏れ日のベンチより滑り落つのは




枝垂 ....
橋から眺める桃色の桜の道も


光を揺らす透き通る青い緑たちも


隙間なく滴る薄い藤も


きらきらと跳ね返る川の音も


さわさわと奏でる薄い紺色の空も


君に見せ ....
浴槽で
あかい金魚が泳いでる
と思ったら、
自分のちでした。

ハローハロー。今月もよろしくね。
いててて。
時計が再生を告げれば
僕の水色の時刻





アロマに誘われ



青くもなく青い湖の欠片に魚のように浮かんで
見えない傷を癒すのだ




?僕の符号と誰かの記号で ....
一針
また一針
言葉の
日向と日陰を
縫い合わせる

一針
また一針
自分の
頂点と底辺を
縫い合わせる

ときどき痛くて
たびたびくすぐったくて
ちょくちょく嘘で
 ....
夜空の色彩

輝く星々が

空に溶けていく


それが、“消えた”ということを

僕達は教えられずに生きていく

星達は、お空と一緒になったんだよ

僕のママはそう言っていた ....
暑かったり
寒かったり

元気だったり
凹んでみたり

朝が来たり
夜が来たり

笑ってみたり
怒ってみたり

繰り返し
練り直し

今日は今日で
明日は明日で
   龍のみち
  風のかたち




  青より高く 
  のぼってく




  うろこ きらり
  こころ ひらり




  わたしも翔んで
   空をつか ....
せっかく森を着せてあげたのだから
木漏れ日のように微笑みなさい
せっかく草原を着せてあげたのだから
そよ風のような声で話しなさい

あなたはアミメキリンであり
トムソンガゼルであり
 ....
綺麗ごとが染みに見えてしまうのならば
綺麗なもので世界中を埋め尽くせばいい
それが当たり前になるように

両手を広げられることを
抱きしめるべきものがあることを
美しいものを認めるこ ....
  死ぬのが怖いなんて錯覚だ
  誰かに死なれることの方が
  よっぽど怖いじゃない

ブランコに腰をおろした
背もたれのない背によりかかり
ブランコはあたしごとひっくり返る
 ....
僕は右に少し傾いている
君は左に少し傾いている

まったく逆に傾いているのに
傾き具合はほとんど同じだから
二人が向い合せになると
正確に見つめ合ってしまうけれど

僕は君の傾き方 ....
柊 恵さんのおすすめリスト(372)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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Dance- 百瀬朝子自由詩2*09-5-1
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- ふるる自由詩31*09-5-1
ひとり立ち- 未完自由詩7*09-4-30
綾絹の小路- オリーヴ携帯写真+ ...1209-4-29
ありがとう。- つばさ自由詩109-4-29
たぶんきっと- 未完自由詩3*09-4-29
焚書- 岡部淳太 ...自由詩1009-4-28
眩しいため息- あ。自由詩9*09-4-28
もう少しだけ- 未完自由詩8*09-4-28
「嬰子の褥」返詩_胎児のわたしから母へ- 夏嶋 真 ...自由詩30+*09-4-28
美辞麗句- ルナ自由詩709-4-28
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不発気味の空- 伽茶自由詩309-4-27
憑きの物- つゆ自由詩3*09-4-27
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ママ- 至希自由詩109-4-26
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りゅう- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...10*09-4-25
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望遠鏡の向こう側- あ。自由詩9*09-4-24
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