赤い電車も地下を走る
インバーターの
メロディーを奏でて

浅草/日本橋/銀座/新橋と
旧き佳き時代の繁華街を結び
雑多な電車が駆け抜ける

三浦半島から成田空港へ千葉NTへ
インタ ....
緑さえて

花もえて

光こたえる




音きえて

時たえて

心ふるえる






君にあえて

君にあえて
ふわり

ゆらり


傷ついた羽で



ふうわり

ゆうらり



悲しみに暮れる
手のひらで



ひととき、休んで





そして、
 ....
女が父親と住んでる家に泊まった
父親はアボジで通称アボ
アボは晩から登山に出掛けている
ひとんちでこんだけ寛いでしまうのは才能だろう
大学のとき開花した才能だ
自宅生なのに家には一ヶ月に数度 ....
朝なんて来なけりゃいいのに・・・布団だけ僕の見方のような気がした


人混みを抜けて行くのがイヤだから。朝は学校行きたくないし。


めずらしく朝から来たら「おはよ」って君が声をかけてくれ ....
 
 
しつれんすると
ひとはねこになるのだ

みちばたに
はながさいてるのだ

どんなりゆうで
はなはさいてるのか

きみにこいをしたからさ

ほそいめをして
ないてる
 ....
茜射す街に
さすらい旋ぐる風の喘ぎ
淫らな葉ずれに
あらがい委ねる罪の囁き

素足のままで
何処まで歩いてゆけるだろう
絡みつく絶望と
うずくまる希望を抱いて

素顔のままで
何 ....
パン作りに悪戦苦闘する教室の扉をそぉっと開くと
可愛らしい眼でこちらの様子を窺いだす

仲間外れされているとかの感情より好奇心が勝っているようで
親指を口に含みながらきょろきょろしてる
手足 ....
白く清潔な四角に
閉じ込められる夜は

寝返りばかりうっている

シーツのまだ冷たい方へ
    まだ冷たい方へ

そうして考える
あの人の隣りにいた頃は
右向きに寝ていたんだっけ ....
掴み損ねた言葉の
微かな尻尾を追いかけて
自分の中の暗闇を
遠い目をして彷徨い歩く

赤いサンダルを履いた
今にも消え入りそうな
小さな誰かに手を振って

片道切符を握り締め
 ....
ノートの一番後ろのページに
言い表せない想いを小さく綴っては
どんな風に貴方に伝えようかと
やるせなく頬杖をついた


本当はこんな言葉なんて
グチャグチャに丸めてしまえば良かったんだ
 ....
                 090517


お茶碗を落っことす
がちゃんという音
鋭い破片が飛び散って
皮膚を破り
鮮血を散らす
のはずだったのに
を期待で ....
ちぎれた下着放り捨て
はだしで水と草を踏み
風は吹き、腕と腕ふれながら
セルジュ、きみと歩いていこう
…ぼくは還って来たのだから…
草そよぐ木陰の続くかぎり

きみとなら、森のざわめきも ....
人の耳にはピチピチなんて
明るい音ではねる鰯の水揚げ


にぎわう港から鰯そのものへ視線をうつせば
全身でわななく声が 流線形のまま突き刺さる


何万もの銀の鱗が震えている

 ....
彼女は言った。





この娘の唄って。



一聴するにうまく聴こえるかもしれないけど。

低音が雑ね。

最も悲しいことに

心が入ってないわ。




 ....
日を翳す気跡が崩れ去るように
季折を待ち焦がれる蕾の放熱を嗜めるように

はらりはらり、はらり

なづき忘らるる言霊の孤独を慰むように
三世を紡ぐ赤き糸にて夢の余韻を手繰るように

は ....
天地がひっくり変えるような出来事があった日も

バケツをひっくり返したように、とことん泣いた日も

小さな箱に閉じ込めてあった痛みが、

心を深紅に染めた日も

手首から血が流れた日も ....
本に読まれるな
本を読もう

服に着られるな
服を着よう

時間に追われるな
手玉に取ろう

難しい。できれば笑顔。目下の目標。
マシュマロ島がくるくるまわりながら
洗濯機の中身のようにまわりながら
汚れ落ちのように
溶けてゆくのです
ココアがだんだん白くなる

さっきベランダに来てちょっと鳴いて
行ってしまった鳥 ....
いかにも甘えた声で男を叱って
夜通し喘いでいた隣の部屋、
今は男が怒っている
机を叩いたり、ガラスか何かをがしゃんと言わせたりしながら
強い語気で呟くように何かを言っている、もう三時間もずっと ....
風をひとにぎり
テーブルに集めて

太陽のひとかけらを
ポットにそそぐような


やわらかな
白い花を添えて


そうして
優しく
わらうのです


しあわせは
こんな場所にあると


私は思 ....
五月の夜が更ける
上限を過ぎた月が
丘々を 森を照らし
小さなこの庭を照らしている
ほの甘い空気の中には
すでに夏の気配が かすかになやましく
ひそやかに 息づいている

室内では 夜 ....
種類別名称 :お酒
商  品  名:水波一夏
原  材  料:米
内  容  量:500ml

格    言:酒は「粋」ではない。
注    意:お酒です。酔うらしいです。危険です。

 ....
たとえばあなたの
ことばひとつひとつが
あたしの細胞の
いちいちに染み込んで

思想からからだまで
みるみる変えていくことや

うまれて初めて
悲しみからでない溜息を
つくりだして ....
雨が降り続く夜を
遮ってしまおうと
戸袋から雨戸を引き出しかけて
ふと 手を止める

視界の端で
何かが咲いていた

雨戸とガラス戸の隙間
わずか2cmの
薄っぺらな空間の足元 ....
/
/かなしい/おしらせ/です/
/あなた/を/この/あたま/から/しょうきょ/し/ます/
/さようなら/おげんき/で/

青いにおいが鼻につく
遠くに見える海が白い光を生みだしている
 ....
「ぁあ。今日は急いで準備しなくてもいいんだ・・・」どこへも行かない朝に。





1日中ベッドで寝てた。明日には朝になったら変わる気がして。





変わらない現実だけを携 ....
心地よい浮力を感じながら
どこまでも流され続けようと覚悟する
その心意気だけで日々を過ごし
世界を変えようとしている

隠れたセオリーを白日の元へ引きずり出す
幸せに繋がる/がらない/のか ....
胸が つんと 詰まる
まるで涙をこらえているみたいに つんと
こぼれそうなこの思いは なんだろう

真っ白いシーツ 物干し竿でなびいている
舞い上がる 太陽を包みこむように
ひる ....
そらまめ そらまめ


ぎゅっと つまってる 大地のちから

ぎゅぎゅっと つまってる パパの汗

ぎゅうぎゅう つまってる ママの愛

ぎゅうっと  ....
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